冬の里山 天ヶ津峰  2019年12月12日  
里山倶楽部四国編 

- 初冬の里山歩きを楽しむ 天ヶ津峰 -

昨日は術後2ヶ月の検診だった。

先生は開口一番「太ったね」

「安静にしていてあまり運動をしなかったものですから」

「安静なんかする必要ないですよ!太るのが心臓に一番悪いのでドンドン運動するように。」

「ダイエット頑張ってください」

術後10日過ぎに不整脈が頻発した時、「安静にして3ヶ月はゴルフも禁止」と言っていたのに??

兎にも角にもこれで安心して山歩きが出来る。

久しぶりに天ヶ津峰を歩いてみよう。

クヌギの黄葉が綺麗かもしれない。



御嶽神社から出発。

鳥居横に立派な銀杏の木が有る。



すでに大半の葉を落としているが、こんな立派な銀杏の木があることを知らなかった。



独特の表情をした神像は、明治初めから終わりにかけてのものが多い。

その頃は藍や塩の生産で此の地方が潤い、御岳信仰も盛んだったのだろうか。

御岳山にも徳島の信者が寄贈した神像が多く有った。



コナラの紅葉が朝日に輝いている。

そよそよと風が吹いたら葉がそよぐと言われるソヨゴに赤い実が出来ていた。

波打った葉が特徴。



山肌がクヌギやナラの紅葉に染まっている。



奥の院に到着。

白いサザンカはもう殆ど散っている。



蔵王権現にお参り。

色々な神様や仏さんに、元気になるようにお願いしたので、お礼をシッカリと言わなくては。



コナラから溢れる黄金色の光を浴びながら緩やかな稜線歩き。



トラバースと直登路分岐には、今頃リュウノウギクが沢山咲いていた。



コナラなどの落ち葉がフカフカのトラバースを進む。

暖かくて汗が吹き出してくる。



西尾根への分岐の広場に着く。



吉野川が流れ込む海が輝いている。



サルトリイバラの葉が茶色にテカテカ輝いている。

鉄塔広場で一休みしようと思ったら風が強くて寒い。

汗ばんだ体が冷えてくる。

急いでウインドブレーカーを着て熱いコーヒーを飲む。



新しいベンチが出来ていた。



風が強くて寒いので西の広場へは向かわずに御猿のお墓にお参り。



頂上へ向かうと、西尾根との分岐のピークに「前山」のプレートが。



天ヶ津峰山頂着。

今日は時間が早いためか何時もの人達はまだ登ってきていない。



登ってきたばかりだが脈拍は85と安定している。



天ヶ津神社にもお参り。



吉野川の流れや紀伊水道の眺めを楽しみながら昼食。

風はビュービューと音を立てているが、何故かこの頂上は風もなくポカポカと暖かい。

何時もなら近寄ってくるヤギさん達の姿も見えない。



内の海の向こうに大鳴門橋もくっきりと見える。



誰も登ってこないしヤギさん達も来ないので下山開始。

すると崖の雑木の間からヤギさんが降りてきた。

風が強いので樹木の間で過ごしているのかな。

一頭だけズット付いてくるので、アンパンをやると美味しそうに食べた。

野生動物?に餌をやってはいけないと叱られるので家内には内緒。

ヤギがアンパンを食べているうちに下りていくと、家内が男性と話をしている。

無線のハンディを持った男性は、随分と昔から私のポームページを見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

無線のコールが入ったので失礼してお別れする。



モチツツジは紅葉して花が咲いている。



タツナミソウがあちこちに咲いている。

まるで春みたい。



ウリハダカエデが真っ赤。



少し霞んではいるが素晴らしい眺望。



猟師の墓に向かう。

眼科眼下にクヌギ・ナラの紅葉が広がる。



猟師の墓に落ち葉などが被さっているので、少し掃除をしてからお参りする。



帰りの林道にはまだクサギの実が真っ赤。



外来指定種のナルトサワギクがまた繁殖している。

この時期に咲く黄色い花は、美しくて貴重なんだけれど。

日が差すとクヌギ・ナラの紅葉が輝く。



モチツツジが綺麗だ。

農家のマユミの実もビッシリ。

後は長い車道をのんびり歩いて駐車場へ。

何時もの農家の前や梨畑の前で、犬たちに吠えられるのもまた嬉しく感じる。

全快? 祝にお寿司を買って帰宅。

熱い風呂にノンビリと入ってから、お寿司をあてに大吟醸をいただく。

また、何時ものリズムが帰ってきてよかったと思う。





総歩行距離 9.6km

累計標高差 ±633m

行動時間 4時間33分



里山倶楽部四国

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