－ オオヤマレンゲ咲き始める樫戸丸 －
樫戸丸にオオヤマレンゲが咲き始めたとのレポートがあった。
例年ならもう満開になっている時期だが、今年は木の花の咲くのが遅い。
咲いているのを期待して樫戸丸に出かける。
 
園瀬川河畔には、ネムノキが満開。
 
樫戸丸だけなら歩き足らないので、まずは高城山へ。
 
アメダスレーダードームへ向かって、モノレールに沿って登る。
このモノレールは、レーダードーム建設時に自然への負荷を減らす為に、道路を建設する代わりに設置された。
山に道路を建設する事は、それだけ自然に対して負荷をかけるという事だろう。
今計画中の風車工事は、自然への負荷を減らす様な対策を考えているのだろうか。
 
苔の生えるブナの古木には、アオベンケイが沢山着生している。
 
レーダードーム建設で数は減っているが、貫禄のあるブナの古木が素晴らしい。
 
新しく化粧直ししたレーダードームを見上げる。
このレーダードームは遠くからでもよく見える。
 
チャートの大岩の間を頂上に向かう。
 
頂上からの眺望は、少し霞んでいるものの剣山までよく見える。
 
記念撮影をして、直ぐに西尾根に向かう。
 
冬の間は枯れ木の様に見えたブナも青々と茂って元気そうだ。
ナナカマドはまだ蕾。
 
ブナの葉も確りとしてきた。
素晴らしい眺望の西尾根を降りていく。
 
こんな所にマルミノヤマゴボウが沢山咲き始めている。
 
テンニンソウも元気になってきた。
コナスビは今日も元気に咲いている。
これから登る樫戸丸を正面にして降りていく。
樫戸丸頂上は随分と遠くに見える。
しかし、少しずつ歩けば、そんなに遠くは無い。
 
タンナサワフタギが咲き始めているが、今年は花の咲くのが遅い。
 
林道に向かって降りていく。
 
スーパー林道を建設した為に岩山となったのか、それとも岩山の間にスーパー林道を通したのか。
チャートの巨岩の片面は、スッパリと切れて鏡石の状況となっている。
チャートの岩が割れる時、このような切断面となる事があるらしい。
 
桜の実は今年は少ない。
ウリハダカエデの実が、ピンクに色付いている。
ピンクのヤマボウシ。
風の広場に着くともう二台駐まっている。
もう一台やって来てお声がけ戴く。
なんと去年の6月14日に此処でお目にかかったお二人だった。
 
ヤマボウシ満開の登山口から歩き始める。
 
ヒメシャラには花が咲いていない。
 
今年もオカタツナミソウが咲いている。
タンナサワフタギも一斉に咲き始めている。
 
フタリシズカが咲き始めているが、随分と遅い開花だ。
 
先程の車の男性が追いついてきて、少し話をしてから先に行って戴く。
広場から高城山を眺める。
 
オオカメノキはもう実になっている。
タンナサワフタギが山中に生えて咲き始めている。
 
ヤブウツギとガマズミの花。
 
オオヤマレンゲの自生地に着く。
少し咲いているが、まだ蕾が多い。
 
咲いている花は、４輪のみ。
一番綺麗に咲いていたオオヤマレンゲ。
あと数日すれば沢山咲き始める事だろう。
 
頂上で皆さんと記念撮影。
 
皆さんと花の話をしながら下山。
 
グミの花が咲き始めている。
シモツケの花が咲き始めている。
このテンナンショウの名は？と、質問戴く。
これは初めて見るテンナンショウだ。
１．背が小さい
２．葉は1個、葉軸は発達せず小葉が掌状に5枚
３．葉縁にはふぞろいの鋸歯
４．炎苞は、緑色で白い筋がある
葉が特徴的で、コナラの葉に良く似ている。
久しぶりに、萩生の森さんのホームページで調べると、これはシコクヒロハテンナンショウの様だ。
初めての出会いで嬉しい。
樫戸丸のブナの木は、独特の雰囲気がある。
樹形が芸術的で、何とも言えない味がある。
 
アオベンケイが沢山着生している。
 
コハクウンボクは、まだ殆ど蕾で少し咲き始めている。
 
これはマムシグサかな。
倒木に座って昼食。
冷やし中華の弁当だが意外と量が多かった。
風の広場から、正面のピークへ登ってみるが途中で道が無くなり、車道に降りる。
 
車道脇には、ツルアジサイやコゴメウツギ。
また登って、四等三角点「八幡」１３８２．９ｍに立ち寄る。
 
アオベンケイが沢山着生している。
もうピンクに色付き始めたのもある。
 
ピンクに色付いたヤマボウシが多い。
 
道端にはノイバラとマルバウツギ。
 
リョウブの蕾とコメツガの実？
ノンビリと歩いて駐車地点へ。
帰りにファガスの森による。
鹿カレーを食べたかったが、まだお腹がふくれている。
ヒラタケ一杯の山菜ソバを食べながら、平井さんとブンコさんと暫く談笑。
オオヤマレンゲの咲くのが遅いねと話をする。
それでも、綺麗に咲いているのに出会えて良かった。
来週初め位にもう一度見に来ようかな。
総歩行距離 8.7㎞
累計標高差 ±７０８ｍ
行動時間 6時間5分
里山倶楽部四国
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