夏の里山 天ヶ津峰  2019年06月08日  
里山倶楽部四国編 

- アリドオシ咲く天ヶ津峰 -

今日も天候が不安定だ。

雨が降る前にチョコっと里山歩き。

天ヶ津峰でも歩いてみようかな。



もう既に駐車場には、多くの車が停まっている。

ヤブニッケイに蕾がいっぱい。

久しぶりに御嶽神社から登り始める。



今年は、ムラサキカタバミの花を多く見る。



御嶽神社にお参りしてから登り始める。



クチナシの花が良い香り。

青空が綺麗だが、風が強く雲が早く流れる。



御嶽神社奥の院にもお参り。



この山丸三神紋の上の入山は、御嶽山の印であり、丸は宇宙を表す。

三本線は、大日如来、不動明王、魔利支天を意味する。

祠の側には、座王大権現と月読尊が祀られている。

木曽御嶽山信仰では、蔵王大権現ではなくて、座王大権現を祀る。

月読尊が祀られているのは珍しい。



山肌には、小振りなヤマツツジが所々に咲いている。



東尾根分岐を越えて一旦下がっていく。

ヤブムラサキかな。



ネジキが咲き残っている。

このルートのトラバースは、傾斜が緩やかなので距離が長く時間がかかる。



西尾根が交わる広場に出る。

青空が有るのに、水平線近くは曇っている。



遠くに阿南の島々が見える。



遠くに霞んでいるのは、紀州の山並みかな。



吉野川の向こうに、徳島市街も見えている。

遠くの山は阿南の石灰岩採掘の山。



明るく開けた所には、ヤマツツジが満開。



トンボソウ?とイチヤクソウの蕾



見晴台まで進むと、アリドオシの小さな白い花が沢山咲いている。

この花も、中々咲いている所を見つけるのは難しい。

アリをトゲで刺すからアリドオシだとか。

2つの花が並んで咲く。

秋にはヤブコウジに似た赤い実がなる。

アリドオシが一両、ヤブコウジが十両と呼ばれる。



少し、アップダウンをして進むと岩のベンチが並ぶ展望台に着く。

時間は早いが、吉野川の流れを見ながら昼食。



オカトラノオが咲いていた。



ネズミモチが此処でも沢山咲いてる。



引き返して御猿の墓へ。



モンキアゲハが休んでいる。

この蝶が飛ぶと白い紋がヒラヒラと良く目立つ。

里山でよく見かける大きなアゲハチョウだ。



山頂に向かうと西尾根との分岐の標識が新しくなっていた。

イボタノキの花はもう終盤。



天ヶ津峰山頂につくと、大勢の登山者が談笑していた。

毎日登られている男性と、掃除や整備を続け蹴られている男性も居たので挨拶する。

無い日登るのは凄いなあ。



雲行きは怪しいが、景色は意外とくっきりと見える。



旧吉野川の流れが綺麗だ。



ヤギたちが休む暇もなく草を食べているが、草の成長が早いのか禿山にはなっていない。



毎日登られている方たちに、ご挨拶してから下山する。

ウツギの花がちょうど見頃。



シロダモに実が出来ている。

秋になれば、真っ赤な実を沢山付けることだろう。



ヤマハゼに花が咲いて、少し赤くなり始めている。



これはヤブニッケイかな?



アケビの実がたくさんできていた。



ノグルミの独特の花が満開。



満開のウツギの花と、紅葉し始めたヤマハゼ。



キキョウソウとオカトラノオ。



猟師の墓に向かうと、鳴門の海が一望できる。

大鳴門橋の明かりが点滅している。



猟師の墓にお参り。



ハルジオンやオカトラノオ外沢山咲いている。



ミゾソバが咲き始めている。

可愛くて大好きな花だ。



コセンダングサも咲き始めていた。

林道の入り口の大きな石には、杖と一緒にサツマイモもがたくさん置かれていた。

これは、野生動物用の餌?

それとも、お持ち帰り自由ということ?



テイカカズラが凄い群生。

ダリアの花がたくさん植えられている。



イヌビワも熟れてきた。

歩いているうちに小雨が降り出した。

嫌になるほど歩いて駐車場着。

帰り支度をして出発すると、頂上に居た皆さんが帰ってきた。

皆さんゆっくりされていたようだ。





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