稲積山(いなづみやま)  404m  2004/2/8
先週、七宝山から稲積山へ縦走しようとして道が解らず
引き返したので、今日は稲積山側から登ることにした。
国道11号線を、豊中ICを越して、観音寺の手前を仁尾
方向へ行くと右手に七宝山と稲積山が見えてくる。
稲積社高屋神社の看板を右に曲がり坂道を行き高屋神
社(下宮)の境内に車を停める。

右稜線上に七宝山のアンテナが見える。
稲積山はフタコブ駱駝のように見える。右コブが頂上。
稲積社高屋神社は、昔頂上にあり、それを中腹に移し
また、この麓に移した所、祟りがあるということでまた
頂上に本宮を造営したと言われている。
神社境内左奥から立派な桜並木が続く。
ベンチもあり見晴らしも良いので桜のシー
ズンには沢山の人が来るだろう。
舗装された車道を行くと、立派な石柱が建っ
ている。
その脇には御神輿を安置する石の台が出来
ている。
4月のお祭りには、ここから御神輿を山の上
まで担ぎ上げるそうだ。
昔は頂上まで持ち上げたそうだが、今は何処
まで担いでいくのだろう。
振り返ると江甫草山(つくもやま)
や有明浜の向こうに法皇連山をはじめと
した愛媛の山々がよく見える。
右の奥には雪で白い石鎚もかすかに見え
ている。
舗装された車道を10分ほど登る。
(結構きつい坂)と中宮の鳥居へ出る。
ここからは燧灘から、二つ岳をはじめと
する明石、法皇山系がよく見える。
デジカメにきちんと写らないのが悔しい。

中宮を過ぎると駐車場があり、そこからは
ちょときつい山道が始まる。
途中に丁石と消防署の距離看板がある。
下の鳥居のそばの丁石が13丁(1400m)
だった。
いつ振り返っても眺望は最高。
有明浜からビニールハウス群を望む。
中央こんもりした森が琴弾公園。
緑が海にのびているが、その間に
銭形がある。
観音寺(89番)はこの森の左麓にある。

その向こうには大谷山、そして愛媛の山々
が広がる。
遙か下に下宮が
見える。
鳥居から1100m、3丁の丁石を越えると
自然石で出来た階段が始まる。
約230段有るそうだが、誰がこんなに沢山の
石を切り出して運んできたのだろう。広い立派
な階段だ。
立派な銅葺き屋根の本宮。
昔は、周りの小屋に人も住んでいたようで
崩れかけた小屋や風呂小屋の跡が残っている。
最近バーベキューをした跡も残っていた。
年越しに沢山の人が登るらしい。
まだ昼には早いので、先週迷った七宝寺山へ行っ
てみることにする。
本宮の手前右の小屋の間から登山道が延びている。

緩やかな道を5分も行くと、巨石群がある。
高屋遺跡巨石群だ。最近発掘されたと言うが、こんな
物がどうやって出来て、埋まっていたのだろうか??
この巨石群から見た眺望は
とても素晴らしい。
紫雲出山方向から、燧灘方向
そして、多くの島々が見える。、
先週通った道とは段違い
に快適な道が続く。

やがて右側の木の間から
先週行った工事中の道が
見えだした。
そして飛び出したのは、
七宝山のアンテナ分岐から、
工事中の道に入って、10m足らず
行った所の右側の砂利道。

道路工事のため、山道を改
修したようだ。
つまり先週はこの工事中の
道を最後まで行ってしまい、
測量用のピンクのテープに惑
わされて、間違った道を下った
ようだ。
教訓 ピンクのテープには惑わされないように!登山道は赤テープ。ピンクは作業用

まだ11時なので昼食は後にして元来た道を眺望を楽しみながら引き返し、稲積神社の
階段に腰をかけて、最高の眺望を楽しみながら食事をする。
途中で老夫婦(眼下に見えるビニールハウス群をやっておられるらしい)がこられ、近く
に住むが登るのは初めてとか、先週私たちが間違った道を同じように間違って下ったが
途中で、引き返したとか、少しばかりお話しをしました。

                   午前の部終わり。昼からは江甫草山
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紅梅が満開だった。