秋の里山 天ケ津峰 2020年11月27日  
里山倶楽部四国編 

- ポカポカ陽気の天ケ津峰 ―

もう紅葉を楽しむ時期は過ぎたようだ。

例年なら高城山などに霧氷が着く時期なのだが、今年は温かい。

仕方がないのでゆっくりと里山歩きを楽しむことにする。



御嶽神社から出発。



境内の小さな銀杏は綺麗に黄葉しているが、大銀杏はまだ色付いていない。



奥の院までは岩場の道。



奥の院にお参りして先に進む。



採石場のあたりで大きな音がしている。

また採石が始まったのかな。



青空が広がって本当に良い天気だ。

コナラなどはまだ色付き始めたばかり。



ソヨゴの実が少し。

東尾根から登ろうと言うが、家内は何時ものようにお猿の墓経由で行くと言って聞かない。

できるだけ多く歩きたいそうだ。



リュウノウギクがまだ綺麗に咲いていた。

中には咲き終わって紫色に変わっている花もある。



ウリハダカエデだけが綺麗に紅葉している。



一旦下って長いトラバース道。

シラキの黄葉が多い。



コシアブラもまだ黄葉していない。

標高が上がると少しコナラが色付き初めている。



直登路からの道と出会う広場には、一人用の椅子が幾つか設置されていた。

ソーシャルディスタンスを取れるように設置されている。



松茂や吉野川河口が霞んで見えている。



西尾根に行かずに、岩のテラスに向かう。



大きなキイロスズメバチが死んでいた。

キイロスズメバチは、女王蜂だけが越冬し、働き蜂などは11月末までに死んでしまう。

儚い命だ。



岩の広場には「命名 剣ヶ峰」の標識が掛けられている。

少し早いが、砂岩のベンチで昼食。



目の前の眺望を楽しみながら食後の珈琲を楽しむ。



ヤブランの黒い実が有る。

テイカカズラの実が飛んできた。

キラキラ輝いている。

今年初めての出会い。



カンアオイに可愛い花芽が出来ていた。

葵の模様がないのもカンアオイ?



猿の墓にお参り。



引き返して急坂を登るとイチヤクソウの花の跡。

ピークまで登り着く。



ピークには前山の標識とベンチが設置されている。



山頂に向かうとヤブコウジの赤い実が彩りを添えてくれる。



コナラも少し色付いている。



天ケ津峰頂上着。

天ケ津山を整備したり掃除をされている男性が一人食事中。



ベンチやテーブルが新しく設置されていた。

テーブルは欅の一枚板だろうか?

デッカクて重そうだが、どうやって運んだんだろう?



暫く景色を楽しんでから下山開始。



鳴門の海がくっきりと見えている。



大きな角のヤギを先頭に5匹のヤギが連なってやってきた。

何時も仲が良いなあ。



落ち葉を一生懸命食べている。

みんなコロコロと太っている。

落ち葉の中に実が落ちているのだろうか。



中津峰の山頂には天津神社が有るが、ここのは天ケ津神社

関係があるのかな。



ツルウメモドキが見事に弾けていた。



シロダモの赤い実とタムラソウ



セイタカアワダチソウが咲き残っていた。



ナルトサワギクが咲き誇っている。

種が出来ているが、これが飛んでまた増えるのだろう。



キタキチョウが飛び回っている。

キタキチョウは年に5回も羽化し越冬もする。

晩秋や初秋にもよく見ることが出来る。



グラデーションが美しいのはウリハダカエデ



ヤツデの花とガマズミの実



猟師の墓に向かう。



この道からは鳴門の海が正面に見える。



猟師の墓にお参り



すぐに引き返すが、羊歯が増えてきて歩きにくい。



内の海には漁船が沢山出ている。



綺麗に色付いているコナラも有る。



テカテカと紅葉している木は何だろうか。

残っている実を見ると、ゴンズイのようだ。

ゴンズイの葉は、テカテカ緑から赤色まで変色していくそうだ。



スズメウリが熟れて白くなりかけている。



イヌザンショウの花のあとに似ているが?



車道を帰ると、大きな葉のタチツボスミレが沢山咲いていた。

逆光に輝くボタンヅルの実



道端には立派な皇帝ダリアがたくさん植えられている。

工事中の庭が立派になっていた。

何が出来るのだろうか。



大きな音がしていた採石場は、ダンプで土砂を運び込んでいた。

斜面を平らに埋めているようだ。

太陽ソーラーでも建設するのかな。



タップリ歩きを楽しんで駐車場着。





総歩行距離 10.9km

累計標高差 ±898m

総行動時間 4時間47分


里山倶楽部四国

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