夏の里山 一の森 剣山 次郎笈      2015/06/27
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 晴れるかと思ったが暴風雨の次郎笈 -

昨日から雨が降り続いていたが、天気予報では今日は朝から曇りだが12時頃には日が差すとの事。

剣山にオオヤマレンゲの様子でも見に行こうかな。



6時前に出発して見ノ越を目指すが、何故か生あくびが連発する。

ちょっと夕べは夜遅くまで飲み過ぎたかな?

見ノ越に着くと土曜日というのに車が少ない。

駐車しているのは工事の車と県外車ばかり。

何時ものように剱神社でお参りしてから出発。



境内のショッピングピンクのシモツケが目ぼけた目を覚まさせてくれる。

三嶺頂上は雲の中。



境内の温度計は13度

手持ちの温度計は18.5度

何時も5度ほど違う。



ヤマアジサイが咲き始めている。

7時50分 登山口出発



岡山ナンバーの山ボーイと二人の山ガールが賑やかに追い抜いていった。



ツルアジサイが益々元気になっている。



若い人達は笑い声が絶えない。

足下にはカエデのプロペラが沢山落ちている。



雪の日には見事な霧氷を見せてくれるダケカンバは緑濃い。

この辺の樹木は鹿に囓られていないようだ。

鹿に囓られたスズタケが新しい芽を出している。



西島神社を過ぎた所でまたリコーCX-5の露出がおかしくなった。

夕べ100回くらい試した時は正常だったのに本番ではすぐおかしくなる。

やはりお蔵入りにしなければならないようだ。



トゲアザミが咲き始めていて鮮やかだ。

岡山の山ガール達は剣山が初めてのようで男性が説明している。



8時32分 西島駅着。

ガスが濃くなり視界が悪くなってきた。



マユミの木には凄いビッシリと花が咲いている。

アキになると殆ど実が出来ないのが不思議。



ナナカマドは花が盛りを過ぎて茶色になりかけている。

秋の真っ赤な実と紅葉が楽しみだ。



今頃ヤブウツギが真っ赤な花を沢山咲かせている。

低山とは1ヶ月ぐらい花期がズレている。



刀掛けの松に着くといよいよ天気が悪くなり風も強くなってきた。

天気が良ければ次郎笈まで行きたいと言っていた岡山グループが悩んでいる。

私達は行場ルートで一の森経由で剣山へ行きますよと言って先に出発する。



ナンゴクミネカエデは種も落ちてしまっている。

ナナカマドの白い花が咲いているがやはり花期は終期

ヒメレンゲも少し元気がなくなっている。



テキサスゲートの所にはカノコソウが咲いているが余り綺麗ではない。

もう花期が終わったのかな?



キレンゲショウは丸い蕾を沢山付けている。

今年は少し早いかな?



