冬の里山 眉山    2017.02.18
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- ポカポカ陽気の眉山周回 -

皆さん、歳を取ると目が早く覚めると言われる。

私は、昔から用事の無い休みの日は9時頃まで熟睡する。

一度、5時過ぎに目が覚めるが、山歩きなどの予定が無いとそのまま二度寝する。

今日も目が覚めると9時前。

曇っていて天気はスッキリとはしない。

朝食後ノンビリしていると家内が眉山でも歩こうと言う。

ポカポカ陽気の中、里山歩きもノンビリしてリラックス出来るかもしれない。



何時ものようにドラッグストアで買い物をして、そのまま車を停めさせて戴く。

ドラッグストアはお握りが税込み67円。

惣菜パンなども多くあるので便利。

山裾の造成地ではソーラー発電が益々拡大している。

目の前の山の中腹に黒岩神社が見える。



菜の花が満開だ。



人家の横から神社の参拝道に向かう。

ご婦人がダブルストックで降りてこられて、鳥居に深くお辞儀をしてから去って行った。

黒岩神社にお詣りに行かれていたのかな。



青石に刻まれた道標。

左と刻まれた下の文字がよく解らない。

黒岩神社までは、此処から7丁だから800mくらい。





青石の露岩を刻んで作った階段道を登っていく。

石段には例年通りシハイスミレが咲いているが今年は花が少ない。



古い木の鳥居の先の道は何処から上がってきているのだろうか。

大正15年の立派な石鳥居を潜って行く。



二丁の丁石を過ぎると石段となる。



汗ビッショリになって黒岩神社に到着。



ガラス戸を開けてお詣り。

炬燵のお茶が湯気を上げている。



大勢の男性が社殿の上に伸びているコナラの枝を切ろうとしている。

木が思ったより大きくてハシゴが届かず難儀しているようだ。



少しの標高差だが踏ん張る登りがある。

ピークには謂われが解らない古い祠。

縦走路分岐から眉山最高地点に向かう。



トラバース道は気温が低く汗をかいた体が冷える。

二人程登山者にすれ違って眉山最高地点に着く。

最高地点の標識は何故か石英の石を集めて積み重ねている。

眉山の地層は複雑だ。

佐古側は緑色片岩の産地。

八万側は緑色泥岩の青石が多い。

同じ青石でも色合いが異なっている。

そして尾根の部分には紅簾石石英片岩の岩脈が通っている。

そしてそれらの岩の間には石英が単独で多く露出している。



竹のベンチで一休憩。

アオモジの蕾はまだ堅い。

八万町方向も気温が高く霞んでいる。



一息入れてから地蔵峠に向かう。

四等三角点「長谷」234mから急下りとなる。



何度かアップダウンが有りドンドン下って行く。



地蔵峠でお地蔵さんにお詣り。

竹のベンチで昼食にする。

ドラッグストアで買ったコロッケパンは、ボリュームがあって結構美味しい。



コーヒーを楽しんでからこのまま遍路道を降りて行こうかと思ったが、家内は歩き足りないと言う。

また来た道を登り返して行く。

この道にもヤマモモやカゴノキが多い。



眉山最高点には二人のご婦人が休憩中。

私達はそのまま眉山一等三角点を目指す。

男女三人組に眉山最高点への道を確認される。

楽しそうだなあ。



謂われの複雑な祠と四等三角点「三谷」282.9m



良く踏み込まれた登山道をドンドン下ると車道に出る。



太った黒班の猫が日向ぼっこ中。



ユズリハの葉柄が真っ赤になっている。

ヒイラギナンテンの黄色い花が咲き始めている。



勢見山の向こうに八万の町と園瀬川や冷田川、その向こうに日の峰山。



剣山神社にお詣り。

先程会った男女三人組が天神社への道を下っていった。



一等三角点「眉山」276.6m



徳島の町が一望に見える。



新しいイオンがもう出来ている。

この春には開業するようだ。



新四国八十八カ所を下って行く。



江戸時代には、この新四国霊場をお詣りして、滝の焼き餅で一服するのがご婦人達の楽しみだったらしい。

車道を車まで帰っていると、ご婦人からお声がけ戴いた。

私のホームページを見て戴いているそうだ。

ありがとうございます。

今日は蜂須賀桜の開花状態を見に来られたそうだ。

もう数輪花が開いているそうなので、もうすぐ可愛いピンクの花が咲き始めるかな。

今日は暖かい春のような1日、徳島市民の山眉山の山歩きを楽しむことが出来た。

花の咲き乱れる春がもうすぐそこに来ているようだ。

雪山も良いけれど、やはり春の山が待ち遠しい。



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