夏の里山 一の森 剣山      2015/06/12
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 ヒメフウロが咲き始めた剣山 -

明日は晴れの予報だから、久しぶりに剣山にでも登ろうかと10時過ぎに雨音を聞きながら就寝した。

所が4時前に目を覚ますと、屋根をたたく雨音が大きい。

嫌だなあと思いながら二度寝すると気がついたら7時半になっていた。

家内が起こしても起きなかったそうだ。

この時間からは無理かな?と思うが最近は438号線も通ることが出来るし日も長くなっている。

8時過ぎに出発して見ノ越に向かう。




途中コンビニによって食料調達をしても1時間30分ほどで見ノ越に着いた。

駐車場には県外車ばかりが停まっている。



隣の神戸ナンバーの方と一緒に出発。

9時47分

剱神社の温度計は17.5度。



今まで使っていたEMPEXの温度計が狂っているらしいので、楽器の管理用に使っている温度計を持ってきた。

この温度計は本来の用途はメトロノーム。

しかし、楽器の保管管理用に温度と湿度を測ることが出来る。

今まで使っていて温度表示の精度はかなり良い。

果たして山ではどうかな?

早速問題が!

計測のスパンが1分間ほどに設定されていてすぐに温度が変化しない。

スパンを10秒に変えることも出来るようだがやり方が解らない。

と言うことでザックから出したばかりだと21.4度を表示している。

表示が安定するまでまとうかと思ったが家内はすでに先に進んでいる。

急いで追いかける。

それにしても先週の三嶺とでは気温が10度以上高い。



ツリバナの花が沢山咲いていた。

秋に真っ赤な実がなるのが楽しみ。



気温が高い割には意外と清々しい。

汗かきの私でもあまり汗をかかない。



カエデやナナカマドの緑が美しい。



西島神社から西島駅へと向かうが足取りは軽い。



雲海荘も綺麗に見えている。

次郎笈も美しい姿を見せている。



西島駅到着。

10時28分。

時間が遅い所為か誰も居ない。

暇そうなリフトのおじさんに話しかけられる。

ずっと雨で久しぶりに晴れたと言っていた。



晴れては居るが三嶺は霞んでいる。



クルマムグラが沢山咲いているが実が出来ている?



頭上は晴れているのに高城山方向もガスの中。



スダヤクシュも沢山咲きだした。

相変わらず三嶺は雲の中。



刀掛けの松に着いた。

この枯れた松や周囲の木が、この前まで雪に完全に埋もれていたとは!



すぐ頭上に頂上が見えているが今日は行場経由で行く。

その前に枝折神社の猿田彦にお参り。

今年も道迷いしませんように。



この標識も完全に雪の下だったなあ。

濃い色の紫サギゴケが今日も咲いている。



大好きなナンゴクミネカエデの花が殆ど散っている。

かろうじて咲き残っている花をパチリ。

今年は早いなあ。



ナナカマドはまだ蕾。



下っていくとまだ沢山花が咲いている木もあった。



沢山生えているこの小さなハコベに似た花は?

ミミナグサかなあ?



