夏の里山 剣山 次郎笈    2016.07.10
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- 剣山 行場、復旧状況調査 -


今年もキレンゲショウマは見ることができるのか?


去年の大雨で崩壊した行場の、キレンゲショウマ鑑賞コースの修復工事が終わったそうだ。

通路が修復されても、キレンゲショウマがどうなっているか解らない。

今日の天気は一日中曇りの予報。

にわか雨は降るかもしれないが、何とかなるだろうということで剣山に向けて出発。



7時40分 見ノ越に着くと車は少ない。

日曜日だと言っても天気がすっきりしなければ登山者は少ないようだ。

そば屋さんの横のキレンゲショウマは、つぼみが膨らんできている。



剱神社のシモツケはもう花期が終わりかけ。



三嶺は完全にガスの中。

気温は19度。



7時49分出発。

ヤマアジサイも綺麗だが終わりかけている。



ツルアジサイは見頃かな?

ガスの中を歩くのは良い雰囲気だが、蒸し暑い。



沢山咲いているのはアカショウマ?



ギンバイソウはまだ蕾み。



まだウツギ?が咲いている

コウツギかもしれない。

大きなヒメシャラの花。

ピンクの斑がないけれどヒコサンヒメシャラかもしれない。



ガスっているので涼しく感じるはずだが、異常に蒸し暑い。



シコクウツギが咲き始めている。



クネクネと曲がった芸術的なヒメシャラにも沢山花が咲いている。

花が大きいのに驚く。

花柄が短いのでナツツバキではないようだ。

ヒメシャラを見上げていて、眼鏡を仕舞うとき落としてしまった。

おまけに拾おうとして踏んづけた。

レンズに二枚ともヒビが入って仕舞った。

大損害。

保険が下りるが、眼鏡ぐらいで保険の手続きするのは面倒だなあ。



バライチゴも満開。

今日は足取りが軽い。

私が快調なのか?家内が遅いのか?



西島神社を過ぎて、頂上を見上げるとやはりガスの中。

期待していたタカネオトギリソウは咲いておらず、トゲアザミだけが元気。



三嶺はガスの中。

かろうじて咲いている小さな花は、キツネノボタン?



西島駅到着。

遊歩道はまだ通行止め。



シコクウツギが咲いているが、花付きが良くない。

もう花期が終盤なのかな?



ベンチで一休憩。

8時33分。

44分掛かった。

先日より少し遅い。

ちょっとペースを落としてもらうと、とても楽だ。

西島駅横の花園にはニッコウキスゲが満開。



リフトから一番乗りの登山者が降りてきた。

私たちは刀掛けの松コースに進む。



シコクフウロもまだ咲いておらず、イブキトラノオが揺れているだけ。



いつもの三嶺展望ポイントからも何も見えない。



刀掛けの松に着く。



ずっと通行止めのロープが張ってあった、が取り除かれている。

崩壊路の修復はどうなっているのだろうか?

キレンゲショウマは元気だろうか?



不動の岩屋から両剱神社への周回コースに向かう。

ロープを張ってあったパイプなどは倒れているが、通行には支障がない。

シコクウツギが満開。



斜面にはヒメフウロが、例年より沢山咲いている。

ヒメフウロは本当にかわいい花だ。

しかし花弁の落ちた花も多く、花の盛りは少し過ぎたようだ。

実はヒメフウロは一旦花の盛りが過ぎても、キレンゲショウマの咲く時期になるとまた咲き始める。



ミゾホウズキも咲き始めている。



イワガサも終わって花が少ない。



ネットの中にはアキノタムラソウやナンゴククガイソウが咲いている。



シコクフウロも咲いている。

今年初めての出会いだが昨夜の雨に濡れて元気ではない。



右へと下っていくと、以前の登山道は通行止め。



崩壊した沢には行かずに左へと降りる道ができている。



以前の道はもう完全に崩落して沢となっている。



途中で以前の道になり、テキサスゲートを越える。



ネットが綺麗に張られていて、中にはキレンゲショウマの蕾が一杯。

心配していたが、今年もキレンゲショウマの花を楽しむことができそうだ。



ギンバイソウはまだ蕾み。

シコクウツギはまだ咲いているが元気がない。



おくさりの所までは、旧の道を行くことができる。

ヒメフウロが群生している。

綺麗な花が沢山咲いていてしばらく花を楽しむ。



おくさりからの急な下りは完全に崩壊していて、新しく作られた道を下っていく。

昔の道はすごいことになっている。



倒された樹木を輪切りにして道を作っている。



以前のキレンゲショウマ撮影スポットは、完全に消滅している。

反対側のネットの中では、キレンゲショウマの蕾が一杯。



この蕾の具合だと開花は一週間後ぐらいかな?



