春の里山 慈眼寺  2020年03月03日  
里山倶楽部四国編 

- 寒桜咲く遍路道 坂本から慈眼寺、灌頂の滝 ―

コロナウィルスのおかげで何もかもが中止。

楽しみにしていた峠を歩く会の写真展もシルバー大学の講義も中止になった。

例年より早いが恒例の慈眼寺参りに出かけることに。



坂本の旧校舎後に駐車。

八幡神社の階段を登る。



キランソウがもう咲いている。



スミレも沢山咲いてもうすっかり春の気配。

八幡宮にお参りするのも一年ぶり。



脇社の恵比寿神社にもお参り。



地神さんにもお参り。



おひなさまの奥座敷坂本では雛祭り中。

ビック雛祭りは中止されているようだが、此処ではオープンスペースでコロナが伝染る確率は果てしなく低い。



散髪屋さんの前から遍路道に入る。

慈眼寺まで二九丁の丁石。



ムラサキケマンが咲き始めている。

レンゲソウは花の盛り。



タネツケバナも一杯。

農家の庭先には何時ものサクラソウ。



古い石垣の残る農道を行く。



見事な桜と鹿背山(稼勢山)



玉石で出来た石垣は綺麗だ。



お遍路さん以外は誰も通らないのかなあ。

ヒメウズも可愛い花だ。



満開のヤブツバキの花とお地蔵さん。



ニホンタンポポとホトケノザ。



もう慈眼寺をお参りしてきたと言う男性のお遍路さんに出会った。

今年は閏年なので逆打ちをしているらしい。

すべての奥の院も回っているらしいが凄いなあ。



農道から遍路道(山道)に入る。



遍路小屋が綺麗に掃除されていた。



この遍路小屋は西山荘と言うらしい。

小屋の庭にはムラサキサギゴケが咲いていた。



迫り出した大岩や通り道を削った岩などを通り越す。



車道に出て慈眼寺に向かう。



シロバナショウジョウバカマとヤマルリソウが咲き始めている。



慈眼寺に着く。



太子堂ではご住職がお勤め中。



本堂に向かうと寒桜が満開。



例年、もう少し後に来るので花の盛りを見逃していた。

今年はちょうど満開。



この白い桜は何だろうか?

シベの長い桜は珍しい。

最初梅かと思ったが、花弁の先に切込みがあり梅のような芳香がしない。

冬桜(コバザクラ)だろうか?

もしかすると雪割り桜(ツバキカンザクラ)かもしれない。



寒緋桜はまだ咲き始め。



本堂へは急坂を登る。

道辺には沢山のスミレ。



ヤマルリソウも多い。



大きなお太師さんの石像からは、赤石丸の向こうに高丸山が顔を出している。



眼下には青い水の正木ダム



セントウソウも咲き始めている。



大岩を過ぎると穴禅定に着く。



入り口の階段が新しくなっていた。

本堂にお参り。



十一面観音菩薩の真言を唱えながら三回本堂の周りを回る。



超広角で写した穴禅定の大岩。



フデリンドウが蕾を付けていた。



ヤマルリソウを見ながら降りていく。



下から見上げると、あのシベの長い白い桜(雪割り桜)?は一際美しい。



寒緋桜と寒桜。

寒桜には寒緋桜の血が入っているので、下向き加減に咲いている。



フキノトウが美味しそう。



寒桜が青空に映えている。



暫く寒桜に見入る。



車道沿いに咲き始めた小さな桜はマメザクラかなあ。




ドンドン車道を下っていくと、シロバナショウジョウバカマの蕾が沢山顔を出していた。

もう暫くすると一斉に咲き始めることだろう。



町堺のお地蔵さん。



車道脇には冬桜?とヤブツバキの花が多い。



小さな滝を過ぎると潅頂の滝に着く。



潅頂の滝は水量は少ない。

不動明王の桜が満開。



登っていくと水飛沫がかかるようになる。



石段にはヒメウズの花。



満開の寒桜を見ながら昼食。



朝食後、上の不動明王を拝みに行く。



不動明王の祠はゴザか敷いてありお籠りもできるようだ。

上から見下ろした桜は美しい。



下のお不動さんの手水鉢は、岩窟の天井から丁度雫が落ちるように置かれていた。



滝から降りて車道を降りていくと鮮やかなピンクの花が。

桃の花だろうか。



淵神の塔を見下ろす。



淵神の名の由縁となった雄淵。



梅の咲き誇る農道を坂本に向かう。

モクレンの大木はまだつぼみ。

みかん畑では剪定の最中。



マンサクの花が満開。



トサミズキの花も満開。



見事な寒桜の横で、ミカンの剪定中の男性がいる。

綺麗な寒桜ですねと言うと、20年程前に花枝を出荷するために沢山植えたそうだ。



木々の間から見えるのは高鉾山。



林道からキワタに向けて農道を降りる。

地神塔のある大山祇神社で一休み。



大山祗神社の祠と河野越智家を祀る通豊権現の祠



キワタには愛媛の河野氏の末裔が多い。

由緒を書いた石版も段々と読めなくなっている。



コブシの花がもう咲いている。



?の花



風の駅のモニュメントが多く出来ていた。



おひなさまとお雛山。

此処では鹿背山をお雛山と呼ぶらしい。



由縁を書いてある。



風の駅に寄ろうかと思ったが、もう疲れたので帰ることにする。



お雛街道を行く。



森本家の上の駐車場の寒桜が満開。



丁度満開に出会ったのは久しぶり。



沈丁花が咲き始めている。



旧坂本トンネル。



切り掘りのトンネルは趣がある。



人っ子一人いない雛街道は寂しい。



とくし丸が店を開いていてお年寄りが買い物中。

商店の無い所では、とくし丸はありがたいことだろう。

足の裏が痛くなった頃駐車場着。

今日は、雛の節句の慈眼寺旧参道を歩くことが出来た。

花には早いと思ったが、満開の寒桜を楽しむことが出来た。

ソメイヨシノやヤマザクラが咲き誇るのももうすぐだ。






総歩行距離 12.7km

累計標高差 ±988m

総行動時間 7時間7分



里山倶楽部四国

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