春の里山 東尾 竜山 踊石  2021年05月29日  
里山倶楽部四国編 

- 東尾 竜山 踊石 サラサドウダンツツジ ―

今日も良い天気の予報。

西赤石山にアカモノを見に行きたいが、東尾のサラサドウダンが満開だとのレポートを見た。

チョット迷ったが、東尾に行くことにする。



鷲敷町経由で東尾へ。

吉田さんが居なくなって畑はウツギで覆われてしまった。

最終廃屋も完全に崩壊した。



ヒノキの植林帯にはフタリシズカの花が咲き始めている。



トチバニンジンはまだ蕾。

昨日の雨で水量が増えた沢を渡る。



滝も轟々と流れている。

登山道はザレていて注意が必要な場所もある。



此処までは緩やかな道だったが、段々と急になる。



フタリシズカが多くなる。



濡れた岩に気をつけながら進むとサワギキョウが咲いている。



踊石の分岐は直進。



ナベワリの花が今年も咲いている。



登山道脇にオンツツジの朱色が目立つようになると竜峠着。



ここから頂上までは急登。



雨を含んでジュルジュルなのでロープを掴みながら登る。

ギンリョウソウがいくつか咲いていた。



谷間には真っ赤なオンツツジの花。



ブナの新緑が色濃くなってきている。



頂上のオンツツジの大木は既に散り始めているが、まだまだ綺麗だ。



東尾山頂着。

那賀町では東尾

上勝町では龍山と呼ばれている。

二等三角点「東尾」1159mがある。



東尾の電波状況。

AUが辛うじて繋がるがDOCOMOは厳しい。

踊石でも同様で、途中の登山道では更に状況が悪い。

道迷いのときなどはネットに繋がらない可能性があるので注意が必要。



一休みしてから踊石に向かう。

鞍部にあるサラサドウダンの大木は花が大分散っている。。



踊石手前のトンガリピークには男性が登っている。

岩の間には雨乞いの龍王社が祀られている。



踊石下の樹齢200年以上のサラサドウダンの老木に満開の花が咲いていた。

例年ほんの少ししか咲かないので、老木なので咲かなくなったのかと思っていた。

まだまだ元気に咲いているので嬉しい。



踊り石の下には相生小学校の開校記念で登山した記念碑が有る。



踊石に登る。

「阿波志」に、「龍山亦また東尾巓(てん)に在り、石あり特立す、烏帽子(えぼし)と呼ぶ、村民雨乞いを為す所」と書かれている。

この踊り石は烏帽子と呼ばれていたらしい。

竜王神社の祠と雨乞いをした踊り石がある龍山は、竜峠や東尾と呼ばれていてちょっとややこしい。

踊石には、大勢が登っていて楽しそうに談笑シている。

お聞きすると相生小学校の先生たちで、集団登山の下見に来ているらしい。

相生小学校では今でも集団登山をやっているんだなあ。

女性の先生が二人、交代で向かいのトンガリ岩に登ってバンザイしている。

あんなトンガリ岩のテッペンによく立つことが出来るなあ。



踊石の上のサラサドウダンツツジは丁度満開。



花が大きくてピンクの筋が入っているのがとても可愛い。



岩の上は満員なので、図根三角点のある広場に向かう。

男性が一人いて話しかけられる。

以前、文化の森縦走路でお会いした男性だった。

竹ヶ谷に向かう道筋にもサラサドウダンやオンツツジがきれいに咲いている。



相生小学校の先生方が竹ヶ谷に向けて降りていった。

子供達は竹ケ谷から登ってくるらしいが、結構厳しい道のようだ。

また、踊石に戻って昼食にする。

長安口ダムが遠くに見えている。



食後、鞍部まで下りてトラバース道を降りていく。



このトラバース道は年々荒れている。

途中で二箇所、右へと急角度で曲がるところと、少し登り返すように進む場所が間違えやすい。

落ち葉に隠れているが、木の階段を確かめながら降りると良いと思う。

朝よりもフタリシズカの花が沢山咲いてきた気がする。



若い女性が一人ガンガンと登ってきた。

若い人は勢いが違うなあ。

サワギクも少し咲いている。



登山口に降りてきた。



登山口には車が三台停車していた。



集落のお堂にお参りしてから帰路に着く。



大美谷ダムに寄ると深いブルーの湖面に山から水が流れ込んでいる。





帰りに出羽に寄る。



農村レストランには入れないので、林道沿いでジンリョウユリを楽しむ。

今年もたくさん咲いている。



可愛いなあ



アザミやヤブウツギの花も咲いていた。

ヤブウツギは今年はじめての出会い。



エゴノキにビッシリと花がさいていた。

小さな木だが、こんなに沢山咲いているのは初めて。





総歩行距離 5.4km

累計標高差 ±670m

総行動時間 4時間48分


里山倶楽部四国

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