濡れた木や岩は滑りやすいので気を付けて下っていく。

壊れたネットのパイプなどが痛々しい。



以前の道から左へと新しく作られた道を下る。



土壌が完全に流された跡には、大きな石灰岩の露頭が顔を出している。



一の森への分岐まで降りてきた。

一の森へはまだ通行止め。



両剱神社は健在。

背後の大岩にはイワガサに代わって、キリンソウが咲き始めている。



周回コースへと回っていくと雨が降り出した。



シコクウツギが満開。



この道は崩壊しなかったようだ。



ヤマシャクヤクが実になっている。



バイケイソウが花の盛りだ。



此処でもキレンゲショウマの蕾が多い。



GPSログ



また刀掛けの松に帰ってきた。

若い人たちが多い。

黒いエナメルの靴を履いた女性連れの男性がやってきた。

後どのくらいですかと聞くので20~30分ですよと言うと元気になって登って行った。



ところが家内の調子が悪い。

心臓がドクドクしていると言う。

家内はいつもこの時期調子が悪くなる。

夏ばてで食欲がなくなり、ただでさえ食が細いのに痩せ細っている。



いつもの白いシコクフウロが咲く所には、普通のシコクフウロだけが咲いていた。



ネットの中にはナンゴククガイソウとツルギハナウドの蕾。



いよいよ雨が降ってガスが濃くなる。

バイケイソウが沢山咲いているがかすんでいる。



イブキトラノオと少し咲いていたコメツツジの花。



10時25分 剣山本宮神社に着く。



三代目の新居さんに行場道の報告をして頂上へ。

ヒュッテの温度計が新しくなって見やすくなっていた。

19度。



トラマルハナバチがこんな所までトゲアザミの蜜を吸いにきている。

驚き。



ヤブウツギやツルギハナウドが咲いている。



ヘリポートとして整地したが整備されないままになっている旧測候所跡。

天気が悪いのに子供連れが多い。



眺望は全くないがとりあえず記念写真。

10時35分。


家内の調子がもう一つなので、ここから引き返そうか通ったが、家内はドンドン降りていく。



遊歩道分岐でちょっと迷ったがやはり次郎笈へ行くようだ。



雨が酷くなってきたのでポンチョを着る。

ところが少し登ると雨がやみ暑い。

またポンチョを脱ぐ。

若い人たちが大勢次郎笈に向かっているが、慣れていないようで所々で立ち止まっている。



家内のベースが上がり付いていくのがやっと。



11時27分着。

360度何も見えない。



頂上下の岩で昼食。

雨が降ったり止んだりで鬱陶しい。

コバエが沢山飛んでさらに鬱陶しい。

食後すぐに引き返す。



ドンドン登山者が登ってきて岩場は大渋滞。



遊歩道へ向かう。



遊歩道の崩落はまだ直っていない。

大剱神社へと迂回する。



御神水で喉を潤しエッチら登って大剱神社。

今日も開いていてお参りする。



ノリウツギが咲き始めている。



西島駅でシコクウツギを撮影していると、ブトにしっかり咬まれた。

家内にムヒを塗ってもらうと、白いシャツの背中が何カ所も真っ赤になっていると言う。

髄分と酷く咬んだものだ。

痛痒くてたまらないがムヒを塗るとましになった。



後はひたすら下り見ノ越に着くと、大型バスが二台も止まっていた

車も随分と増えている。

天気が悪くても大勢がやってくるものだと驚く。

去年、行場道が大崩壊して長い間通行止めになっていた。

新しい道を作るなどして、通ることができるようになった。

大変な工事だったと思う。

ありがとうございます。

鹿ネットもしっかりと直して戴きキレンゲショウマの蕾も沢山できている。

今年もキレンゲショウマの花を楽しむことができるようでうれしい。



総歩行距離 9.8㌔

累計標高差 ±989m





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