夏の里山 樫戸丸 天神丸      2018.06.14
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オオヤマレンゲ満開の樫戸丸 -

樫戸丸にオオヤマレンゲの咲く季節となった。

例年、南高城の登山口から高城山に登ってから樫戸丸まで行って、また高城山登山口まで引き返していた。

今年は、土砂崩れで南高城の登山口まで行くことが出来ない。

ファガスの森から往復するのはちょっと大儀だ。

久しぶりに、県道295号線から、木屋平木沢線で川成峠を経由し風の広場まで行くことにしよう。

天神丸にも登ってみたい。



木屋平木沢線を行くとヤマツツジが綺麗だ。

スーパー林道までの道は、舗装されているが落石が多い。

この道を、風車用プロペラなどを積んだ超大型トレーラーが通行できるのだろうか。

かなりタイトなカーブも多い。



スーパー林道に入っても道は荒れている。

川成峠着。



川成峠に着くと木屋平側の雲海が綺麗だ。

左の雲海の上に出ている山は高越山。

右のトンガリは東宮山。



風の広場に駐車。

家内は、高城山に登ってから樫戸丸に行こうと言うが、なだめすかして樫戸丸へと出発。

8時26分出発。

登山口のヤマボウシが満開。



オカタツナミソウやコナスビが出迎えてくれる。



タンナサワフタギやツルアジサイも花の盛り。



ヤマボウシとサルナシの蕾



ヒコサンヒメシャラの花が咲いている。

紅が可愛い。



コハクウンボクの花が頭上に咲いて、足元には沢山白い花が落ちている。



真紅のヤブウツギが咲き誇っている。

まだ雲海が広がっている。



バイカウツギが綺麗だ。

去年はあまり咲かなかったが、今年は花が多い。



コハクウンボクとヤブウツギの花



樫戸丸にも見事なブナが多い。

ブナの木の股にアオベンケイ。



振り返ると高城山。

フタリシズカが一面に咲いている。



林床のバイケイソウはまだ蕾だが、葉は茶色く枯れている。

鹿に囓られたせいかな。



ブナの緑が綺麗だ。

標高が上がると、バイケイソウが綺麗に咲いている。



ブナの並ぶ稜線を歩くのは気持ちがウキウキする。

色々な樹形のブナの造形が芸術的だ。



見晴らしが開けたところからは、川成峠から続く長山、当野石山そして天神丸へと続く稜線。

その奥に一ノ森、剣山。



川成峠。

此の三叉路を右に行くと、木屋平へいくことが出来る。



正面に大岩が見えた所で左へと行くと、オオヤマレンゲの自生地に付く。

金網の中の天女花は、恥ずかしそうに下を向いている。



今年は花が多い。



もう盛りが過ぎた花も多いが、今が見頃の花も沢山咲いている。



蕾もまだ沢山ある。

見事に咲いた花には見とれてしまう。



今年は樹勢が盛んで、葉も元気で多い。

葉に隠れた花を望遠で上手く写し出すのに苦労する。



純白の花が、恥ずかしそうに咲いているのには心打たれる。

これでもかと、葉陰に見事な花を咲かせている。



存分にオオヤマレンゲの花を堪能する。



頂上に向かうとバイケイソウが満開。



タンナサワフタギも、純白の泡のような花を咲かせている。



振り返ると高城山。

スーパー林道が際どいところを走っている。

年がら年中、崖け崩れが起こる理由がよく分かる。



樫戸丸頂上着。

10時2分。



眼の前に天神丸そして一ノ森、剣山。

石立山も顔を出している。



木屋平の民家も、随分と山の上に建っているなあ。

三木家のあたりかなあ。



景色も十分に楽しんで次の山に向かおう。

真ん中が橙色のミツバツチグリ。



樫戸丸のブナの実は少ない。



他の山では、とっくに散っているカマツカがまだ咲いている。

標高や環境が異なると、季節が逆戻りするようで面白い。



グミの花が咲き始めている。



こんな所にシモツケが咲いている。



ブナを楽しみながら下って行く。



ブナには、アオベンケイなどのいろいろな植物が着生していて面白い。



ドンドン下っていくと、ご夫婦日?が登ってきた。

女性はシルバー大学でお会いした方のようだった。

男性は私のホームページを見ていただいているそうだ。

ありがとうございます。

ヤマボウシの花が赤く色付き始めている。



平井さんとブンコさんが登ってきた。

今日はお休みで、オオヤマレンゲの花を楽しみに登ってこられたそうだ。

相変わらずお元気一杯のようだ。

高城山下のスーパー林道の崩壊場所は、今日復旧作業が行われていて、上手く行けば明日にも開通できるとの事。

そうなれば丁度見頃のオオヤマレンゲを、お手軽に見に来ることが出来るだろう。



風の広場まで帰ってきて、樫戸丸を振り返る。



スーパー林道を走って天神丸へ。

路面は結構荒れている。

バス停みたいな天神丸登山口に着く。

久しぶりだなあ。



12時5分出発。

最初は、渓流沿いの道。

チャートのような大岩がある。



天神丸までは登山口から770m、標高差230mと頂上は直ぐ近く。



当野石山からの道と交わる所に展望所が有る。

ナナカマドの花が咲き始めている。



展望所からは傾斜が急になり山道らしくなる。



ベンチからはさらに急に。



頂上手前はなだらかになる。



天神丸頂上に家内にカナリ遅れて到着。

12時43分。

二等三角点「天神丸」1631.86mがある。



左には高城山。

右には剣山。

ベンチでお弁当タイム。



登りでは気が付かなかったが、アケボノツツジの木が多い。

徳島で一番遅くに咲くアケボノツツジとして、人気があるのが解る。



登山口に帰ってきた。

ミネザクラに実が出来ている。



帰り道でヤマツツジが綺麗だった。

帰りに四季美谷温泉に寄りほっこり。

充さんのところにも寄って、わらび餅を食べようと思ったが、定休日だった。

今日は、オオヤマレンゲの花を存分に楽しむことが出来た。

また、楽しい出会いも有った。

これから夏の花も次々と咲き始めることだろう。

楽しみだ。



 


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