春の里山 慈眼寺  2019年03月22日  
里山倶楽部四国編 

- 春の里山歩き 坂本から慈眼寺へ -

例年、彼岸桜の咲き始める頃、おひな様の奥座敷坂本から慈眼寺へと周回している。

去年は3月15日に歩いた。

うっかりとしている間に、おひな様の奥座敷のイベントが終わってしまった。

今日は、昼前から快晴になる予報だが朝起きると空が暗い。

まあ其のうちに晴れるだろうと坂本に向かう。



旧の坂本小学校跡の広場に車を止めて出発。

キランソウが少し咲いていた。

地獄の釜の蓋と呼ばれる花だが、最近大群生を余り見なくなった気がする。



坂本八幡神社にまずはお参り。

シャガの花が咲き始めていた。



今日は社殿が開いている。

神社なのに、卍の紋は何故なのだろうか。



大勢の人が集まっていると思ったら、今日は春の社日だった。

地神祭の準備中のようだが、数十人は居る。

社務所でも直会の準備をしている。

今まで多くの地神祭を見てきたが、この様に盛大なのは初めてだ。



お雛様の奥座敷のイベントが終わった後の通りは寂しい。



慈眼寺の参拝路に入るとタチツボスミレが大群生している。

ムラサキケマンも花の盛り。



ムサシアブミも咲き始めていた。



稼勢山が正面に見える一軒家の前を通る。

軽トラが停まっているので誰か住んでいるのだろう。

しかし、以前お会いしたお婆ちゃんにはお会いできなかった。



この白い花は梅でないようだが、杏の花かな。



このお宅は空き家かな。



早咲きの桜は見事な葉桜となっている。



慈眼寺への丁石が残っている。

シャガの花が見事だ。



お地蔵様と21丁の丁石。



ホトケノザも咲き誇っている。

何処からでも稼勢山が大きく見える。



ハハコグサと一八丁の丁石。



車道に出て慈眼寺に向かう。



山道に入ると、彼岸桜が満開。

雪の下はまだ蕾も出ていない。



遍路小屋には接待のおミカンが置かれていた。



少しばかり急坂を登る。



大岩をくり抜いて遍路道が造られている。

コショウノキの花は今年初めての出会い。



遍路道から急に車道に飛び出る。

クサイチゴが咲き誇っている。



クロモジの花も満開。



クロモジがいたるところに咲いている。



ナガバノモミジイチゴとヤマルリソウ。



何時もの所にシロバナショウジョウバカマが大群生。



フキノトウも。



フサザクラも沢山咲いている。



マメザクラ?も咲き始めている。



慈眼寺に着く。



太子堂にお詣り。



試し柱ならぬ試し板。

私のお腹は全く入らない。



彼岸桜やカンヒサクラが満開。



慈眼寺の裏山は石灰岩の大岩で出来ている。

2億5千年前(古生代)の石灰岩が、長年月を掛けて雨水などによりトンネルとなった。



上勝の街が眼下に見える。



馬酔木の花が満開。



シロバナショウジョウバカマとセントウソウ。



本殿にお参りして、三回時計回りに回る。



年配のご夫婦が穴禅定から出てこられた。

満ち足りたお顔をしている。

私にも勧められたが、私はお腹がつかえて帰ってこられなくなる。



ミニ88箇所を回って帰ることにする。



この道は以前、石が崩れて通れなかったが、今はきれいになっている。



石仏にお参りしながら下山。



空が明るくなって、彼岸桜がきれいに見えるように夏た。



立派なお地蔵さんの前を通って
灌頂ヶ滝へ。



水量は多くないが、水煙が舞って良い感じ。



お不動さんの前で昼食。

時折水滴が顔にかかる。



昼食後、車道をドンドン下って行く。



ハウルの動く城?



雄滝と雌滝



枝垂れ桜の蕾もほころびかけている。



農道経由で坂本に帰る。



コブシやトサミズキが満開。



キブシが咲き始めていた。

坂本に帰ると軽やかなメロディが流れてとくし丸が営業中。

坂本には商店が無いように見えるのでお年寄りは助かるだろう。



一周して帰ってきた。

天気予報に反して一日中曇だったが、気持ちの良い春の里山歩きを楽しむことが出来た。

早春の山野草にも沢山出会えてよかった。




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