- 蜂須賀桜満開 あずり越え -
あっという間三月。
春になった。
在職中は年度末と言うことで大変忙しかった。
年金生活となり暇かなと思っていたが、ボランティアの会などでは年度末行事が一杯。
歴史セミナーの会やシルバー大学そして大学院でも年度末の行事がある。
それぞれの会が年度末から四月にバス旅行を計画している。
と言うことで三月だけでも3回もバス旅行がある。
四月も3回ある。
色々な所に行くことが出来るので楽しいが、その分山には行けなくて家内は機嫌が悪い。
オマケに昨日はゴルフコンペもあって、更に来週は予定がビッシリ。
今日山歩きをしないと暫く山に行くことが出来ない。
しかし、遠くの山に行くのには気分が乗らない。
一番手軽な文化の森縦走路を歩くことにする。

文化の森に着くと、駐車場脇にはマンサクの花が満開。
 
ベニバナマンサクも咲いて、春が来たことを告げてくれる。
 
こんな所に石仏がある。
 
文書館の前の大きなソテツに赤いソテツの実がなっていた。
白いモジャモジャとしたものは雌花らしい。
先日椿泊に行った時にも古い屋敷のソテツに真っ赤な実が沢山なっていた。
ソテツの実には強力な毒があるらしいが、料理法に因っては食用にもなるらしい。
 
文書館の裏でもマンサクが満開。
 
例年早く咲くシャクナゲも、まだ蕾がほころび掛けたばかり。
シハイスミレが少し咲き始めている。
 
疑似木の階段の隙間には、ドングリが沢山芽を出していた。
成木になることは無く幼葉の内に虫達に食べられてしまうのかな。
 
新しくなった展望所には沢山の杖が備えられていた。
 
今日は朝から暖かい。
汗をカキカキ明現神社へ。
朝早い所為か誰にも出会わない。
日曜日なのだけれど、反対にお年寄り達が山歩きはお休みなのかもしれない。
 
神社の周りには、タツナミソウやスミレが早く咲くのだけれど、今年はまだ咲いていない。
 
三角点を過ぎて、木漏れ日の道を歩くのは気持ちが良い。
 
ヤブツバキの花が少ないけれど綺麗に咲いている。
 
ピークで日の峰方向を見るが霞んでいる。
急坂を下っていると若い男性が軽やかに走り上がってきた。
あんなスリムで元気だった頃に帰りたいなあ。
 
あずり越えについて更に小さなピークを越えていく。
 
ドコモの鉄塔で景色を見ながら一休み。
行動食のチーズパンを食べて飲む、冷たいスポーツドリンクが美味しい季節となった。

三角点を過ぎて下って行くと、トレランの若い男女が軽やかに追い抜いていく。
 
経塚森に向けて坂を登っていく。
アオモジはまだ蕾だ。
もう少ししたら一斉に咲き出すことだろう。
 
アセビも暖かい日を浴びて花を開き始めている。
 
古い鳥居を越えていくと、ヒメウズの小さな花が沢山咲いている。
 
タネツケバナも一面に咲いている。
オオイヌノフグリも今が盛りと咲いている。
 
ハコベも元気に咲いて初春の花が勢揃い。
 
ミカン畑の手前を回り込むと経塚古墳。
 
経塚古墳の周りは綺麗な掃除されていた。
クチナシの実がまだ残っている。

植物園に向かうと蜂須賀桜が綺麗に咲いている。
 
まだ蕾も有り八部咲き位か。

蜂須賀桜は江戸時代には徳島城表御殿に咲いていた。
乙女桜と言われるだけ会って可憐な花だ。
カンヒザクラとヤマザクラの自然交配種らしい。
寒桜も同じカンヒザクラとヤマザクラの交配種だが、蜂須賀桜の方が可愛いような気がする。
河津桜はカンヒザクラと大島桜の交配種で、蜂須賀桜より少し早く咲く。
河津桜は一寸花色が濃いようにも思える。
 
ベンチで動物園の子供達の賑やかな声を聞きながらお弁当。
今日はローソンの新作弁当。
「氷温熟成豚のネギ塩 豚カルビ弁当(麦飯)」と長たらしい名前。
0℃以下の肉が凍結する手前の低温である氷温域で熟成させた「氷温®熟成豚」を使用したお弁当たそうた。
肉を氷温域で熟成させることで、肉の保水性が向上し、うま味や甘味を含んだグルタミン酸などの遊離アミノ酸が増加するとか。
ニンニクとネギそしてゴマ油の匂いがプンと鼻をくすぐり食欲を誘う。
右は一口食べてから撮影。
 
食後のコーヒーを楽しんでいると、年配の男性からお声がけ戴いた。
酸素ボンベを引いているので、COPDを発症されているのかもしれない。
数年前まで山歩きをされていて、大川原高原に咲く花の写真展を5回も開催されたそうだ。
元気に歩けるのが幸せですよ。
登れる内に出来るだけ沢山の山に登ると良いですよと、色々お話し戴く。
若い人達を羨ましく思う時もあるが、今のこの時を大事にして山歩きを楽しみたいと感じさせられた。
広場ではカンヒザクラが満開。
寒桜は咲き始めている。
 
クリスマスローズが綺麗に咲いている。
木蓮の蕾は膨らんでもうすぐ花が咲きそう。
 
下の歩道に回ると、数年前に徳島ロータリークラブが植えた蜂須賀桜が満開。
随分と成長が早いなあ。
 
土手沿いにはホトケノザやタンポポが咲き始めている。
もうすっかり春だなあ。
 
気温はなんと18度もある。
アオモジがホンの少し咲き始めている。
 
ノゲシの花?も咲いている。
池近くまで下って、竹の階段道を登っていく。
 
トイレの前の広場まで上がると、此処でも蜂須賀桜の並木が花の盛り。
 
沢山の人達が桜の花を楽しんでいる。
小さな子供さんも多い。
 
何時も一杯に咲く桃の花はまだ蕾。
 
暖かい日が当たる道端には、コナラのドングリが沢山芽を出している。
此のピンクの実の様なのが子葉となり、大きなコナラに育つのかなあ。
 
昼を過ぎると多くの人が縦走路を歩いてくる。
何時もの女性にもお会いした。
いつ来てもお会いするので、毎日歩かれているのだなあと思う。
 
あずり越からの急坂には、タチツボスミレやキランソウが咲き始めている。
 
明現神社で一休み。
ふと見ると目の前の百度石には、下八万町 中内伝平と記されている。
そう言えばこの下の法花には、祖母の実家の中内家がある。
もしかしたら私の先祖が建てたのかもしれない。

朝は咲いていなかったのに、タツナミソウが咲いている。
今年初めての出会い。
これから初夏までの間次々に咲いて楽しませてくれることだろう。
 
文化の森広場に着くと紅梅は終わっていたが、白梅はまだこれからが花の盛り。
 
シナマンサクも丁度見頃かな。
 
帰りにもう一度、マンサクの木の下のベンチで休憩。
パンを食べてコーヒーを飲んでいると、沢山の親子連れがやってきてマンサクを撮影している。
今日はずっと天気が良くて、気持ちの良い山歩きが出来た。
此からは、毎日新しい花が咲き始める季節となる。
楽しみだなあ。
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