冬の里山 剣山、次郎笈    2016.12.15
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- 霧氷と雪の剣山、次郎笈 -

昨日徳島市内は雨だったが、剣山では雪だったようだ。

今日は午前中は晴れで、午後は俄雨もあるという。

霧氷と雪を期待して剣山に向かう。

天候が崩れたらそのまま引き返し、天気が良ければ次郎笈にも行く事が出来るかも。



木屋平から国道438号線を見ノ越に向かう。

コリトリのゲートはまだ開いていた。

標高1000m位から路面に雪が現れる。

木々も霧氷で真っ白。

正面に見える剣山も真っ白だ。



8時過ぎに見ノ越に着くと意外な事に先着車が少ない。

徳島ナンバーの車が2台だけと寂しい。

単独行の男性が先に出発した。

私達も準備して出発。



剱神社に着くと、三嶺がクッキリと見える。

霧氷が付いているのが解る。



何時ものように剱神社にお詣りして出発。

トイレ横でマイナス6度。

8時21分出発。



何時ものように登山口から直ぐ上は凍っている。



もう少しすると凍った雪で覆われて危険な所も、今は難なく通る事が出来る。

今年は雪で埋まる事が無かったトンネル。

来年はどうだろうか。



今日も脹ら脛が張って、一寸した登りでもキツイなあ。



標高1600mの標識で一息入れる。

温度計はマイナス10度を示しているが、実際にはマイナス7度位だろう。



積雪は5センチ位かな。

中々アドレナリンやドーパミンが分泌されずに調子が上がらない。

コンナ緩やかな坂にあえぐとは情けない。



遊歩道分岐に付くと、剣山頂上の向こうは青空。



キャンプ場からは次郎笈が美しい。

早くおいでと呼んでいる。



三嶺には朝日が当たって白く輝いている。



西島駅到着

9時15分。

やはり何時もより随分と時間が掛かっている。

先行者の男性は大剱神社の方に向かったようだ。



リフト横から刀掛けの松経由で登る事にする。

塔の丸の向こうに矢筈山が綺麗に見える。



駐車場に停まっていたもう一台の車の人達だろう。

若い男女ペアが登ってきた。



日が昇ってきて樹氷が輝き始めた。



一面の雲海に高城山が浮かぶ。



高城山の手前には滝雲が発生しているようだ。

丸笹山方向は雲海が少ない。



何時の間にか脹ら脛の張りが感じられなくなった。

やっとドーパミンが分泌され始めたかな。



目の前に広がる雲海に浮かぶ丸笹山、赤帽子山。



雲海の広がりは刻一刻と変化する。



唐松の霧氷は少し貧相だがそれでも美しい。



此処から見る三嶺は特に美しい。



刀掛けの松到着

9時42分。



剣山山頂にも日が射してきた。



刀掛けの松から見た三嶺も素晴らしい。

今年も登山途中には色々な事があったけど、道迷いせずに無事に下山できた事を枝折神社にお礼。



朝日が剣山山頂から昇ってきた。

日に照らされると霧氷がいっそう輝く。



塔の丸の向こうに矢筈山。

今年はまだ矢筈山に雪が少ない。



凍ると怖いトラバースを進む。



白い珊瑚のような霧氷。



シコクシラベの霧氷。

もう少し霧氷が発達するとモンスターになる。



鳥居に到着。

この鳥居が半分位埋まると本格的な冬山となる。



青空と太陽に向かって登るのは最高の気分。



頂上ヒュッテに到着。

10時5分。

ヒュッテ前から高城山、高丸山、西三子山の眺望。

手前には樫戸丸、天神丸が雲海に沈んでいる。。



頂上ヒュッテは年末年始まで閉まっている。

エコトイレが閉まっているかどうか確認するのを忘れた。



頂上には10センチ位の積雪。



旧測候所の霧氷は例年通り立派に育っている。



風も無く気温が低い割には厳しい寒さでは無い。



ロープにエビの尻尾が出来ている。

エビの尻尾は風上に向かって伸びる。

頂上には、男女ペアの二人だけ。

寒いのか写真撮影をして早々に引き返して行った。



頂上からの三嶺の眺め。

この景色が見たくて寒い中剣山に登る。

もう少し雪が多くなれば真っ白な三嶺を見る事が出来る。



剣山山頂着。

10時19分。

この素晴らしい眺望を私達だけで楽しむ。

朝駐車場でお会いした男性が次郎笈に向かっているのが見える。



今日は昼から天気が下り坂の予報。

次郎笈に行くか迷うが、家内はドンドン次郎笈に向かう。

遊歩道分岐まで来るが、トラバースには鹿の足跡だけ。



これから向かう次郎笈を眺める。



次郎笈峠で一休みしてエネルギーチャージ。



今年も立派なエビの尻尾が出来ていた。

しかし、急速に雲が発達し暗くなってきたのが残念。



雪は少ないが、岩場で滑ると行けないので簡易アイゼンを付ける。



振り返ると霧氷の向こうに剣山。



何回登っても次郎笈への登りは厳しい。

脹ら脛がまた張ってくる。



一息入れる為に立ち止まって振り返る。

頭の白い丸笹山から剣山、一の森、槍戸山まで続く山並み。

堂々たる徳島の主峰だ。



急な岩場に向けて黙々と登って行く。



岩場を越えてから一気に登り切ると前ピークに着く。

振り返ると剣山もガスに覆われている。



目の前に丸石山。

そして三嶺、天狗塚へと続く、徳島のゴールデンコースが目の前に広がる。



もう人登りして次郎笈頂上着。

11時29分。

頂上には朝お会いした男性が一人だけ。



次郎笈から見る三嶺も素晴らしい。



霧氷越しに見る三嶺も綺麗だが、黒い雲が広がってきた。



天候が悪くなりそうだ。

急いで昼食を食べ、熱いコーヒーを飲んでから下山開始。



ガスが覆って一瞬視界ゼロとなるがまた雲が切れる事もある。



霧氷のトンネルを潜って降りて行く。



こんなに手軽な山で素晴らしい霧氷を見る事が出来る。

感謝。



何時もは直ぐ溶ける丸笹山の雪がまだ白い。

津志嶽のヘルメットのような頂上がクッキリと見えている。



鞍部まで下りてからトラバース分岐までエッチら登り返す。

何時もなら登ってくる人達に大勢会うのだが、今日は誰も来ない。

今日の次郎笈は3人だけしか登山者が居なかったようだ。



トラバースは西風が吹き付けて気温が低い。

アカカンバやカエデなどの木々に霧氷がびっしりと着いている。



トラバースは早くも雪で滑りそうになっている。

雪が深くなり凍ると、とても危険で注意しなければならない。



御塔石分岐からはまだ通行止め。



疲れた足に急坂が応える。



大剱神社で一休み。



立派な看板が出来ていた。

西島駅まで帰ってくる。

雪が舞い始めたので休まずに下って行く。



気温は0度。

暖かくなってきたが、雪が舞って今夜にはまた積もりそうだ。

剱神社の宮司の奥様からお声がけ戴く。

これから雪深くなって神社で生活するのは大変だろうなあと思う。



三嶺は完全にガスに撒かれてしまった。

駐車場にはもう一台も停まっていなかった。

脹ら脛の筋肉や筋が山登りの祭に痛んで、回復する前にまた登る事を繰り返した。

その為に筋肉や筋が縮んで堅くなり慢性筋肉痛になっているそうだ。

暫く山登りを休憩しなさいと医者に言われているが、山に登らないと筋力低下しそうだ。

年を重ねると色々と問題が発生するが、折り合いを付けながら長く山歩きを楽しみたい。



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