夏の里山 天ヶ津峰  2021年06月07日  
里山倶楽部四国編 

- 天ヶ津峰 北西尾根 東林院登山口へ ―

今日も天気が良いので、気になっていたイチヤクソウとアリドオシを見に天ヶ津峰に。



新しくホタル観察路が出来ていた。

今年も沢山のホタルが飛んだのかな。



御嶽神社から登山開始。



クチナシの花が咲いている。



奥の院到着。



植えられた桜が大分大きくなっていた。



もうスッカリ夏の空だ。

丈も花の大きさも小さなヤマツツジが綺麗に咲いている。



サルトリイバラの実はまだ青い。

ノイバラも綺麗だな。



テイカカズラも一杯咲いて登山道に一面に散っている。



真っ赤なキノコ。

いかにも毒キノコみたい。



モチツツジとヤマツツジ



ネジキの花も純白で清々しい感じがする。



キシタエダシャクがひらひら飛んでいる。

トンボソウはまだ蕾。



西尾根との合流点の広場に着く。

北西尾根の稜線が見える。



徳島市内は霞んでいる。

ヤマツツジが満開。



おさるの墓方向に向かう。



期待していたイチヤクソウはまだ蕾。



少し行くと咲いていました。

イチヤクソウ。



暗い所なので綺麗に写せないけど、咲いていて良かった。



この白いのはなんだろうか?

以前、大川原高原で見たような気がするが思い出せない。

一杯咲いている?

キヨスミウツボだと蛭田さんや悦子さんに教えていただきました。

ありがとうございます。

実は、大川原高原で二回ほど見かけていて、ホームページにもアップしていました。

すっかり忘れていました。

紫陽花などに寄生するようですが、天ヶ津峰に生えているとは驚きです。

調べると高尾山から藍染山の間にも咲いているようです。



白い小さなアリドオシが今年も咲いていた。



石のテラスで一休み。



眉山は辛うじて見えているが、その先は霞んでいる。

ちょっと早いが昼食にする。



丸いドームは北島町のサンフラワーランド。

大きな建設中?の建物は何だろうか。



目の前の木に地図が張ってある。

最近綺麗に整備されていると言う北西尾根で、以前は東林院に降りていた。

しかもえっちゃんが随分と苦労したというレポートもあったし 降りてから車道歩きが長いので敬遠していた。

しかし、最近途中から大谷川に降りるコースが出来たらしい。

天ヶ津峰の頂上にはまだ行っていないが、目的の花は見たし此処から降りてみることにする。



一旦右へと下って正面のピークに登り返してから降りていくようだ。

急な下りがあったら嫌だなと思う。



所が、道はよく踏まれていてよく整備されている。



所々に注意書きも書いてある。



少し下って少し登り返すとなだらかな道。

テーブルマウンテンと言うらしい。



尾っぽのような花が咲いているのはノグルミかな。



ヤブムラサキの花が満開。



ニガイチゴが熟れ始めている。



デッカイカンアオイ。



小さなピークを越して登り返すと三角点のある三角山。



柔らかな落ち葉がよく踏まれた道は気持ちが良い。

広場もあった。



見晴らしの良い所には椅子とテーブルが有りお茶休憩。



ネジキがまだ咲いて居る。

こんな気持の良い道がまだ残っていたのかと不思議なくらい快適な道。



大きなヌタ場が二箇所あった。



大谷川登山口への案内板。



東林院 西登山口と北登山口への分岐。

大谷川登山口へは北登山口への途中から降りるようだ。



左へと大谷川登山口に歩いてフト考えた。

まだ時間も早いので、東林院へ寄って帰ろうか。

家内も東林院にはまだ行ったことがないのて、境内でゆっくり珈琲でも飲もうかということになった。

これが大きな間違いだった。



東林院西登山口への道は快適。



美味しそうなキノコ。



助が谷分岐を通過。



あっという間に高速道路のネットに着いた。

目の前に北島町のサンフラワーランドが見えている。



高速道路がかなり下に見えている。

階段道が延々と続く。

200段以上有るようだ。



アカメガシワに花が咲いて居る。

階段を降りきると西登山口に着いた。



高速道路側道を行く。

コマツナギがびっしりと咲いている。

今日は随分と暑い。

ペットボトルのお茶は殆ど飲んでしまった。



あれっ!

行き止まりだ。

先程あった高速道路下のトンネルを潜らなければいけなかったのかな。

この時東林院に行く予定だったことをスッカリ忘れていた。



ふと見ると茂った樹木の間に階段がある。

この階段を登れば側道が続いているだろうと登り始める。

あれっ!

こんな所に東林院北登山口が有る。

なんか良く分からなくなった。



階段を登りきると、何とその先へは階段はない。



何処か迂回路があるかなと登っていくが、ドンドン急な道となる。

これは上の分岐から降りてくる道のようだ。

しかし急だ。

喘ぎながら登る。

引き返そうかなと一瞬思うが、せっかく此処まで登ってきたのでどうしようか。



スマホで見ると古い登山道を登っているようだ。

尾根道まで上がればキット大谷川へと降りる道ができているはずだ。

踏ん張って登る。



登りきって左へと少し行くと右に降りる道がある。

予想より足跡が薄い。

少し進んでみると広場になっていて樹木が伐採されている。

これだなと思って下り始めるがどうもおかしい。

道がドンドン不明瞭となり白いテープだけが頼りとなる。



スマホで確認するとまた高速道路に向かっている。

どうも途中で右に曲がってしまったようだ。

この道は以前のレポートでよく見た団地の中に降りていく道のようだ。

後少しだからと下る。



いよいよ道が不明となり、幾度も道を確かめながら降りていくが古いテープが有るのが助かる。

色々な踏み跡があるので間違って降りると、里山と言っても危険だ。

とうとう道がなくなって行き詰まると下に舗装路が見える。

滑り落ちるように降りると側道に出た。



側道を下るとやはり団地の中に出た。



橋を渡って朝来た道に出る。

後は舗装路を歩いて駐車場まで帰るだけ。

しかし、大型ダンプの通る車道歩きは暑い。

陶器屋さんの前に自動販売機発見。

私も家内も発泡ドリンクを購入。

ギンギンに冷えていて美味しい。

一息に飲んでしまう。

また暫く行くと工場の前に自動販売機が有る。

また冷えたC.Cレモンを購入。

また半分くらい飲み干してしまう。

熱中症になってしまったのだろうか。

御嶽神社の御旅所の鳥居を過ぎれば駐車場はもう少し。



やっと着いたが今日は車が少ない。

帰って風呂に入ってから冷たい缶ビール。

一本ではもの足らずもう一本飲んでしまった。

ホッペタが火照っている。

6月の太陽は思いの外キツイ。

これから注意しなければ。

また十分な準備をせずに知らない道を行くのも危険なことを思い知った。

予定通り、東林院西登山口から高速道路を潜り東林院に寄ってから帰ればなんて事はなかった。





総歩行距離 8.9km

累計標高差 ±788m

総行動時間 6時間5分



里山倶楽部四国

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