冬の里山 剣山 次郎笈  2016.01.09
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- 雪は少ないけど霧氷はびっしり 剣山と次郎笈 - 

朝5時前にトイレに起きると、家内が今朝は冷えているから霧氷を見に剣山に行こうと言う。

ちょっと風邪気味なのでユックリ二度寝しようと思っていたが、タウリン3000を飲んで出発。



木屋平からの道も雪はうっすら積もっているだけ。

見ノ越に着くと、先行車は広島ナンバーのBMVと香川ナンバーのジムニーそして出発準備中の横浜ナンバーの車だけ。

それにしても、昨年はこの駐車場に入れない程雪が積もっていたのになあ。



剱神社にお詣りして出発。

何時も凍っていて危ない登山口も凍っていない。



これが本当に1月の剣山なんだろうか。

11月初めか4月初めのような雰囲気。

さっきま霧氷で白かった丸笹山山頂も日が差すとあっという間に霧氷が消えている。



何時ものように西島に向かうが、私は何故か足取りが重い。



見ノ越から見た塔の丸が珍しく真っ白になっていると思ったがやはり一気に融けてきた。

暑くなってきたのでダウンジャケットを脱ぐ。



気温は-4.5度だが寒さは感じない。

広島から来たという若い男性二人が追い抜いていった。



遊歩道分岐に出ると剣山西斜面は真っ白。

今日は霧氷が期待できる。

駐車場にいた横浜の男性が追い越していった。



空は晴れているが次郎笈や三嶺は雲の中。

雪雲だと良いのだけれと゛。



横浜の男性は大剱神社コースへ。

広島の二人は私たちと同じ刀掛けの松コースへ。



やはり三嶺や高城山は雲の中。

しかし、雲が引いているのでそのうち晴れる事だろう。



霧氷はびっしりと付いているが太陽がまだ剣山の影になっているので美しくない。

せっかくカラマツに霧氷が付いているのに三嶺はガスの中。



やっと日が差してきて霧氷が輝きだした。



刀掛けの松に着くが雪もなく雲がまだスッキリととれない。

せっかく霧氷がびっしりと付いているのに残念だ。



早くこの枝折神社がすっぽりと埋まる程雪が降ればよいのだが。

高城山方向が少し晴れてきたようだ。



日が差すと一気に霧氷が輝き出す。



この標識の辺りが霧氷ポイント。

この標識が殆ど埋まるほど雪が積もれば最高なんだけれど。



また高城山方向は深いガスに覆われ出した。

トラバースの珊瑚のような霧氷は今日も見事だ。



シコクシラベは今日は白くなっていない。

何故か今日は足が重い。

何でもない登りに息切れがする。

また不整脈が起こっているのだろうか。



鳥居の辺りも雪はない。

雲が流れて日が差すと綺麗だ。



剣山頂上ヒュッテ着。

誰もいない。



気温は-6度位。

この時期、ヒュッテのトイレが使用できるのはありがたい。

いざというときには避難小屋代わりにもなる。

トイレをお借りして休憩していると横浜の男性がやってきた。



頂上に向かうが、今日は風もなく薄いダウンジャケットだけでも寒くない。

正月に買ったストームクルーザーの出番がない。



どんどん雲が流れて青空が出てくるが三嶺だけは雲の中。



素晴らしい霧氷を存分に楽しむ。

三連休の初日の土曜日だというのに登山者がいなくて寂しいなあ。



誰もいない山頂で記念撮影。

広島から来た二人組はすでに木道から二度見展望所の方に下山したようだ。



次郎笈に向かうと、男性が一人熱心に撮影中。

広島ナンバーのBMVの人だろうか。

三嶺の雲は消えそうでなかなかとれない。



次郎笈に向かって下りていく。

何時にもまして霧氷が綺麗だ。



目の前に次郎笈と三嶺へと続く縦走路がパノラマのように広がる。



次郎笈に向かって下りていく。



次郎笈の西斜面は霧氷が一杯付いている。

楽しみだなあ。

トラバースから男性がやってきて次郎笈に向かった。

すごいスピードだ。



これから向かう次郎笈を眺める。

シコクシラベの枯れ木も霧氷が付くと綺麗になる。



鞍部の所から霧氷がビッシリと付いているのは珍しい。



水場分岐の所で念のためにアイゼンを付ける。



霧氷のトンネルもよく育っている。



雲が消えて青空が広がる。

青空に霧氷が映える。



最初の小ピークに向けて登って行く。

家内は快調だが、私はゼイゼイ。

前回来た時は何の苦労もなく登ったのに?



