冬の里山 剣山 一の森  2015/1/24
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 素晴らしい眺望を楽しむ 剣山から一の森 -

今日も良い天気の予報。

今月の20日に行ったばかりだが、今日も剣山に登ることにする。

20日は素晴らしい天気だったが、今日はどうだろうか?

楽しみだ。

何時もはデジカメを片手に持って撮影しながら走るのだが、よく考えると私の車にはドライブレコーダーが付いている。

車が動いている間や、カメラの前を何かが横切ったとき、そして大きな振動があった時に自動的に撮影することが出来る。

SDカードが一杯になるまで撮影できて、その後は古いファィルに上書きされるようになっている。

帰ってからSDカードを見てみると驚くほど綺麗に撮れている。

3500円で買ったにしては上出来だ。

以下4枚はドライブレコーダーの動画をキャプチャーしました。



第2ヘアピンぐらいから雪が現れるが、除雪されていて走りやすい。

第7ヘアピンではまだ工事車両は来ていない。

夫婦池を過ぎて塔の丸尾根コースの登山口には愛媛ナンバーの車が3台停まっていて若い人達が登山準備中。



先日は除雪されていなくてガタガタだった道も除雪されて走りやすい。

しかし路肩に雪が積まれていてちょっと走行に注意を要する。

どんな具合か、動画を見てください。

尚、除雪されていない時はこんなに良い状態では無いので気をつけてください。




スキー場跡を過ぎた辺りから見ノ越近くまではドライブレコーダの画像のように、良く除雪されていてとても走りやすいです。

見ノ越に来るとやはり路肩に沢山の車が停まっていて登山準備中。

登山準備中の人が車のそばにいるので跳ねそうで怖い。

下に大きな駐車場があるのだが。

下の駐車場の積雪の状態です。

今年初めて見ノ越に行かれる方は参考にしてください。




リフト駅方向は相変わらず雪が深く進めない。

名頃への道も誰も通っていないようだ。

下の駐車場に停めようと慎重に進む。

第二駐車場へはまだ誰も入っていないようで新雪を慎重に進んで駐車場に入る。

今日は一番乗りのようだ。




すぐにパジェロミニのご夫婦がやってきた。

薬研谷や雲早山縦走路でよくお会いした方達だ。

少しお話しして先に出発。

土産物屋さんの前で方向転換しようとした車がスタックしていた。

女性二人が一生懸命押しているがタイヤが空転して動けなくなっている。

二駆でも走っている間は問題ないが、方向転換などで大きくハンドルを切って次に進もうとするとスタックする場合が多い。

私も手伝って押してみると少し動いた。

その内、男性二人が助けに来て何とか脱出することが出来た。

やはり人力で押すのが一番だ。

手伝いに来た男性から久しぶりとお声がけ頂く。

なんと小学4年生で100名山を登頂した下河美輝さんのお父さんだった。

美輝さんは今日は試験の為ご夫婦だけだそうた。



剱神社から見る三嶺は何時にもまして真っ白に輝いている。

今日も楽しい山歩きが出来そうだ。



気温はマイナス7度。

8時47分出発

登山道は良く踏まれている。



危険な箇所も雪が締まっていて足跡がはっきりとしているので不安は無い。



トンネルを越えて登っていく。

私としてはトンネルを越えたところで一口水を飲んで、一息つきたいところだが家内はかまわずドンドン行く。



今日は車の脱出を手伝っていた為先行者と間隔が離れているのかなかなか先行者に追いつかない。

家内のペースが上がるのでドンドン離される。

標高1600mで呼び止めて休憩。

スポーツドリンクが美味しい。



何時ものアカカンバの氷原に来ると日が差してきた。

今日は雪の結晶が煌めいていない。

新雪で無いと結晶が光らないのだろうか?



1月になって運動不足と飲み過ぎで5キロも太った体に鞭打って、必死に家内に付いていく。

家内が軽そうに登るのがうらやましい。



遊歩道分岐まで来ると次郎笈が白く輝いて見える。

前を行くお二人に追いついた。



途中で立ち止まり三嶺を眺める。

ここから見る三嶺が一番美しいかもしれない。



三嶺の右肩には愛媛の山々がクッキリと見える。

このようにクッキリと見えるのは珍しい。

笹ヶ峰南面とちち山の笹原に積もる雪がひときわ白く輝いている。



石鎚山と瓶が森をアップで

石鎚山の右手前は伊予富士だろう。



赤石山系もこれだけクリアに見えるのは珍しい。

1452mのピークは三つ足山だろうか?



