寒峰  1605m  2004/04/17

福寿草の季節は終わったと思っていたのだか、REIKOさんのレポートでまだ咲いているらしいと言う事で
急遽矢筈山から寒峰に山行きを変更する。矢筈山にも登りたいのだがまた次の機会にする。
6時15分に家を出発。大歩危経由で住吉神社に8時40分に到着。45分に登り始める。

京上から新しく出来たトンネルを抜けて天狗塚の登山口を越えると、下瀬の集落に着く。左折 途中、奥の井の分岐があるが、直進 栗枝渡の素晴らしい集落を抜ける。
住吉神社を過ぎて林道脇の駐車場に駐車。 神社にお参りをしてから登山開始。 素晴らしい杉の大木が何本かある。
後から来た若い登山客に道を譲り、急坂を行く。 リスが木立の間を走り回っている。
咲き始めた山野草を楽しみながら登る。ホウチャクソウ?
三椏はもう花の終わりだ。
山シャクヤクの蕾が今にもはじけそう。 40分ほどで第一福寿草群落に着く。 盛りは過ぎていると思うが、まだまだ美しい福寿草の群落に出会えた。
ミヤマエイレイソウ。白い花を咲かすのかな?
ヤマルリソウ
ちょっと厳しい坂をゆっくりと登っていく。
とてもどんどんとは行けない。きつい。
八幡神社からの登山道にぶつかり尾根に乗る。 1424mのピークの三角点。
三嶺から天狗塚への稜線がが美しい。 一時間半ほどで福寿草の第二群落に着く。 いろいろな山野草が蕾を持っている。名前が解らない?山シャクヤクも群落を作っている。
ショウジョウバカマのピンクが疲れをいやしてくれる。先ほどの登りが嘘のような緩やかな道となる。 突然視界か゜開けると寒峰が目の前にある。
寒峰頂上の三角点と標識。2時間半で到着。先客は2名しかいない。 東には矢筈山の美しい姿が印象的だ。次は必ず登るからね。 落合の集落がとても魅力的だ。
西には中津山が綺麗な円錐形の姿を見せている。その左奥には国見山がある。 三嶺から天狗そして土佐矢筈山への稜線は、たおやかに伸びている。
サンダル履きでも行けそうな錯覚を覚える
脇山農園からスキー場へのスロープはもう緑が色濃くなっている。
前烏帽子から烏帽子へ伸びる登山道はいかにもなだらかに見える。
寒峰から見ると全ての山がいとも簡単な
ルートのように思えるのが不思議だ。
昼食後落合峠方面に下山。
振り返ると寒峰が優しく見える。
落合峠分岐点。
時間があるので前烏帽子方向へ足を延ばす。
途中に岩山がある。 前烏帽子が目の前に見える所から引き返す。先ほどの分岐まで来ると寒峰頂上に6人登っている。 落合分岐から奥の井方面に下る。
最初とても見晴らしがよい。
剣山、次郎笈も霞んでいるがよく見える。 かなり急坂を下っていく。
壊れた小屋を過ぎるとほとんど平坦な道を巻くように行く。 伐採用に新しく造られたモノレールに沿うように下る。 1000mにある民家で有名だったが、廃屋となっている。
ヤマルリソウが沢山咲いている。 砂防ダムまで来ると橋や道路が最近新しくなっている。 駐車場に落合分岐から約2時間で到着。姫路ナンバーの車がある。
先ほど見た頂上の6人パーティーの車だろう。
住吉神社下で野生のウサギに出会った。 祖谷の山村の風情は、とっても良いなあ。 しだれ桜も満開だ
タイツリソウ(ケマンソウ)が綺麗に植えられていた。
ボタン桜が見頃で美しかった 徳島の谷にはシャガの群落があちこちにある。とても素晴らしい。
帰りは落合峠経由で帰る事にする。落合峠で矢筈山や三嶺の美しい姿を楽しんだ後。帰る事にする。落合峠から少し下りた所でニホンカモシカ発見。スピードを落とし近づくと驚いて尾根に上がったがそのままこちらを見ている。首を傾げたり左右の耳をぴくぴくさせたりしている。体全体が太っているというか、綺麗な毛に覆われてまん丸だ。とても優しい表情をしている。あっカメラはと思って取り出し撮そうとしたら設定がマクロになっている。焦って切り替えて撮したが結果は、逃げ去った後しか写っていなかった。家内からドジとだと責められるし、何よりもこんなシャッターチャンスは二度と無いと思われるのに!悔しい...でも遭遇してゆっくりみる事が出来ただけでも仕合わせかなあ...
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歩行距離約10km 歩行時間約5.0h