秋の里山  剣山 次郎笈 丸石  2014/09/17
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 剣山 次郎笈 丸石 マルバチソウ -

今日も午前中は快晴の予報

久しぶりに剣山から次郎笈の周回をしてみようと朝5時半過ぎに出発。



見ノ越の駐車場は県外ナンバーの車が10台ほど停まっている。

438号線の崩壊地点や頂上のバイオトイレ建設で作業員の車が多いので登山者がどれくらいいるかは解らない。

キャンピングカーの人達はリフト待ちかな?

ナナカマドの実が真っ赤になっている



登山口にはハガクレツリフネが沢山咲いている。

三嶺は雲一つ無いが少し霞んでいる。



気温は11度

7時55分出発



気温が低く湿度も低くいのか爽やかで気持ちが良い。

ヘリコプターで荷揚げ作業をしているのかな?



台風で崩壊した場所は綺麗に修復されていた。

雪が降った時に邪魔だった大きな倒木も1mくらいカットされていた。

先日お願いした事なので嬉しい。

どうもありがとうございます。

西島神社には新しい標識が出来ていた。



頂上も綺麗に見えてはいるが少し霞んでいる。

8時36分 西島駅着



やはり三嶺方向は少し霞んでいる。

二組のご夫婦が、登ってこられて一組は大剱神社方向、もう一組は刀掛けの松ルートへと登って行った。



タカネオトギリやオトギリソウがまだ少し残っているが大半は実になりかけている。



私達も刀掛けの松に向かう。

ナナカマドの真っ赤な実が目立つ。



途中、丸笹山と赤帽子山そして三嶺



刀掛けの松に付くとまだ新鮮なシコクフウロが沢山咲いている。

9月になってもこんなに綺麗な花が咲くとは驚き。



シコクブシやテンニンソウは沢山咲いているが、もう花の終わりが近い。



レイジンソウやトモエシオガマもまだ咲いていた。



オタカラコウも殆ど散っていた。



何時もの場所にまだ白いシコクフウロ?が咲いている。

ゲンノショウコかとも思うが??



大きな音がして木屋平方向からヘリコプターが飛んできた。

今日も荷揚げ作業があるようだ。

小さなアザミは葉に特徴があるが?



雪の季節には通れないトラバースから頂上ヒュッテを目指す。



見事な色のリンドウが咲いていた。



鳥居の辺りにはシコクフウロが群生している。



9時13分 頂上ヒュッテ着

438号線の崩落現場は工事が再開されていた。



気温は16度



ヒュッテに寄るが新居さんも3代目も留守なので頂上に向かう。

ヘリコプターの大きな音がして階段を上るのを待つように言われた。



ヘリが来ると真下では凄い風圧のため危険らしい。

木道も一部通行止めとなっていた。



木道を進むとミヤマクマザサの中に沢山のリンドウの花が顔を出している。

リンドウの花が増えているようで嬉しい。



また大きな音がしてヘリがやって来た。

見ていると塔の丸の向こうから機材を運んでいるようだ。

スキー場跡が資材置き場になっているのかな?

10分位で往復しているようだ。

荷揚げ作業もあっという間だ。

しばらく見とれてしまう。



大人になってもヘリの飛ぶのを見ると何故かワクワクする。



頂上には誰もいない。

三嶺はやはりスッキリとは見えない。



頂上に9時30分着。

家内はすでに待っていて、私がヘリを見ている時間が長すぎると叱られる。

そのまま次郎笈に向かう。



少し青空が広がり三嶺が綺麗に見えるようになる。

リンドウの花が咲き乱れている。



いつ見ても次郎笈は美しい。

頂上へと向かう登山道が柔らかな曲線を描いている。



次郎笈に向かって快調に登って行く。



前ピークから見た三嶺への縦走路



10時23分 次郎笈頂上着

山頂標識が新しくなっていた。

南つるぎ地域活性化協議会の皆さんが設立されたようだ。

ありがとうございます。

次郎笈頂上にも誰もいない。

今日は登山者が少ないなあ。



目の前に剣山。

此所から眺める剣山が一番美しい気がする。



頂上で休憩しようとしたら家内が丸石に行きたいと言う。

丸石は目の前に見えているが結構下らなければならない。

帰りの登り返しを考えるとちょっと躊躇する。

しかし家内は私の返事を待たずに丸石に向かい始めた。



丸石へと向かう稜線は毎年樹木の立ち枯れが増えている。

もう生き残っている木が殆ど無い。



どんどん下っていくと咲いていました。

ウメバチソウの花が道の両脇に数え切れないくらい咲いている。



この花を目当てに丸石へ行こうと言った家内は大喜び。



ウメバチソウには薄緑色に見える王冠形の仮雄しべがあり根元から蜜を出している。

花の中央に雄しべが5本ある。

雄しべは1日に1本だけ立ち上がって花粉を出す。

花粉を出し終わった雄しべは外に反り返る。



この花は3本の雄しべが反り返り1本の雄しべが立ちあがっている。

まだ1本の雄しべは丸まっている。

つまり花が咲いてから4日目と言うことらしい。

5本の雄しべが花粉を出して役目を終えると中央の雌しべが立ち上がってくる。

こうやって自家受粉を避けている。



アキノキリンソウやシコクフウロも沢山咲いている。



ツリガネニンジンはもう花の終わりかな。

ハクサンフウロのように花弁に赤い脈が入っていない花もある。



スーパー林道分岐から登りとなる。

風が無く気温が上がってきて汗ビッショリとなる。



100mほど登り返して丸石山頂着。

11時41分

日が照ってとても暑い。



昼食にしようと思ったが羽のある蟻のような虫が飛び回っていて息をすると口の中まで入ってきそう。

これはたまらないと直ぐに下山開始。



少し登り返した木陰で昼食。



鞍部から200mほど登り返して水場分岐に着く。



水場近くは日陰で涼しい。

冷たい水で顔を洗い喉を潤す。



二度見展望台に来ると椅子が新調されていた。

何時も手入れしてくれている方達のおかげで楽しい山歩きが出来る。



モミジなどが色付き始めている。



テンナンショウの実が赤くなりかけている。

水場辺りのシコクブシはまだ綺麗だ。



西島駅には新しい

看板が出来ていた。

登山口の気温は16度。

14時48分着。



急にガスが降りてきて暗くなってきた。

駐車場には車が増えていた。

登山途中では殆ど人に会わなかったのに不思議だなあ。


里山倶楽部四国編 

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