- 穏やか陽気のあずり越え -
午後から天気が崩れる予報。
雨が降る前に帰ることが出来る中津峰山でも散策しようと思う。
しかし、家内はまだ中津峰山の下りに膝が持ちこたえることが出来るか心配だという。
それなら久しぶりにあずり越えを歩こうと出発。
梅や、マンサクなどが咲いているかもしれない。
 
アジサイロードから登って行くが、例年なら狂い咲きしているスミレなども見当たらない。
 
綺麗に整備された東のテラスから山道に入る。
 
最初は少し急坂だが、良く踏み込まれた登山道は歩きやすい。
 
明現神社にお詣り。
大きな青石の板碑には、大正7年に社殿を再建し、当社と宮山神を合祀したと書いてあるような?
 
安永八年(己亥)1779年と天明四年(甲辰)1784年建立の常夜灯。
左右で建造年が異なる常夜灯は珍しい。
良く見るとデザインも異なっている。
徳島第10代藩主蜂須賀重喜は明和6年(1769年)、藩政宜しからずとして幕府より隠居を命じられる。
重喜32歳。
隠居後は明和7年(1770年)5月、江戸小名木屋敷に移り、大炊頭を称す。
安永2年(1773年)、療養のため国元へ帰り大谷別邸に住む。
天明8年(1788年)、かなりの贅沢三昧の生活を幕府に咎められ、阿波の富田屋敷へ移る。
その大谷屋敷とは、この神社から東へと降りた大谷町紅葉山にあったと言われている。
常夜灯の建造年からして、重喜が大谷別邸で贅沢三昧の生活をしていた時期に建てられた物と思われる。
もしかしたら重喜が寄進に関係していたかもしれない。
 
四等三角点「法花谷」190mを過ぎて見晴らしの良いピークに着く。
 
日の峰などは霞んでいる。
まるで春霞のようだ。
 
急坂を下りるとあずり越えに着く。
 
左へと坂を下ると恩山寺への遍路道。
途中にモラエスの仏壇のある東海寺や低山日本一の弁天山がある。
 
例年ならヤブツバキが咲き誇る時期だが、今年は花が少ない。
 
気温は5度位とそう高くは無いが、風が無く日が射して汗ばむ位だ。
三等三角点「上八万」229.8mを過ぎる。
 
道端の樹木が沢山切られている。
痛んで腐ったりしている木を切ったのかな。
剣山遙拝所で見えない剣山に一礼をする。
 
植物園に曲がらずにそのまま直進する。
落ち葉が多くて滑りやすくて足下注意。
 
経塚古墳に向かうとアオモジの蕾が膨らんでいた。
 
古い鳥居を過ぎて登って行くと動物園が一望出来る。
 
車道から経塚古墳への道に上がる。
青石の手水鉢横には、今日も新しい手ぬぐいが掛かっていた。
 
経塚に向かう。
古い二つの木の鳥居は今にも倒れそうだが、何故か何年も倒れずに立っている。
 
経塚にお詣り。
ヤマモモの巨木がある。
 
クチナシの実が出来ている。
此処でクチナシの花が咲いているのを見た事が無いが、知らない間に咲いているようだ。
 
大木が何本もあるが何の木か解らない。
 
ヒメウズが咲いている。
今年はホトケノザなどを見ないがどうしたのだろうか。
ユズリハに赤い新芽が出来ている。
新芽が伸びると一斉に古い葉が落ちるとか。
 
植物園に着くと冬桜が咲いているが今年は花付きが良くない。
 
アオモジの蕾が膨らんでいる。
 
ナンキンハゼの白い実ももう少なくなっている。
 
オオイヌノフグリが咲いているが、今年は春の花が咲くのが遅い。
 
今日は日曜日の所為か大勢の登山者に出会う。
この縦走路は年配者に大人気のようだ。
毎日登っている女性にも会う。
あずり越えからの急坂は何時登ってもきつい。
 
気温は9度とまるで春のよう。
何時もの祠にお詣り。
 
広場に来ると白梅が咲き始めている。
紅梅は花の盛りが過ぎているかな。
 
ロウバイは去年木を刈り込んだので花が少ないが綺麗に咲いている。
 
シナマンサクは蕾が綻び始めている。
帰りに近代美術館で、手と足を使った絵画展を見て、鳥居博士のマチュピチュ展も見る。
今日は春の花にはまだ早かったが、暖かい尾根をノンビリと歩くことが出来た。
家内の膝が早く本調子になると良いのだが。


総歩行距離 10.8㎞
累計標高差 ±784m
行動時間 5時間40分
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