ヒメフウロが咲いているが連日の雨で元気が無い。



クルマムグラは花の盛り



古剱神社のヒメフウロは今が盛りと咲いている。



三十五社にはツルカノコソウが咲き始めていた。



イワガサは花が散ってしまった。



穴吹川源流は水量が多い。

滑らないように慎重に進む。

カニコウモリはまだ蕾。



苔むしたカツラの木はガスがよく似合う。



鹿防護ネットの壊れたオオヤマレンゲは鹿に囓られてしまったかと思ったがかろうじて花を咲かせていた。

蕾もあるが早くネットを修復しないと風前の灯火だ。



前を行っていた三人が歓声を上げている。

近づくとギンリョウソウが沢山咲いている。

初めて見た時にはその特異な姿に私達も驚いたなあ。



一の森分岐に着くとトゲアザミが群生。



一の森への急登を登るが若い人達は早い。

10時12分 一の森頂上に着く



剣山や次郎笈方向は濃い雲が覆っている。



三角点に行くが此所からも剣山などは全く見えない。



高城山や高丸山はクッキリと見えている。

その向こうに吉野川や眉山がはっきりと見えている。

更にその奥には淡路島や和歌山も見える。



一の森ヒュッテの広場であんパンの行動食。

今日のあんパンはあんことマーガリンが入っていて美味しい。

コッヘルで湯を沸かして昼食の用事をし始めた三人にお別れして剣山に向かう。



二の森への道は視界も良く穏やかだ。



タニギキョウがまだ咲いている。



経塚森ではアカカンバは完全に鹿にやられているがヤブウツギは花を咲かせている。

鹿はヤブウツギが嫌いなのかな。



剣山に向かうとガスが深くなり風もきつくなってきた。



ツマトリソウが咲き残っているがもう終わりだなあ。



剣山頂上ヒュッテにやってくる。

外壁や窓の工事はもう終わっている。



三代目が庭の先にヘリコプターの荷揚場を作っていた。

明日は最後の荷揚が11回もあるらしい。

一階の大広間はまだ工事中。



久しぶりに新居さんとお会いする。

7月10日にはオープンするそうだ。

心なしかお疲れの様子だった。



入り口側の外壁工事はまだ途中。

トイレはもう完成していた。



トイレ工事の余った資材やゴミは吊り下げ出来るように綺麗に荷造りされていた。



11時28分 頂上に着く

凄い風が吹き荒れている。

とても昼食など食べることが出来る状況では無い。



入るなと書かれた標識の所に入ってプレートを付けた○○な人がいる。

会の名前も書いてあるので、気がついて撤去するまで恥をさらすことになる。



おそろいのジャケットを着た若い女性グループが次郎笈に向かって下って行った。



風が益々強くなりガスも濃くなってきた。

さっさと下山して温泉に入ろうと考えていると家内が振り向いてニッコリと笑う。

こりゃあやばい。

やはり若い人達が次郎笈に向かうのを見て自分も行きたくなったようだ。

こうなると着いて行くしか無い。

しかしその内大粒の雨が頬に当たり出した。

天気予報ではそろそろ晴れる時間なんだけれど!!

ポンチョ風カッパを取り出して被る。



風が強く体がふらつく。

カッパに当たる雨音が大きくなる。

岩場まで来ると若いグループがもう下りてきた。

どこかの高校の登山部の子達かな?



雲が激しく流れて一瞬視界が開ける。





コメツツジが沢山咲いている。



雲が激しく流れる。

三嶺方向を見ると丸石は流れ落ちる滝雲に埋もれている。



手前のピークから三嶺方向を見るが雲に隠れている。

高知方向は雲が切れている。

12時33分 次郎笈着



しばらく流れる雲に見とれる。

お腹がすいたが風が強く雨も降っているので食べる気にならない。



益々キツくなる風によろけながら下山開始。

風が強く吹くと体が揺れるが一昨年の八ヶ岳の強風に比べるとそよ風みたいだ。

あの時は体が浮いて前に進めなかった。



コメツツジやトゲアザミを楽しみながら下って行く。



登り返して分岐から遊歩道に向かう。



二度見展望所のベンチで雨に濡れながら昼食。

帰りの遊歩道のイワガサはもう花期の終わり。



ヒメレンゲは相変わらず綺麗に咲いている。



西島に近づくと次郎笈が顔を出した。



天気が好転し始めたようだ。

西島駅 13時59分着。

シコクバイカウツギはまだ堅い蕾。



三嶺も顔を出してきた。

先ほどの高校生のグループだろうかテントの中から黄色い声が響いている。

下山路では多くのグループが登ってくるのに出会う。

今宵は雲海荘泊まりだろうか。



剱神社まで下りてくると13度

14時45分。

神主さんにお会いしてご挨拶してから、無事下山できたことを感謝してお参りして駐車場に帰る。

駐車場では鈴鹿ナンバーの山ギャル5人が登山準備中。

雲海荘を予約しているそうだ。

明日は天気が良さそうなので素晴らしい夜明けを迎えることが出来るだろう。

車にかえると男性からお声がけ頂いた。

松山の「風雪ながら暮らし」の写真家谷本さんだった。

ホームページを見て頂いているそうでありがとうございます。

谷本さんはブログに素晴らしい山の写真を載せておられます。







総歩行距離  11.3㎞

累計標高差 ±1,211m

歩行数 31,264歩

里山倶楽部四国編 

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