春の里山 慈眼寺  2021年03月09日  
里山倶楽部四国編 

- 慈眼寺 灌頂ヶ滝 坂本のお雛様 ―

坂本のお雛様が坂本八幡神社に展示されているようた。

恒例の慈眼寺詣でと一緒に見に行くことにした。



小学校跡に駐車して出発。



境内にはお雛様が工夫されて展示されている。



評判となっている石段を利用した雛飾り。

14段飾りだ。



コレも今年は沢山の神社で行われている花手水。

色とりどりの花が綺麗だ。



恵比寿神社などには雛飾りはない。



八幡神社の拝殿には色取り取りの吊し雛が。

アマビエの大きな人形も飾られている。



上から眺めてみました。




恐竜カレーがあるらしい。



いろはにほへとに擬えた看板がアチコチに建てられている。



例年、賑やかに飾られている民家には雛飾りは少なくて少し寂しい。



昭和中期の坂本

坂本の銀座通りと呼ばれたらしい。



散髪屋を過ぎた所に慈眼寺への参拝路入り口がある。



連年、此処から色取り取りの雛街道を眺めることが出来たのだが。



民家の軒先を通過



ユキヤナギとサクラソウ



何時もお会いしていたお婆さんが居なくなってもう数年になる。

ムラサキケマンが咲き始めている。



満開のカンザクラの向こうに鹿背山



農道のような道を行く。

道標が残っている。



慈眼寺へ3.5kmの標識。



不動明王が祀られている。



古い寄せ墓



ヤブツバキの綺麗な道を行くと車道に出て脇道に入る。



シロバナショウジョウバカマと満開の梅。



フキノトウが沢山顔を出している。

今では誰も採りに来ることはないのだろう。



舗装路から山道に入る。



お遍路休憩所 西山荘を過ぎる。



昭和50年と昭和13年の落書きが残る大岩を通過。



沢には水量が多い。



胡椒の木の花が咲いている。



慈眼寺への車道に飛び出すと青空が見えてきた。



シロバナショウジョウバカマが一面に咲いている。



フキノトウも



ヤマルリソウも所々に咲き始めている。



3月11日と12日に、コンクリートミキサーが通過する予告がされている。

佐那河内からと梅の木林道とこの道で、毎日合計130台もの大型コンクリートミキサーが通るらしい。



慈眼寺に到着。



太子堂にお参りしてから本堂に向かう。



カンザクラが咲き始めている。

カラミ桜はもう花の盛りが過ぎている。



カンヒサクラはまだ蕾が多い。



タチツボスミレが咲き始めている。



上勝の山並みと村落が見える。

高鉾山は此のすぐ右だが樹木で見えない。



セントウソウも少し咲き始めている。



本堂手前の大岩は平成9年に落ちてきたらしい。

こんな大岩が落ちてきたと思うと怖い。



本堂に到着。

今日は穴禅定に向かう人は居ないようだ。

もしかしたらコロナで中止しているのかも。

本堂を三回廻ってお参り。



穴禅定への階段が新しくなっている。



セントウソウ先頭層とシロバナショウジョウバカマの蕾



木々の向こうに高鉾山



マメサクラ?とアジサイの新芽



桜並木の桜も豆桜のように小さな花を咲かせるがまだ固い蕾。



沢の水は大きな音を立てて流れている。

淵の水は驚くほど澄んでいる。



苔の岩を流れる水と土筆



いろいろな苔が生えた岩で一休み。



キブシの花が咲き始めている。



正面に高鉾山が見える。



拝所のお地蔵さん。

三界萬霊塔の上に建っている。

すべての世界と縁のある人もない人も全ての人を供養している。

昔は坂本からと正木からの慈眼寺への参拝路がここで交わっていたとの事。

お地蔵さんのすぐ左に古い参拝路が残っている。



車道を下るとカラミサクラがまだ綺麗だ。



昔の参拝路の入り口。

10年ほど前に通ったが、かなり急な道だった。



灌頂ヶ滝に着く。

まずは龍神様にお参り。



まずまずの水量の滝が80mの垂直の岸壁を流れ落ちている。

不動明王のカンザクラもまだ綺麗だ。



風に吹かれると飛沫が崖から離れて一面に降り注ぐ。





キランソウが咲き始めている。

タチツボスミレはたくさん咲いている。



不動明王の前の広場の椅子で昼食。

降り注ぐ滝の水が桜の花を濡らしている。



滝の水が生き物のように跳ねる様は躍動感がある。






若い男性がドローンを飛ばしている。

うまく上げることが出来ずに悩んでいるようだ。

私も去年ここで飛ばしたが、GPSの電波が反射して掴み難い。

おまけに地磁気も乱れていてキャリブレーションがうまく行かない。

その為20m以上の高さに上がってくれない。

私の時はなんとかGPSを掴んでくれて撮影することが出来た。

青年は諦めたのか首を傾げながら降りていった。



濡れた桜も風情があっていい。



桜越しに見る滝もまたいい。



昼食後、名残惜しくて滝壺に降りて見上げる。



一瞬日が差して虹が出た。

感動して、飛沫が飛ぶ度に歓声を上げる。



名残惜しいが帰ることにする。

桃の花が満開だ。



山村の新聞受け。

向かいにも4軒分があって、合計8件の農家がここまで新聞を取りに来るらしい。



サンシュユが満開。



カンザクラも満開。

淵神の塔には寒緋桜



雄滝と雌滝



慈眼寺への旧参拝路入り口。

癒やしの道と呼ばれている。



菜の花とオオイヌノフグリ



ホトケノザとニホンタンポポ



ペンペン草(ナズナ)とクサイチゴ



レンゲソウが一杯咲いている。

タチツボスミレも



ハクモクレンはまだ蕾



トサミズキとマンサクも花の盛り



廃屋に大きなスズメバチの巣



カンザクラと高鉾山

去年はまだキチンと建っていたミカン貯蔵小屋が倒壊していた。



農道を登り切ると養鶏所。

鳥インフルエンザの防御のためか小屋はビニールシートで覆われている。



キワダへ降りていく。



何の花と蕾だろうか



風の駅さかもとの色々なオブジェ



あのオジサン色々と考えるなあ。



雛飾りがなくて寂しい坂本の町を歩く。

飛びがジッとしていると思ったらイキナリ飛び降りて何かを捕らえた。

そのまま食べている。



コショウノキかと思ったら香りが強い。

白花の沈丁花のようだ。



旧坂本トンネルの中を行く



ダイコン畑のお雛様。



ぶらぶら歩いて駐車場に帰る。

帰りには、よってね市で今年最後となるだろう熟成ミカンを購入。

甘いみかんを食べながら帰宅。

慈眼寺参りが済むとイヨイヨ春爛漫となる。

ソメイヨシノが咲くのももう少しだ。





総歩行距離 15.4km

累計標高差 ±1583m

総行動時間 6時間47分



里山倶楽部四国

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