冬の里山 平石山 中津峰山 2008/1/6
         

− 朝立彦神社 〜 平石山 〜 中津峰山 −

先日、中津峰山に登った時、教えていただいた朝立彦神社からのコースを歩いてみることにする。

このコースは四国分水嶺縦走コースのスタートとして良く歩かれているらしい。

こもれびのコモさんは小松島の港からこのコースを歩かれたそうだ。

勝浦川の潜水橋を渡りしばらく行くと道路脇にコンクリートで作られた朝立彦神社の標識がある。

左折してまた潜水橋を渡り進むと朝立彦神社の大きな案内板。

此処を左へと進み人家の点在する細い道を登って行く。

やがて道路の終点に着く。

何処にも案内板はないが杖が沢山置いてあるので此処が登山口だろう。

標高は260m位だろうか?



行き止まりに駐車して9時7分登り始める。



途中で水場からの道と交わる。この道が本当の参道の様だ。

石段を登り石の鳥居を潜ると朝立彦神社の境内に着く。

9時16分。



延喜式内小社。もと護王権現だったと書いてある。



展望台と書かれている方に下って行ってみる。

こんな所に四等三角点がある。

地図で確かめると323.8mと書いてある。



展望台には展望図があるが文字が殆ど消えている。

東には日の峰と小松島港。



南には勝浦のミカン園と鶴林寺の山の向こうに那賀川

直ぐ下はのどかな山村



西にはこれから登る平石山。

またお寺まで引き返すとお亀の池の標識。



大きな一枚岩がある。

真下に勝浦の町。

この下に岩登りの練習コース朝立彦ゲレンデがあるのだろうか?



処が何処を探しても水が涸れることのないと言われる池がない?

平石山に向けて出発。

9時29分。



道は少し不明瞭だが適当に登って行く。

途中に左へと下る道がある。

二つ並んだ石の祠からは明瞭な踏み跡がある。



39番鉄塔に9時35分。



サルトリイバラの実が目立つ。

この道は徳島市と勝浦町の境を辿っている。



生比奈の県行造林の標識を過ぎると、いきなりの急登。

帯の様に林が切り開かれた道を鉄塔に向けて登る。



木々が無惨に切り倒されて放置された40番鉄塔広場にやっと到着。

9時51分。

此処でひとまずコーヒーブレイク。



一休み後、更に上に見える41番鉄塔に向けて登る。

この道はそう急ではない。



41番鉄塔を過ぎて登って行くと42番鉄塔への道を右に分けて真っ直ぐに進む。



ピンクのコウヤボウキの綿毛が多い。



しばらく植林地帯を登って行くと平石山649m頂上に着く。10時18分。

麓から見ると立派な三角錐に見える山だが、頂上は稜線上の肩の様で、

良く見ないと知らないで通り過ぎてしまいそう。



一旦少し下りまた登って行く。

フユイチゴが一面に生えている。



2つほどピークを越えていく。

680m程のピークを越えると、一気に下って行く。



標高620m位まで下ると金谷への分岐に着く。

此処から金山で60分。中津峰山まで40分と書いてある。

このコースは合戦尾根コースと呼ばれているらしい。



気持ちの良い雑木林の尾根道を行くとアオキが多くなるが実は付いていない。



石英を含んだ大岩がある。

鞍部から一直線に続く道は見上げるとうんざりとする。



ミヤマシキミの実と蕾



一直線の道を上り詰めると見晴らしの良い岩のテラスに出る。

歩いてきた平石山からの尾根を眺める。

左には小松島の町。



鉄塔が見えてくると中津峰の頂上は近い。

こんな所に「ロマン新道」の標識が..

何処に続いているのだろうか?



星の岩屋への分岐を過ぎると天津神社の石垣。



11時5分頂上着。



今日も誰もいない。

その内、高丸山の雪景色を楽しみに登ってきたというご夫婦。

また、宴会用の薪を拾ってきたいつものメンバーなどがやってくる。

じっとしているとやっぱり寒い。

先ほどの見晴らしの良い岩のテラスに戻って昼食にする。



小松島の港に正月中停泊していた大型船はもう居ない。

食事後、岩のテラスでゆっくりしていたら、金谷から登ってこられたご夫婦そして朝立彦神社から若い男性一人。

へえ..このコースも結構登る人が居るんだ。

若い男性は私のHPを見てくれているそうだ。

ありがとうございます。

また、掲示板にも投稿してくださいね。



また、金山での分岐に帰ってくる。

此処から平石山への道はこの看板がないと解りにくい。

次は金谷からも登ってきたいなあ。



途中で勝浦川の流れがよく見える場所がある。

あの川に山が近づいて居る辺りに釋護法さんのお住まいがあるのかな?



40番鉄塔でまたコーヒーブレイク。

足下にもうタチツボスミレが咲いていた。



橘の火力発電所からの送電線なのかガイシが大きい。

100万ボルトの送電線かも知れない。

その為送電線の近くの木々が大きく切り開かれているのだろう。



立派な古木が多くなると神社に着く。



13時40分登山口に着く。

あのパジェロioが先ほどの若い男性の車かな?

それにしても中津峰は色々なコースが楽しめる山だ。