春の里山 天ヶ津峰    2016.04.29
ホームページ

- 天ヶ津峰、双子谷山、蜂ヶ丸周回 -

今日からゴールデンウィーク。

花の山は大勢の登山者で溢れていることだろう。

ノンビリと鳴門の山を歩いてこよう。



朝、ユックリとしてから大谷に向かう。

先着車は5台程。

オニタラビコが沢山咲いている。

小さな花なのにオニとは?

名前と花の印象が異なって感じる。



御嶽神社から出発

10時3分

登り初めは岩がゴツゴツしていて険しい山を登っているような気持ちを味わうことが出来る。



タツナミソウが花の盛りだ。



この山は阿讃山脈の東端にあり和泉砂岩帯にある。

登山道に露出している岩や、階段に使われているのは和泉砂岩だろうか。



御嶽神社奥の院に着く。



御嶽山座王大権現が祀られている。



モチツツジが満開。

モチツツジは春早い時から咲き始めるが、今日は至る所で満開となっている。



山道を忙しそうに歩き回っている黒い昆虫は何だろうか?

オオバヤシャブシに緑の実が出来ている。



直登路に行かずにお猿の墓に向かう。



コツクバネウツギが咲き誇っている。

中津峰山のは黄色が濃いがこの山の花は殆ど真っ白。



緩やかなトラバースを行くとタツナミソウが咲き乱れている。



あれっ!こんな所にギンランが。

右の花はクルマムグラに似ているヒョロヒヨロしている。



沢を鉄橋で渡るとスミレに実が出来ている。

スミレは咲いた花は実を結ばず、咲かない閉鎖花が実を結ぶらしい。

もうすぐ種が弾けるようになるかな?



まだ花が咲いているシハイスミレ。

トラバース実とは殆ど水平道で標高が上がらない。



のっぺらぼうの葉のカンアオイ?に紫の花が咲いている。



此所にもタツナミソウが多い。



先ほどまで雲って風が強かったが晴れてきて暖かくなった。

ニガナが咲き誇っている。



見晴らしの良い広場に着き一休憩。

出発しようとすると、以前中津峰山でよくお会いした男性がやってきた。

お久しぶりです。

最近はこの天ヶ津峰ばかり登られているそうだ。



シダの若葉が大きく育ってきている。

この白い花は何だっけ?



イチヤクソウの蕾が出始めているがまだ小さい。

猿の墓の標識から右へと登って行く。



文保二年(1318年)建立と刻んである猿の墓にお詣り。

コバノガマズミが丁度花の盛り。



セトウチウンゼンツツジが少し咲き残っている。



鉄塔横から車道に出る。



頂上に向かうと山羊がノンビリとくつろいでいる。

ふと見ると数が増えている。

去年までは三頭だったのに二頭増えて五頭になっている。



アマノウズメを祀ってある天ヶ津峰神社にお詣り。

隣には、二等三角点「雨ヶ壺」434.3mがある。



頂上には4人程が景色を楽しんでおられて、直ぐに先ほどの男性も到着した。

旧吉野川の流れを見ながら昼食。



山羊たちも忙しく食事中。

雑草はドンドン生えるが、誰かが植えていると思われる花の苗なども食べるのはやむをえないかなあ。

今日のお弁当はセブンイレブンのマヨネーズ唐揚げ弁当。



山羊たちが急に緊張して一カ所にまったと思ったら犬連れのご家族がやってきた。

子供さん兄妹が連れてきたのは真っ黒の集甲斐犬。

人間が好きだそうで、なでてやると喜んで甘えてくる。

イノシシ猟師の飼っている犬の子供をもらったらしい。

今年は子供達と三嶺にチャレンジするらしい。

頑張って。



またしばらく景色を楽しむ。



皆さんに挨拶して下山開始。



吉野川の向こうに眉山と国府や佐那河内の山々も見える。



ウリハダカエデに花が咲いている。

マルバウツギはまだ蕾。



ジシバリが咲き始めている。

近寄って撮影していたら足下にアオダイショウがいる。

でっかいなあ。

カナ首をもたげて何を見ているのかなあ。



林道脇にはニガナやオニタラビコが咲き誇っている。



また忘れた。

ナツグミでもないし。アキグミでも?



アカメガシワの芽がまだ赤い。

猟師の墓に向かう。



猟師の墓に着く。

先ほどお会いした男性が、蜂ヶ峰までの道が整備されてハイウェイの様になっていると言っていた。



ちょっと行ってみよう。

12時57分。



言われていたとおり道は綺麗に整備されている。

オンツツジがまだ綺麗に咲いていた。



結構長く歩いたと感じた頃双子谷山に着く。

この先にピークがあるのだが変な所に標識がある。



たぶん眺望があるのは此所だけなので此所に頂上標識を付けているのだろう。



また下ってドンドン登っていくと、また下りとなる。

赤テープは続くがどうもおかしい。

おしゃべりGPSで確認すると蜂ヶ丸を過ぎている。



途中で左へと曲がらなければいけなかったらしい。

13時40分 蜂ヶ丸到着。

猟師の墓から40分程かかった。



帰りにまた双子谷山から小鳴門橋方向を眺める。



林道まで帰ってくる。



先ほど歩いた山並みが見える。

コバノガマズミが目一杯咲いている。



開けた所にはソーラー発電のパネルが一杯設置されている。

工事の時に出たのか青石が置いてある。

この辺には緑色片岩は出ないはずなので撫養石なのかな。



マルバウツギが咲き始めている。



ナルトサワギクが咲き誇っている。

大きなソーラー基地が完成している。



車道に出て一休憩。



オンツツジやカマツカが咲き誇っている。



モチツツジとコバノガマズミも目一杯咲いている。



閉鎖された石切場には、和泉砂岩の砂岩泥岩互層が露出している。



どの様にしてこのような地層が生まれたのか?

タップリと車道歩きをして駐車場に到着。

15時46分着。

特徴の無い平凡な山だけど、鳴門の海の眺望を楽しみながらノンビリとした山歩きを楽しむことが出来た。





総歩行距離 11.8㎞

累計標高差 ±816m

行動時間 5時間44分。







ホームページにも是非お立ち寄りください