春の里山 あづり越え 経塚 2014/03/23
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 春爛漫 文化の森からあづり越え縦走路 -

今日も良い天気。

文化の森の桜は咲き始めただろうか。

植物園の蜂須賀桜はまだ咲き残っていてくれるだろうか。

久しぶりにポカポカ陽気のあづり越え縦走路をノンビリと歩いてみよう。



文化の森では真っ白なユキヤナギが満開。

縦走路を歩き始めるとシハイスミレが咲き始めていた。

春真っ盛りだなあ。



日曜日だというのに静かな縦走路。

道がしっかりしていて緩やかなのでゆったりした気分で歩くことが出来る。

昨日の久保谷のように岩ゴツゴツだと歩いた距離の割には疲れるがこの縦走路は楽ちん。

明現神社でお詣りして一息入れる。



境内のヤブツバキが丁度見頃。

明治13年と刻まれているお百度石の回りにはツバキが沢山落花している。



春の柔らかな日が差してルンルン気分で歩いて行く。

四等三角点「法花谷」



あづり越えの急坂上の休憩所ではヤブツバキが満開。

花壇が造られていて柔らかなピンクのチューリップの花が綺麗に咲いていた。



春霞の景色をしばらく眺めてから急坂を下りていく。

帰りにまたこの坂を上り返してこなければならないのが憂鬱。



急坂の途中には沢山のタチツボスミレが咲いている。

セントウソウも沢山咲き始めた。



あづり越えの木食上人の石碑には今日も沢山の花が供えられていた。



石碑の裏には、文政10年(1827) 名東郡上八万村堂原と彫られている。

木食上人が上八万町に滞在してこの碑が作られたのだろうか。



縦走路を進むとやはりスミレが彼方此方に咲いている。

カンスゲなども咲いて春の気配が一杯。



縦走路脇には畑の跡が残っておりカンヒサクラが満開。



トレランの男性があっという間に追い抜いていった。

独特の匂いがすると思ったらヒサカキが咲いている。



よく見ると縦走路に多い灰褐色の樹皮の木は殆どがヒサカキのようだ。

地味な木なので花が咲かないと何の木か解らなかった。



最近何処に行ったか解らなかった三等三角点「上八万」はロープの向こうにあった。

ロープの向こうは私有地?なので近づくことは出来ない。

この朽ちた鳥居の向こうには神社か祠があるはずだが?



途中で植物園に下りる道が何カ所かあるが、そのまま真っ直ぐ進む。

西の端から小さな渓流を渡り農道に出る。

立派な石垣が有りアオモジが丁度満開



アセビも満開。

家内が前から気になっている経塚を探そうという。

以前、右上へと農道を上がっていったことがあるが、経塚を見つけることは出来なかった。

若しかしたら更に上にあるのかなとウロウロしているとバイクに乗ったワンコ連れの男性がやってきた。

男性の方から「経塚に行くんですか?この道を真っ直ぐ登って行くとありますよ」と教えてくれた。



農道脇には朽ちた鳥居がある。

経塚はこの先かな?

農道脇にはアオモジの木が沢山有り丁度花の盛り。



眼下の広大なミカン畑の向こうに動物園や植物園、更にその向こうには勝浦川河口まで見えている。



結構歩いた頃分岐が有り標識に従って右に曲がる。

ゴミの不法廃棄が有り一寸陰気な道となる。



日当たりの良いところにはヒメウズが咲き始めていた。

その小さくて清楚な花を見ると陰気な気分が吹き飛んだ。



道端にはタネツケバナやオオイヌノフグリが沢山咲いている。



標識が有り農道から左上へ台地のようになったところへと登って行く。

大きな石をくりぬいた手洗い鉢がある。



立派な石の鳥居が有り経塚大権現の扁額が掛かっている。

平成17年に作られたようだ。



境内は可成り広い。

進んで行くと大小二つの朽ちかけた木の鳥居がある。

凄い大きなヤマモモの木もある。



大きな石積みの塚があった。

大正5年に発見されたそうだが、予想外に大きな塚だ。

天若日子神陵だと言う人もいるらしい。

この台地のような所全体が古墳のような気もする。

調べると渋野古墳群の中の一つで経塚古墳と呼ばれているらしい。

渋野古墳は有名で私も中学校時代今は亡き青木先生に連れられて丸山古墳などを訪ねたことがある。

しかし、この経塚古墳については知らなかった。

ネットで調べても殆ど情報無し。

昔、修験僧が此処にとどまり経文をを納めたと言い伝えがあるらしいが。



裏に回るとミカン畑が広がっている。



もの凄く大きな木が横に聳えるように立っているが何の木か解らない。

可成りの樹齢だと思われる。



ヒサカヒの臭う農道をまた引き返す。



蝶がヒラヒラ舞ってのどかな感じがする。

ルリシジミと?



植物園に向かって池の周りを回っていく。

大きな馬の石像は先ほどの鳥居を奉納したのと同じ人が作ったようだ。

大金持ち?



濃い紫のスミレ



植物園へと登って行くと蜂須賀桜が満開。



大きなコブシの木も樹氷が付いているように真っ白で見事。



植物園の中には芝桜やスミレが一面に咲いている。



一際色が淡くて素敵な桜が満開。

カンザクラとの標識が着いている。



2月始めから咲いていた冬桜はまだ蕾があり綺麗に咲いている。



寒緋桜は満開。

桜を見ながら昼食。

お年寄りや子供達が沢山やってきてそれぞれにお昼ご飯を食べている。

長閑でいいなあ。



食後、階段を上って文化の森へと帰る。

ハクモクレンや蜂須賀桜が綺麗だ。



この八重のピンクの花は桃だろうか?

何時も悩んでしまう。



後はねノンビリと文化の森へと引き返す。

今日は珍しく誰にも会わない。

三連休で皆さん何処かへお出かけかな?



文化の森の上の広場に帰ってくるとヒオドシチョウがお出迎え。

ヤマモモの木に蕾が沢山出来ていた。

どんな花が咲くのかなあ?



真っ白な桜が満開。

大島桜だろうか。




ソメイヨシノの並木の蕾は今にも弾けそうに膨らんでいる。

中には気が早くて咲き始めている木もあった。

あと数日で一斉に開花するかもしれない。



枝垂れ桜は咲き始めている。



何の木?



トイレ横の桜の古木は満開だった。



遊歩道を帰るとヤマザクラの蕾がピンクになってポンと弾けそう。

春のあづり越え縦走路は、気持ちよい花の香りに包まれながら歩けて最高だなあと思う。


里山倶楽部四国編 

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