冬の里山 天円(あまがつぶ)山、別名天ヶ津峰(あまがつみね)      2018.02.22
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春待ち遠しい 天ヶ津峰 -

今日の天気予報はスッキリとしない。

気温も高くなって雪山歩きは楽しくないようだ。

春の雰囲気を求めて、あまがっさんを歩いてみよう。



御嶽神社の駐車場に着くと、もう既に6台ほど停車している。

平日だと言うのに人気のある山だなあ。

9時16分出発。

まずは、御嶽神社にお参り。



御嶽信仰の強く感じられる登山口からの登り。



最初は砂岩の岩道が続く。

ドングリの発芽が可愛い。



これから次々に色々なドングリ達が発芽していくことだろう。

御嶽神社奥の院着。



御嶽山の噴火事故にあった人達を思ってお詣り。

噴火が一年早かったら、私達は火口の中に倒れていただろう。



ヤマハンノキかな?

新しい蕾が沢山出来ていた。



鉄塔の向こうに頂上が見ている。

直登路は登らずに猿の墓を目指す。



電力鉄塔路特有の鉄の橋を渡っていく。

ナダラカなトラバース道は郷山歩きには最適。



鉄塔広場で一休み。

徳島空港や吉野川そして眉山の眺めを楽しむ。

橘の火力発電所の煙までよく見える。



猿の墓分岐を曲がらずに直進する。



下りながらピークを超えていくと、大麻山がよく見える場所がある。



小さなピークの所に広場があり、石の椅子が並べられている。

陽だまり広場と呼ばれているらしい。

春人参のビニールハウスが輝く景色を眺めながら昼食。



食後引き返して猿の墓へ。

新しい銅板に、可愛らしい猿の顔と700年の文字が彫られている。

この猿の墓は700年前のものだとの事だろうか。



墓には文保2年と彫られている。

文保2(1318)年といえば鎌倉幕府末期。

後醍醐天皇と北条高時の時代だ。

此の後、足利尊氏の時代となり鎌倉幕府は滅びる。



猿の墓から頂上に向かう。

頂上には馴染みの人達が休憩中。



天気は良いのだが、もう春霞のようになっている。



アマノウズメを祀っている天ヶ津神社にお詣りしてベンチで休憩。

何時もお会いする男性が今日も登って来られていた。

先に休憩されていた御夫婦等の皆さんから、ホームページ見ていますよとお声がけいただく。

ありがとうございます。

次々と登ってこられる人達も、みんな顔見知りの人達のようだ。

隣の男性から高尾山近辺の大きな地図を戴いた。

色々なルートが記載されている。

ありがとうございました。

大山から西の尾根には、イチリンソウの群生地が有ると教えていただいた。

大山から西に鵜峠までは歩いたことがないなあ。

春になれば一度歩いてみたい。



コーヒー休憩してから下山開始。

鉄塔直塘路への分岐のあたりは工事中。

ほぼ出来上がっていた。

何時もの五頭のヤギさん御一家がタムロしていた。

どうもお腹が空いているらしい。

餌をネダってずっと付いてくる。

野菜が高沸しているので持ってきてくれる人が減ったのかな。

野菜などの手持ちはないのでアンパンを投げてやるがマズかったかな。



下っていくと先程山頂でお別れした御夫婦が戻ってきた。

猟師の墓に行こうとしたが、分岐が解らなかったらしい。

ご一緒して猟師の墓に向かう。

一年前に山歩きを初められたそうだ。



猟師の墓に御参りして引き返す。

御夫婦には先に行って頂いたが、あっという間に見えなくなった。

皆さん歩くのが早いなあ。

私たちは途中でコーヒーブレイクをしながらちんたら帰る。

もう稼働していない採石場は廃墟として凄みがある。



砂岩と泥岩の互層はいつ見てもきれいだ

どの様に積もって、どの様な力が加わって、捻れて盛り上がったのだろうか。

駐車場に帰ると朝の車はみんな居なくなって、また新しい車が数台停まっていた。

次々と登山者が居るみたいだなあ。

雨水も過ぎて啓蟄も近いというのに、スッキリとしない天気が続く。

しかし、河津桜や蜂須賀桜が咲く季節がもう目の前に来ている。

楽しみにしながら待つしか無いと思う。

 


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