9時53分 西島駅着

先行のお二人に挨拶して先に出発する。

トイレ横からの吹きだまりはまだ誰も歩いていない。

スノーシューの男性がリフト乗り場から出発していった。



風が強くなって地吹雪と成り雪が横殴りに吹き付ける。



地吹雪で先行者の足跡が消えるが、しばらく登っていくと穏やかとなり登りやすくなる。

剣山山頂も見えてくる。



クラストしているところはガリガリと進む。



振り返ると丸笹山と赤帽子山

左には高城山。

申し分の無い眺望だ。



直登路はやはりキツイ。

時折地吹雪が吹き荒れる。

大きな三脚を背負った男性がスノーシューで駆け下りてきた。

今朝の朝焼けは素晴らしかったことだろう。

写真好きの方達の行動力には何時も驚かされる。



後からヘルメットの男性が登ってきて一緒に眺望を楽しむ。

三加茂の男性で今日は西祖谷で雪合戦があると言っていた。



赤帽子山の向こうのお高越山と奥野々山は全体が少し白くなっている。

雪が降ったのだろうか。



塔の丸の向こうには矢筈山。




刀掛けの松手前の吹きだまりが大きくなっている。



地吹雪が時折吹き抜ける。

このようにして吹きだまりが大きくなるのだろう。





高城山と三嶺を眺める。

今日は霧氷が出来ていない。




枝折り神社は20日よりも雪が少なく屋根が顔を出している。



刀掛けの松からは傾斜がきつくなるので一歩一歩踏みしめて登っていく。



何時もの雪庇の場所は近寄ると危険。



埋まった標識でも男性が一人下りてきた。

この標識までが苦しいところ。



高城山や砥石権現の山並みが掘り深く男性的に見える。

少し霧氷が出来ている。



階段道は足跡が無くて右から巻いていく。

雪が多いときは階段に雪が積もって凍っているので、このコースの方が登りやすい。



雑木林を飛び出すと踏み跡の無い雪原が美しい。



真っ青な空と真っ白な雪原、何ともいえない美しさだ。

もう少しで頂上だと思うと余計に嬉しくなる。



シコクシラベのモンスターは先日よりは雪を被っている。

左奥には一の森が白く輝いている。

一瞬嫌な予感。



先行者が雲海荘へ直登していく。

私たちは何時ものように鳥居に向かう。

今日も踏み跡は無い。



斜面は堅く凍っていて、アイゼンの歯を確実に踏み込んで進む。

鳥居の積雪は先日と同じくらい。

ヒュッテまでの急なトラバースは、やはりちょっと緊張する。



今日もヒュッテには誰の足跡も無い。



無料の双眼鏡は埋もれて使用できない。

今日は438号線の工事現場は休みのようだ。



何時ものように剣山本宮にお参り



温度計は解りにくいがマイナス4度を示している。

私の温度計ではマイナス7度。



パジェロミニのご夫婦が登ってきてしばらく話をする。

私たちの履いている12本爪について聞かれるが、8本や10本に比べてとても歩きやすいと話をする。

蹴り込む力の弱い私たちは、先ほどの堅く凍った急斜面等は12本爪だと確りとホールドしてくれて安心だ。

モンベルの12本爪は軽くて爪の配置がスパッツなどを引っかけにくくなっている。

測候所跡のエビの尻尾は堅く凍って落ちている。



天下一品の眺望を楽しむ。

祖谷の山並みは本当に美しい。

愛媛の山々がすぐ近くに見える。

愛媛の山からも剣山系の山並みが見えていることだろう。





もう一度愛媛の山々

笹ヶ峰が真っ白に輝いているので山座同定に約立つ。

笹ヶ峰の吊り尾根を右に行くとイボのような沓掛山



山頂に向かう。

久しぶりに山頂に登山者が多い。

と言っても10人もいないのだが..






木道端から次郎笈と三嶺へと続く縦走路。



家内が次郎笈を見に来ないと思ったら下河さんご夫妻と話をしている。

剣山で最初お会いしたときにはまだ小学生だった美輝さんは、もう高校1年生で丸校の登山部に入っているとのこと。

65㍑ 30㎞のザックを担いで山を登っているそうだ。

二年ほど前に次郎笈でお会いしたときはずいぶんと女性らしくなっていたが..

