秋の里山 剣山 次郎笈 丸石    2015/09/11
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- 最高の秋晴れの剣山、次郎笈そして丸石を周回 -


今日は一日中秋晴れの予報。

久しぶりに爽やかな山歩きを楽しむ事が出来るかな?

三嶺か天狗塚に行こうかと思ったが、秋の花を見に剣山に行く事にする。

まだちょっと早いかもしれないが、今年は秋の花が早いのでウメバチソウが咲いているかもしれない。



見ノ越に着くが、今日は車が驚くほど少ない。

県外車が数台停まっているだけ。

銅の鳥居から登り始める。



今日は三嶺が綺麗だ。

このように綺麗な三嶺を見るのは久しぶりだ。

気温は8度ほど。

冷えるのでジャケットを着て出発。



7時16分登り始める。



モミジガサやハガクレツリフネはまだ沢山咲いている。



ツリバナの実は少し色付いている。



ミツバテンナンショウの実は独特の赤色に熟している。

登山道の笹が苅られている。

笹を苅らなければならないほど植生が回復したのなら嬉しいのだけれど。



先週、溢れるほど真っ赤な実が付いていたが、もうかなり落ちたり鳥に食べられて少なくなっている。



遊歩道分岐まで来るとナナカマドとオオカメノキの実がまだ残っている。



次郎笈が輝いている。

早くおいでと呼んでいるようだ。

雲海荘も青い空をバックにクッキリと見える。



リンドウは朝寝坊。

まだ目覚めていない。



秋の空は気持ちよく晴れ渡っている。

目に前に三嶺などの祖谷の山がパノラマのように連なっている。



愛媛の山々がこんなにクッキリと見えるのは珍しい。



西島駅着

7時58分

誰も居ない。



美しい三嶺を眺めながらベンチで休憩するが、まだ剣山の影になっており肌寒い。



矢筈山系も堂々と横たわっている。



マユミの実はまだ青い



リンドウの花に日が当たって徐々に開き始めている。

先週満開だったタカネオトギリやオトギリソウが消えてしまっている。

赤い実も全て無くなっているのが不思議だ。



刀掛けの松への稜線にはナナカマドの実が真っ赤に熟れていて青空の下美しい。



テンニンソウの向こうに高城山が黒々とそびえている。



ガマズミの実が赤く熟れて黒くなっているのもある。



先週あれほど咲いていたレイジンソウももう殆ど消えている。



刀掛けの松のタカネオトギリも消えてしまった。

季節の移り変わりが早くて気持ちが追いつかない。



シオガマギクはまだ元気だがシコクフウロはもう元気がない。

男性が早くも降りてきた。

朝早く登り始めて、朝日を楽しんだのでもう下山するそうだ。



シコクブシはまだまだ花の盛り



高城山のアメダスもクッキリと見えている。

高城山の左には眉山や徳島市街そして焼山寺山も見えている。



白いシコクフウロが咲き残っていた。

シコクブシが一杯。



木屋平の真ん中を穴吹川が流れる。

穴吹川は以前は暴れ川で、剣山から流れ落ちた水が度々洪水を引き起こした。

今は護岸工事が進んでいる。



トゲアザミのようにトゲが長くないアザミが咲き始めている。

シコクアザミだろうか。



頂上近くになるとやっとリンドウが目を覚まして花を開き初めた。



本宮神社はまだ開いていない。



ヒュッテに立ち寄るが、三代目の奥様が忙しく準備をされていた。

新居さんなどは明日からの準備に山を下りているのか誰も居なかった。



やっと晴れたので展望案内板の出番だ。



トイレは修理が終わっていてホテルのトイレみたいに綺麗に掃除されていた。



資材が一杯置いてあった測候所跡もすっきりとしている。



誰も居ない剣山頂上。

私達だけの貸し切り。

気持ちが良いが風が強くジャケットのジッパーを上まで上げる。

相変わらず祖谷の山々の大パノラマが美しい。



標高が高くなったので天狗塚も顔を出した。



なんと高知の町と海岸線まで見える。

しかし何処の町かは解らない。