小ピークに登り切って剣山を振り返り一息入れる。

横浜の男性がもう登ってきた。



追われるように岩場を登り切って手前のピークに着く。

三嶺への縦走路は雪もなく霧氷も少ない。



横浜の男性は景色も見ずにそのまま次郎笈頂上に向かった。



ハーハーゼイゼイと頑張って次郎笈頂上着。



やはり三嶺への縦走路は素晴らしい。

自然の造形美だが、そのたおやかな曲線が何とも言えない。



定番の岩に向かい昼食にする。

目の前には一の森。その向こうに高城山や高丸山。



高城山のアメダスの右の稜線の奥に雲早山の頂上が頭を出しているのがクッキリと見えている。



雲早山から見た高城山と一の森と次郎笈

食事を終えて帰る事にするが、せっかく買ったストームクルーザーを着てみる事にする。

ダウンの上に着るのは暑すぎるのでダウンを脱いで着るが、レインジャケットにしてはとにかく軽い。

でも雨が降らなければ、安いユニクロのウルトラライトダウンジャケットと何も変わらない。

そんな事をしていたら、奥槍戸登山口から登ってきた男性にお声崖戴いた。

なんと相生の熊さんだった。

去年の秋、黒部五郎小舎のテラスでお会いして以来だ。

熊さんはあれから雲ノ平でテン泊して翌日は薬師岳に登って帰られたそうだ。



ちょっとお年寄りの男性が登ってきて、熊さんとお話をしているのでお先に失礼して下山する。



天気が良くなってきたので、三嶺への縦走路の樹氷は消えていいるが次郎笈の樹氷は頑張っている。



どんどん下っていくと熊さんが追い越していった。

これから剣山に登ってホラ貝の滝経由で帰るのだろう。



遊歩道分岐でジャケットを脱ぎフリースだけになる。

次郎笈西斜面の霧氷はまだ真っ白。



トラバースを帰ると雪もないが見上げると真っ青な空に霧氷が輝いている。



雪もないのに樹氷だけがビッシリと付いているのが不思議だ。



アカカンバに繊細な霧氷がビッシリ。



このトラバースは例年この時期には通る事が出来ない。

今年は雪が少ないのでたっぷりと霧氷を楽しみながら歩く事が出来る。



アカカンバの幹の赤と白い霧氷そして抜けるような青空。



少し霧氷が落ち始めているがそれでも美しい。



霧氷の向こうに三嶺



そして次郎笈



崩壊地手前も霧氷の海。



注意が必要な崩壊地も霧氷の美しさに上ばかり見て歩く。



まだまだ素晴らしい霧氷が続く。



ダケカンバも霧氷を纏って素晴らしい。



どちらを見ても感激の景色が広がっている。



堂々としたダケカンバの霧氷



二度見展望所から次郎笈



展望所で霧氷の眺めに酔いしれていると次郎笈頂上でお会いした男性がやってきた。

東京にお住まいだが、郷里の四国中央市に二日前から帰っていて、寒風山や伊予富士などに登ったらしい。

東赤石や赤星にも登ったが天気が悪くて眺望がなかったとか。

今日は素晴らしい眺望と霧氷で大満足されたようだ。




ユックリしてからまた下山開始。



トラバースは雪が多くて寒い。

またジャケットを着る。

凍っている所もあり慎重に下っていく。



見上げるとまだ刀掛けの松コースの稜線は霧氷で真っ白。

カラマツの霧氷が輝いて見える。



西島駅まで帰ってコーヒーを飲んで休憩。

三嶺や塔の丸は雪や霧氷がすっかり消えて春山のようだ。



剱神社まで帰ってくると気温は随分と上がっていた。

駐車場には4台程しか停まっていなかった。

今日も登山者は少なかったようだ。

こんなに眺望が良くて霧氷が綺麗で、しかも登山口まで雪が無く苦労しなくて来る事が出来るのに。

帰りは、川井峠が工事中で時間通行止めなので通過可能時間に会わせて必死に走る。

やっと間に合って、神山温泉に立ち寄りまっとり。

血圧を測ると上は103、下は62。

普通の人では正常値だが、何時もは高血圧の私としては上下とも非常に低い。

何故、時々急に血圧が下がるのか?

医者には診てもらっても原因はわからない。

何時もこれくらいの血圧だと最高なんだけど。

何時もは降圧剤を常用しても下は90位で85以下にはならない。

無理をしないように労りながら山歩きを続けたいと思う。





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