さぞかし逞しくなっていることだろう。

また一度お会いしたい。



家内が下河さんご夫妻に、一の森に行かないかと誘っている。

私はちょっと自信が無いが付いていくことにする。



木道でおじょもさんのお友達が出発準備をしていた。

下河さんご夫婦がスノーシューを履いている間に私たちは出発。



経塚森のピークに向かうと次郎笈が綺麗だ。



去年は雪が緩んでいて何度も踏み抜き転倒したが、今日は確りと締まっていて歩きやすい。

富士の池から登ってこられたという阿南の男性からお声がけ頂く。

ホームページ見て頂いているそうでありがとうございます。

富士の池までの道路や一の森への登山道は問題ないようだ。



下河さんが凄い勢いで駆け下りていった。

家内は後を追ってドンドンと行ってしまう。

二の森までの少しばかりの登りが足に答える。



遭難碑のところで家内は待っていてくれたので、一息付く。

下河さんの奥様にも先に行って頂く。

体重を減らさないと駄目だなあ。



一の森への登りに差し掛かったところで香川のご夫婦からお声がけ頂く。

先ほど剣山頂上で見かけたと思うのだが、もう一の森まで行っての帰りらしい。

皆さん、早いなあ。



必死になって家内を追いかけていってやっと頂上で追いついた。

下河さんご夫妻や先行の香川のお二人も休んでいる。

テラスから50分ほどかかった。



また此所でも記念撮影。



次郎笈と剣山

その間に見える三嶺や天狗塚がいよいよクッキリと見えている。



高城山のレーダードームもクッキリ。



皆さんがゆっくりしている間に三角点に向かう。



三角点までの道は誰も歩いていない。

深い笹に覆われているはずだが、何処が登山道かも解らなくなっている。

ここからも剣山次郎笈の眺めがが素晴らしい。



24倍ズームで剣山と次郎笈頂上を撮影。

今日は次郎笈には人影が見えない。



三嶺と天狗塚をズーム

牛の背まで綺麗に見えている。



三嶺の避難ヒュッテが写っている。

三嶺頂上右には冠山や笹ヶ峰

この時間まで雲がかからずクッキリ見えるのは驚き。



高城山から連なる那賀の山並み



ソフトクリームのような新雪に座り込んで昼食。

風が無くポカポカ陽気で気持ちが良い。

此所でビールなど飲んで昼寝したら気持ちが良いだろうなあ。

しかし、山の夕暮れは早い。

名残惜しいが帰ることにする。



もう一度剣山方向の眺望を楽しむ。



那賀の山々は見分けが付きにくい。

間違っていたらごめんなさい。



360度 これでもかという景色を楽しみながら一度一の森頂上に戻る。

皆さん、雪原でそれぞれに楽しんでおられるようだ。



もう一度記念撮影して下山開始。

下山と言っても、これから三度ほどの登りが待っている。



何時もは登山道が掘れて石が多く歩きにくい道だが雪が降ると楽々鞍部まで到着。

お花畑分岐の標識も埋まっている。



まずは二の森までの登り。

結構厳しくて気合いを入れて登っていると、富士の池から登ってきた二人連れがもう剣山から下ってきた。



経塚森に向かうとアコヤガイのような雪庇が出来ていた。

普通、雪庇は北側の谷に向かって発達するが、此所では逆に南に向かって発達している。

風が舞うのかもしれない。



経塚森まで登り、ピークを越えて最後の登りの木道テラスに向かう。

今日は久しぶりに目一杯の登りだった。



テラス帰ってくるともう登山者は殆ど居ない。

一の森から1時間10分ほどかかった。



最後に宝蔵石神社をパチリ。



雲海荘下には綺麗な樹氷が残っていた。



後は雄大な景色を楽しみながら下山。



西島駅に着くと三嶺は影になっていた。



トラバースは良く踏まれているが慎重に下る。



15時31分 剣神社に帰ってきた。

雲海荘から50分ほど。

雪の下りは、下りの苦手な私たちでも早いなあ。



駐車場に帰るとまだ8台ほど車が残っていた。

今日は土曜日なので久しぶりに美馬インターから高速で帰る。

3割引で950円ほどだったが、藍住インターから名田橋の間が大渋滞。

結局、高速を使わないよりも時間が掛かった。

今日は、久しぶりに一の森まで歩くことが出来た。

体重管理を行って昔のように色々なところまで歩いてみたい。



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