春の里山 剣山 次郎笈   2014/04/15
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- 残雪の剣山 次郎笈 -

剣山へと向かう国道438号線の崩壊場所が復旧してからまだ剣山に登っていない。

今日は最高の天気で、山野草などを見てみたい気もするが、久しぶりに剣山に登ることにする。



川井峠に来ると桜が満開。

朝なので日が当たっていないので色合いがもう一つ。

帰りに見ることにして先を急ぐ。

あれっ?

石碑の白い神様が川井峠に変わっている。



木屋平をコリトリに向けて走ると、穴吹川川岸のしだれ桜もちょうど満開を迎えている。

桃も綺麗だ。

桃と桜の花の向こうに剣山と一の森が屏風のようにそびえている。

なんと山頂は真っ白だ。

先週の雪がまだ残っているのだろうか。



崩壊現場の近くに来て上を見ると何とカモシカ君がこちらを見ている。

車を止めると垂直のような斜面を駆け上がった。

崩壊現場は今日も工事が続行中。



見ノ越に着くと先着車は10台位。

リフトが動くのを待っている人も多い。



剱神社でお参りしてから出発。

8時9分



天気が良いので三嶺がくっきりと見える

気温はちょうど0度。



少し雪は残っているが危険なトラバースも地面が出ていて問題なく歩くことが出来る。



ついこの前までスッポリと埋まっていたトンネルも雪は消えている。



標高1600mまでは雪は消えていたが西島に近づくと雪が残っておりしかも凍っている。



アイゼン無しでも登ることは出来るが滑りやすいので簡易アイゼンをつける。

西島神社の横の岩場も雪が凍っている。



剣山北斜面や次郎笈も雪が残っていて白い。



9時2分西島駅着。



ベンチに腰をかけて三嶺の美しい姿を眺める。



三嶺の右には白い石鎚山の姿も見ることが出来る。



刀掛けコースを上っていくが残雪が多い。



先ほど通った崩壊現場。

完全復旧にはまだ暫くかかることだろう。



穴吹側の流れや高城山の葱坊主もくっきりと見えている。

こんなにくっきりと見えるのは珍しい。



刀掛けの松に着くとご夫婦が休憩されていた。

大きなリュックを担がれているので縦走ですかとお聞きすると肉淵峠まで行かれるとの事。

?肉淵峠からはまたピストンしてくるのかな?



剣山山頂と三嶺



刀掛けの松から登っていくと残雪が深くなる。



高城山から高丸山そして西三子山

手前は天神丸



先行のご夫婦はトラバースを行くが家内は右へと階段に向かう。

階段の下あたりは凍っていて気をつけないと危ない。



鳥居下も雪は減っているが滑りやすくて注意が必要。



頂上ヒュッテに到着。

9時51分。

ヒュッテはまだ開いていない。



気温は5度位。



頂上の雪はすっかり解けている。



矢筈山が綺麗に見えている。



剣山頂上着

10時2分。



今日はくっきりと晴れていて次郎笈から三嶺へと続く縦走路がくっきりと見える。



朝、駐車場を先にに出発していった青年が次郎笈に向けて下っていった。

私たちも次郎笈に向かう。



トラバース分岐から下っていって水場分岐で一息入れる。

これからの急坂に備えて気分をハイテンションモードに切り替える。



残った雪は堅く簡易アイゼンが良く効く。



青空に向かって登っていくのは気持ちが良い。

いつも凍っている岩場は雪もなく乾いている。



手前のピークで休む暇も無しに家内は頂上に向かう。

頂上手前の稜線は新雪が深く膝下まで埋まる。

11時15分 次郎笈頂上着。

ちょうど先ほどの青年が下りていった。



次郎笈から丸石、高の瀬そして三嶺へと続く稜線。

雪は少ない。



少し早いが剣山を見ながら昼食。

一の森の右には高城山と高丸山。

高城山や高丸山からだと一の森の奥に次郎笈の頭だけが見える。



風もないポカポカ陽気の山頂でコーヒータイム。

至福のひとときを過ごす。



鞍部へ向けて下りは高度間があって素晴らしい景色を楽しみながら下ることが出来る。

雪が残っているのでさらに美しく見える。

分岐 12時19分通過

西島へのトラバース道へと進む。



次郎笈を振り返る。

白銀の次郎笈は素晴らしいが、残雪の次郎笈も綺麗だなあ。



アカカンバの所では雪はないので安心していたらやはり雪が出てきた。

このトラバースは冬期は雪が多く危険だと言うことで通行しないようにしている。

もう4月も中旬なので大丈夫だとは思うが。



道がザレていル所も少しある。

二度見展望台で一休み。



山嶺を見て進むと若いご夫婦が登ってきた。

御塔石の下のトラバースには雪がないように見える。



所が、北向きの斜面では雪たっぷり。

水場も深い雪の下。

先程のご夫婦の足跡を頼りに下って行く。

こもさんのレポートでここでトレランの人が熊に出会ったそうだが熊らしい足跡はない。



小屋に着いてこれから先は雪はないかと思ったが雪原のようになっている。



頂上から一直線に下りてきた足跡が残っている。



雪歩きを楽しんで歩いていると西島駅に着いた。

13時14分



気温がどんどん上がってきているが残雪は意外と堅くて歩きやすい。



剱神社に14時5分着。

気温は14度に上がっている。



川井峠に向かうところの民家のしだれ桜は、盛りは過ぎているがまだまだ綺麗だ。



川井峠に車を止めて白い神社の垂れ桜を見に行く。

石の鳥居の扁額も白い神社の文字が消されている。

椅子に座ったおじいちゃん)にお聞きすると、白い神社は解散して元の川井峠に戻ったとのこと。



実はこのおじいちゃんがこの桜を植えられたとの事。

ありがとうござますおじいちゃん。

おかげでこのような素晴らしい桜を毎年見る事が出来ます。

十分に桜を楽しんで家に向かう。

通行止めが解除されたおかげで16時には家に着く事が出来た。

これから剣山系に行くのがずいぶんと楽になる。


里山倶楽部四国編 

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