シコクハタザオが沢山咲いている。



下のキレンゲショウマ群生地に様子を見に行く。



キレンゲショウマはまだ蕾も出ていない。



所がちょっと心配が。

右側の群生地では蓮の葉に似た植物が群生していてキレンゲショウマが少ししか生えていない。

テンニンソウもはびこっている。

大丈夫かなあ。



オオカメノキに実ができはじめている。

少し下がった所も一面テンニンソウが生えていてキレンゲショウマが見えない。



こりゃあ本当に大変だ。

キレンゲショウマが生えていない。



更に下るとヤマシャクヤクに実ができていた。



ヒメウツギが咲き始めている。

バイケイソウの葉も大きくなっている。



ミヤマハタザオもシコクハタザオも沢山咲いていて夏が来たことが解る。



大岩の下にある古剱神社にお参り。

古い不動明王にお参りしていてふと見るとピンクの花が見える。




なんと今年はもう咲いていました。

大好きなヒメフウロの花。



可憐で愛らしいヒメフウロが岩場にビッシリと咲いている。



最近少なくなっていると思っていたが元気に咲いていて嬉しい。



三十五社に向かうとホソバギンランが今年も同じ場所に咲いている。



イワガサが花の盛りと咲いている。



岩場に行くと咲き始めたばかりのイワガサが初々しい。



カノコソウはまだ蕾



シモツケも蕾



両剱神社にお参りして一の森に向かう。



穴吹川の源流には竹で水飲み場が出来ていた。

ありがたく冷たい水を頂く。



先日、この鉄の橋から下の岩場に子供さんが転落したのだろう。

ヘリコプターで救助されて良かったなあ。



追分への実とは相変わらず通行止め。

ここから一の森が見える。



カニコウモリはまだ蕾も出ていない。

サワグルミ葉が美しい。



オオヤマレンゲの様子を見に行くとなんと言うことでしょう。

鹿避けネットが完全に壊れている。

オオヤマレンゲの木も一回り小さくなっているようだ。

まだ蕾も無く今年は咲くのか心配だ。



下のオオヤマレンゲ保護ネットも無残な状態。

鹿等入り放題。

雪の多い所での保護ネットの管理は大変だと思うがこれでは何の役にも立たない。



ザレタ場所もあるが補修されている。

尾根の分岐に着く。



ツマトリソウが今年も看板の下に咲いている。



一の森に向かうが道端にはツマトリソウが点々と咲いている。



振り返って次郎笈と剣山の頂上を見る。

今日は登山者が少ないようだ。



一の森頂上直下のアカカンバはまだ鹿の食害が少なくて緑の葉が綺麗だ。



一の森頂上着。

12時31分。

今日は、疲れをあまり感じない。

今週水曜日に検査に行ったが、不整脈が少なくなっていた。

特に問題の、連続して脈が二つ三つ飛ぶという現象が無くなっていた。

2ヶ月ほど前から腹筋マシンを購入して朝夕30回ずつの腹筋と腕立て伏せそしてレッグアップをしている。

体重はあまり落ちないが、筋肉量が増えてきたようだ。

筋肉年齢がまた50歳となった。

もう少し頑張って筋肉年齢が45歳くらいになると基礎代謝が大きくなって体重も減るだろう。

何とか来月のアルプス行きまで体調を整えたいと思っている。



三角点に向かう。

次郎笈、剣山は綺麗に見えているが三嶺は霞んでいる。



三角点から高城山方向を見るとやはり霞んでいる。



槍戸山が見える大岩で昼食。



気温は上がってきたが、湿度が47%と低いので清々しい。

時間が遅いのであまりのんびり出来ない。

引き返すとピンクのツクバネウツギが咲いている。



隣には黄色いツクバネウツギが。

花はあまり大きくないが、萼が5枚なのでコツクバネウツギでは無くてツクバネウツギだろう。



一の森ヒュッテに立ち寄る。



庭のキレンゲショウマは元気が良い。

今年も沢山花を咲かせてくれることだろう。



イシヅチテンナンショウかな?



下山道のナナカマドはまだ元気。

しかし鹿の食害は進んでいる。

元気なうちに手を打たないとにの森のアカカンバのように全滅する。



緑の葉が出ているが幹は酷い状況となっている。



ウグイスが枯れたシコクシラベのてっぺんで大きな声で囀っている。

ホトトギスも辿々しい声で鳴いている。



シコクバイカオウレンの実がはじけている。

また来年も沢山の花が咲くことだろう。



二の森に向かうとマイヅルソウが咲き残っていた。



もう実になっているのや散ってしまっているのも多い。

今年は花が早かったようだ。



経塚森に向かうと此所では鹿ネットがピンと張られている。



しかし完全に枯れてしまったアカカンバはもう後の祭り。

剣山山頂に向けて登っていく。



ピンクのツマのあるツマトリソウが咲いていた。



剣山ヒュッテもトイレも着々と工事が進んでいる。



トイレはもう仕上げ工事に入っている。

管理は誰がするのかなあ?

頂上ヒュッテは断熱材がビッシリと張られていて窓も二重ガラスになっているとか。



雲海荘に寄ってみるが新居さんは山を下りられているようで留守だった。

臨時開業だと言うがとても綺麗になっていた。

宿泊も出来るようだ。



平日で時間も遅い所為か誰も居ない。



剣山頂上

13時59分着。

相変わらず三嶺はガスっている。



今日は体が軽いので次郎笈へも行きたいが時間が遅すぎる。



遊歩道分岐まで下って行く。



マイヅルソウやツマトリソウも咲いているが今年は少ない。



次郎笈が呼んでいるが今日はこのまま帰ろう。



トラバース道のアカカンバは鹿害を逃れて綺麗な葉を茂らせている。



此所ではナンゴクミネカエデの花が美しく咲いている。



コヨウラクツツジの小さな赤い実が可愛い。



ツクバネウツギも咲いている。



水場では冷たい水が勢いよく流れ出ている。

あまり汗をかいていないが冷たい水で顔を洗うのは気持ちが良い。



イワガサはまだ蕾

ヒメウツギは花の盛り。



ヒメレンゲが滝の流れのように一面に咲いている。

こんなに見事に咲いているのは初めて。



クルマムグラが見事に咲いている。

小さな花だが群生すると見応えがある。



イワガサが満開となっている所もある。

見事だなあ。



石灰岩の崩れている所はヒメレンゲが大好きなようだ。



西島駅まで帰ってきた。



久しぶりに遊歩道経由で帰る。



実が沢山出来ているのはミヤマザクラかな。



ウラジロモミの大木が枯れたために沢山切り倒されているる



年輪を数えてみる。

直径80センチくらいだが年輪が非常に細かくて250年は越えているようだ。

中心部の若い時は年輪は1センチ当たり3~5本だが、端の成樹となった時は1センチ当たり10本以上ある。

歳をとると成長がゆっくりとなるようだ。



この樹は直径が1m近くある。

樹齢は300年を越えているかも。



祖谷川源流でも顔を洗う。

イワガラミが花を咲かせていた。

鹿が寂しそうに鳴き始めた。



トンネルを越えるとツリバナが朝より元気だ。



15時51分 剱神社に到着。

神社の温度計とメトロロームの温度計はほぼ同じ温度を表示している。




駐車場で大勢のおばさんグループから声をかけられた。

福岡からのグループで今日は雲海荘に泊まって、明日は次郎笈に登ってから三嶺まで縦走して帰るそうだ。

明日は天気が良さそうなので暑さに負けずに頑張ってください。





総歩行距離 10.1㌔

累計標高差 ±1,038m

歩行数 24,600歩

里山倶楽部四国編 

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