冬の里山 あずり越     2018.02.08
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早春の花咲き始める あずり越縦走路 -

今日も一日良い天気の予報。

気温も昨日に比べると可成り高くなりそう。

こんな日には何処に行こうか迷ってしまう。

所がニューヨークの市況が非常に悪い。

ニュースを見ているうちに遅くなった。

そうだ久しぶりにあずり越を歩いてみよう。

植物園や文化の森では、早春の花が咲き始めているかもしれない。



文書館の裏のマンサクはまだ蕾もない。



例年早く咲くシャクナゲには蕾が一杯。

今年もゴージャスな花を咲かせてくれるかな。



何人かの人達と挨拶を交わしながら明現神社に着く。

此処は徳島市大谷町琵琶首41

徳島藩10代藩主蜂須賀重喜は、急激な藩政改革を幕府に咎められて大谷屋敷に隠居した。



重喜が、大谷町紅葉山の大谷屋敷で贅沢三昧に暮らしたのは、安永2年(1773年)から天明8年(1788年)

今から約250年ほど前のことだ。

この常夜灯は階段右が安永8年、左が天明4年に寄進されている。

丁度、重喜が大谷屋敷で暮らしていた時期だ。

近くの庄屋などの美人の娘を何人も仕えさせて、沢山の子供を産ませて妾としたらしい。

大谷屋敷から明現神社までは直ぐ近く。

もしかしたら重喜が寄進したのかもしれない。



一旦少し下って急坂を登ると、四等三角点「法花谷」190m



見晴らしの良いピークからは急な下りとなる。

帰りの登り返しを考えると気が重い。

年配のご婦人がフウフウと息を切らせて登ってくる。



下りきるとあずり越に着く。

地蔵越からの遍路道は、綺麗に草が刈られて整美されている。



可愛い落とし物?

尾根を進みドコモ鉄塔に着くが、霞んでいて見晴らしは効かない。



更に尾根を進むと、大勢が引き返してくるのに出会う。

ご夫婦連れが多いが、朝早くから歩き始められたようだ。

三等三角点「上八万」229.8mを過ぎて、剣山遥拝所の鳥居も過ぎる。



山桜の大木を過ぎると、青い円盤のようなものが木に掛かっている。

滑りやすい箇所を避けて、新しい道が出来ていた。



沢を渡り農道に出て経塚に向かう。

古い一の鳥居はまだ倒れずに立っている。

この農道はカナリの傾斜が続く。

みかん農家を過ぎて回り込むと経塚入り口。



立派な青石の手水鉢と経塚大権現の石鳥居。



古い鳥居と経塚。

精巧な石積みが素晴らしい。

この経塚のある直径30m位のピークは、渋野古墳群の4号墳(経塚古墳)。

天の若日子の墓だと言われている。

天の若日子はアマテラスの命で天下るが、大国主の女・下照姫と婚姻して高天原に帰ってこなかった。

恋に溺れて使命を忘れて射殺された日子として有名。

古墳時代中期に、大和王朝とも非常に関係の深い王族が住んでいたと考えるとロマンがある。



お詣りしてから「恥づかし(波津加志)ヶ峯」を正面に見て、植物園に向かう。

アオモジの蕾が一杯。

もう少し暖かくなると一斉に咲くことだろう。



池には氷が張っている。

ナナホシテントウムシが寒そうにしている。

ちょっと早く産まれすぎたかな。



ホトケノザも例年に比べて少ない。

シロハラがユウユウと餌をついばんでいた。



動物園を眺めながら植物園のベンチで昼食。

植物園も花は少ない。



ナンキンハゼの白い実とアオモジの蕾。



スズカケノキの実が可愛い。



10月桜や冬桜は花が終わっている。

10月桜はもう少しするとまた花を咲かせ始める。

寒桜の蕾はまだ固い。



ナンキンハゼの白い実が青空に映えて綺麗だ。



コブシの蕾が少し膨らんできた。



斜面には芝桜やタンポポも。



あずり越縦走路は帰りが大変。



あずり越からはホンの少しの登りだが、気合を入れて登らなければならない。

毎日歩いているとご婦人と今日も会った。



登りきって明現神社から後は下り。

山の神様にお詣り。



文化の森の運動広場に着くと、紅梅が咲き始めている。



膨らみ始めたまん丸蕾が可愛い。



白梅はまだ蕾。

桜の蕾はまだ固い。



広場に降りると、何本かの紅梅の木も花が咲き始めている。

来週位からが見頃かな。



ロウバイが咲いているが例年よりも花が少ない。



野外ステージに立派な屋根が建設中。



階段下にはシナマンサクが満開。

去年は梅が満開でもマンサクはまだ咲き始めだったが、今年はマンサクの咲くのが早い。



駐車場近くのマンサクは満開。

ベニバナマンサクも咲いている。

今日は久しぶりに文化の森縦走路を歩いた。

低い山だが結構アップダウンが有り運動量が有った。

風呂上がりのビールが楽しみだ。

明日は雨。

そして来週初めは、また雪が降るかもしれないとの予報。

雪山歩きは楽しいが、やはり春が早く来てほしい。


 


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