冬の里山 眉山  2019年01月08日  
里山倶楽部四国編 

- ポカポカ陽気の里山歩き 徳島のランドマーク眉山 -

この数日暖かい日が続いている。

特に今日は3月中旬の気候だとか。

こんな日は鉱山の雪や霧氷も期待できないので、ノンビリと里山歩きをすることにする。



八万から黒岩神社に向かうと、眉山の中腹に黒岩神社の社殿が見える。



ホトケノザが咲き始めた農道を進んで黒岩神社参拝道へ。



大正15年に黒岩神社に寄進された石の鳥居などには、武運長久の文字が多い。

大正7年に第一次世界大戦は終わっているが、まだ戦いへの気持ちが盛り上がっていたのだろうか。



緑色泥岩の自然岩を階段状に刻んだ参道を登っていく。



巻道との合流点に有った古い鳥居がとうとう崩壊していた。

7、8年前には子どもたちが書いた可愛い標識も残っていたのだが。



立派な石の鳥居をくぐる。



ヤマモモの巨木がある。

幹周りは5mくらいはありそうだ。



神社が近づくと青石の階段となる。

山の神も祀られている。



昭和6年に敬神会によりこの階段が改修されたようだ。



福万山黒岩神社着。



狛犬が出迎えてくれる。



扉を開けて、お賽銭を入れてお詣りする。



御神水が湧き出している。

柿谷からの参拝路脇にも御神水が湧き出している。



石段に腰を掛けて一休み。

勝浦川の河口や大神子のあたりが正面に見えるが、霞んでいる。

気温が高くて春のようだ。



神社の社務所横から山道に入る。



ヒコバエが、そのまま大きく成長したようなヤマモモの木が多い。



緩やかな山道を登っていくと平らな所に出る。

二つの祠にお参りをして先に進む。



尾根筋には大木が沢山折れている。



去年の台風の影響だろうか。



眉山最高地点 290mに着く。

ベンチに腰を掛けて、行動食のチョコレートパンを食べて休憩。

やはり春霞のように霞んでいる。



「金山彦神社」ともスサノオを祀る「熔造皇神社(ようぞうのすめら)とも言われている祠にお参り。

どちらも製鉄の神様を祀る神社。



大きなヤブコウジの実。

四島三角点「三谷」282.85mを過ぎる。



車道に出るとこの広場に住んでいた白黒縁の猫「ハナグロ」が亡くなったとの張り紙があった。

何時もいた猫がいないと寂しい。



蜂須賀正勝公の墓に寄ってお参り。



サネカズラの実が沢山ぶら下がっている。

このヒゲの有る実はセンニンソウの実かな。



この弾けた黒い実はタンキリマメの実かな。



ポカポカ陽気のベンチで昼食。

徳島市内は霞の中。

なんと気温が16.3度もある。



ヒサカキに黒い実が一杯出来ている。

3月頃には花が咲くのだが、その頃この実はどうなるのだろうか。



剣山神社にお詣り。

茅の輪を8の字に潜ってから本殿にお詣りする。



枇杷の花が咲き始めている。



眉山頂上から徳島市内を眺める。

丁度ロープウェイが上がってきた。



パコダ前の一等三角点「眉山」276.72m



パコダ下から新お四国さんを下る。



参拝路から車道に出る。



車道沿いにビロウの木が生えていて、真っ黒な実が房のようになっている。

見かけは悪いが小鳥にとってはご馳走らしい。

サネカズラの実も多いなあ。

後は駐車場までチンタラ歩いて、停めさせてもらったお礼に買い物をして帰宅。

今日は春のような一日だった。

明日からはまた寒気が入るそうなので、霧氷の山を歩くことが出来るかもしれない。

楽しみだ。


里山倶楽部四国

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