遠く岬が見えるが足摺岬だろうか。



誰も居ない剣山頂上で記念撮影。

8時59分到着。

こんな良い天気なのに登山者が少ないのはもったいない。

阿讃山脈の向こうを見ると高松の町や小豆島も見える。

坂出の瀬戸大橋も霞んではいるが見る事が出来る。



さあ、これからあの美しい次郎笈に向かうのだと思うと嬉しくなる。

美しい稜線を辿って、その先の三嶺まで歩けそうな気がする。



快調に下って遊歩道分岐に着く。

この登山道にもリンドウが多く咲いている。



水場分岐で水休憩。

一息入れて出発。



涼しいので急坂もきつく感じられない。

単独の女性が下りてきた。

大阪を深夜に出て朝早くから登ってきたそうだ。

もう一度剣山に登って帰るそうだ。

良い天気なので一の森へ行くかもしれないと言って下って行った。



リンドウの花を見て一息入れて頑張るとピークに着く。

三嶺までの縦走路はいつ見ても美しい。



ルンルンで最後の稜線を歩くと次郎笈に着く。

9時59分。



次郎笈から見る剣山から一の森そして槍戸山へと続く稜線は美しい。



御塔石がクッキリと見える。



高知の町に大きな橋が見えるが何処の橋だろうか。

浦戸大橋だろうか。



寒くなってきたので丸石に向けて出発。

グングン下って分岐に着く。



丸石への稜線の木々は完全に白骨樹になってしまった。



ソバナ発見。

しかしウメバチソウは見つからない。

今年はまだ少し早かったかな?



アキノキリンソウの隣に特徴の有る蕾が。



蕾を見つけて喜んだら、その下には一面にウメバチソウが咲いている。

咲き始めなのでおしべが真ん中に集まっている。



一本ピョンと離れ、二本離れて



やがて5本全部が開きます。

おしべが開き始めてから全開になるまで、4~5日掛かるそうです。



いつまで見ていても飽きないが、又帰りに見る事にして丸石に向かう。



鞍部から二つのピークを越えて行く。



11時30分 丸石到着。

歩いてきた次郎笈からの稜線を眺める。

此所から見た太郎笈、次郎笈の兄弟峰は美しい。

次男の方が大きくて立派に見える。



頂上にもリンドウが咲いている。

塔の丸の向こうにピョコンと黒笠山が顔を出している。



丸石の先には石立山

その右には三嶺と天狗塚



行動食を食べて元来た道を引き返す。

アサマリンドウに似た淡い色のリンドウも咲いていた。



鞍部からの登り返しはキツイ。

リンドウなどの花を楽しみながらゆっくりと登る。



ウメバチソウの花園で昼食にする。

可愛い花たちを見ながら食べる弁当は美味しい。



昼食後登って行くと、外国の若い男女の団体が昼食中。

引率者らしい男性にお聞きすると丸石から二重かずら橋まで行くそうだ。



今年初めてのツルリンドウ発見。

稜線の途中で一休憩。



水場の水は勢いよく流れていた。

トラバースをのんびりと歩いて行く。



剣山の遊歩道分岐まで行くと大勢が次郎笈向けてやってくる。



二度見展望所からの次郎笈。

トラバースからの御塔石



トラバースにはシコクブシやシコクフウロがまだ元気に咲いていた。



西島駅まで帰ってきた。

14時5分着。

やはり今日は登山客が少ない。



キャンプ場のリンドウは満開になっていた。



登山口まで下りてくると気温は19度

三嶺は少し霞んできたがそれでもクッキリと見えている。



剱神社の石段の所でゲンノショウコを激写している男性が居る。

なんとRokusanだった。

奥様もご一緒だった。

お久しぶりです。

駐車場まで来ると車がそこそこ増えていた。

今日は天高く馬越える秋で、素晴らしい眺望を楽しむ事が出来た。

ウメバチソウも堪能する事が出来て最高の一日だった。

来週はいよいよ秋の日本アルプスが待っている。

シルバーウィークの天気が良ければ良いのだけど。





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