冬の里山 天円山(あまがつぶやま)別名 天ヶ津峰(あまがつみね)2017.02.28
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- 春の雰囲気一杯の天ヶ津峰 -

しかし吹く風はまだ冷たい


今日で冬も終わり。

明日からは春となる。

一足先に春の雰囲気を楽しみに、天ヶ津峰(あまがっさん)を訪ねることにする。



御嶽神社の駐車場に着くと、既に車が四台程停車している。

平日だと言うのに人気のある山だ。

御嶽神社から登り始める。

9時40分

和泉砂岩だろうか。

ゴツゴツ岩の道を登る。



六丁の丁石がある。

木曽の御嶽山を思わせるゴツゴツした道だ。



奥の院に到着。

9時53分

新しい御幣が供えられている。

最近神事があったのだろうか。



御嶽山蔵王権現が祀られている。

その他金比羅大権現等の沢山の神様も祀られている。



奥の院の右手からなだらかな道を進む。

直登路の分岐からお猿の墓へとトラバースを進む。



シハイスミレが咲いているが今年はまだ少ない。

緩やかな道だが、早くも汗が噴き出てまた頭に鉢巻きを巻く。



鉄の橋を過ぎてグングン登って行くと左に見晴らしの良い広場がある。



とても開放感のある広場で冷たいスポーツドリンクを飲んで一休み。



トラバース道をドンドン進み、お猿の墓への分岐で家内が三角点に行きたいと言う。

前回来た時に三角点方向に眺望が良い所があると聞いていた為だ。

一旦下って登り返すと道が少しワイルドになる。



此処が三角点かなと思って361mのピークを越すとなんと素敵な広場があった。

岩を削って広場を作ったのだろうか?

掘り出された岩が綺麗に並べられて椅子のようになっている。

11時12分着。

男性が一人休憩していた。

この場所が好きで天ヶ津峰に登った時は必ず寄るとの事。

お聞きすると、三角点「丸笹」324mは更に三つ程先のピークにあるそうだ。

可成り急坂だそうなので、三角点は諦めてこの広場で少し早い昼食にする。



眼下に吉野川の流れ。

そしてその向こうに眉山。

中津峰山や大川原高原も綺麗に見えている。



食後引き返してお猿の墓に向かうと、お猿の墓に生け垣が出来ていた。



大麻山に住む狒猿を猟師が撃ち殺した供養の墓だとか。

大麻山に祀られている猿田彦との関係が気になる。

またこの墓のある小ピークは古墳だという話もある。

ツツジの可愛い冬芽。



尾根道は意外と寒い。

汗が一気に冷えてくる。

気温は丁度〇度。

頂上に向かうと五匹の山羊が出迎えてくれた。



毛並みも綺麗だし丸々としている。

可愛いなあ。



ミカンを上げると美味しそうに一瞬で食べてしまった。

持つと欲しいのか頂上までゾロゾロと付いてきた。



頂上着

12時17分

吉野川河口や空港方向もよく見える。

山頂には先着者が四名。

何時もお会いする鳴門の男性も食事中だった。

ご挨拶していると続々と登山者が登ってきた。

皆さん地元の方で顔見知りのようだ。



鳴門の海が綺麗に見える。

スポーツドリンクを飲んで一息入れてからお先に下山する。



林道を大麻牧場の方に下り漁師の墓に向かう。



途中のビューポイントから、鳴門の海と大鳴門橋そしてその向こうの淡路島の眺望を楽しむ。



猟師の墓にお詣り。

此処も綺麗に掃除されている。



林道まで戻ってコーヒータイム。

足下にドングリが沢山発芽していた。



後は車道に出て駐車場に帰る。

途中で数名の方が散歩なのか登ってこられた。

何時見ても採石場跡の和泉砂岩の互層は美しい。



駐車場に帰ると2時40分。

もう殆どの方は帰られていた。

明日からはもう三月。

花の季節だ。

行事や旅行も多く計画されているし楽しみだ。





総歩行距離 10.6㎞

累計標高差 ±840m

行動時間 4時間54分



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