冬の里山 剣山 一の森    2017.02.19
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- 最高の登山日和 剣山、一の森 -

今日は一日中晴れの予報。

昨日の祖谷地方は春のような暖かさだったそうだ。

剣山の雪も可成り融けたかもしれないが、今朝は冷えるそうなので雪が締まって歩きやすいかもしれない。

貞光から一宇経由で見ノ越に向かうと、ストーンリバーさんご夫妻と乙女さんが出発準備中。

少しお話をして先に見ノ越に向かう。

車道の雪は除雪されているのと大勢が通っているので快適。



皆さん、手前の車道に停車して出発準備中。

リフト乗り場の駐車場に着くと先着車が一台。

ご挨拶すると、先日雲早山でお会いした那賀町の男性だった。



三嶺が真っ白。

気温はマイナス6度。

快適な雪山歩きが出来そうな予感。



8時57分。

可成り遅い出発。

雪が多いと危険なトラバースも適度な雪で問題ない。



丸笹山も白くなっている。

夕べ雪が降ったのかな。

トンネルは今年はもう埋まらないかもしれない。



雪は適度に締まってとても歩きやすい。

何時もの1,600mの標識で一息入れる。

余り喉は渇いていないが、心筋梗塞予防の為スポーツドリンクで喉を潤す。



朝早くは霧氷が綺麗だったと思うが、アカカンバの霧氷はもう既に薄くなっている。



西島に近づくとまだ霧氷が綺麗だ。



剣山山頂直下は霧氷で真っ白。



次郎笈も真っ白に輝いている。



白く雪を被った三嶺が真っ青な空に映えて美しい。



塔の丸の向こうの矢筈山も美しい姿を見せている。



西島駅着。

9時49分。

若いご夫婦?が休憩している。

少し休憩して出発。



リフト乗り場横に行くと冬道から三名の男女が登ってきた。

キツク無かったですかとお聞きすると、雪が良く締まっていて歩きやすかったとのこと。



丸笹山と赤帽子山は頂上部に少し雪があるだけ。



霧氷の向こうに三嶺。



写真を写していると何人かの若い人が抜いて行った。



高城山は微かに白い。

霧氷が少し着いているだけで、雪は余り積もっていないようだ。



太陽に向かって登って行く。



刀掛けの松手前から見る三嶺が特に美しい。



刀掛けの松の標識は埋まっている。

ベンチも完全に埋まっているが、枝折神社は何故か埋まっていない。



例年スッポリと雪に埋まるのだが、今年は風向きが違うのかな。



標高が上がると霧氷が益々綺麗になる。



矢筈山にも随分長い間ご無沙汰している。

春になれば一度行ってみたいなあ。



固く締まった雪を踏みしめてグングン登って行くのは気持ちが良い。



三嶺が真っ白なのに比べて、高城山や高丸山は薄暗く見える。



夏道のトラバースは誰も通った跡が無い。

笹尾根を登って行く。



鉄ハシゴを登るがやはり雪が少ない。



シコクシラベはモンスターになっていない。

鳥居へのトラバースは進まずに雲海荘へと直登する。



平家の馬場に出ても風が全く無い

こんなに無風な日は珍しい。



雪も驚く程少ない。

何時もはネックウォーマーを付けても鼻や頬が痛い程冷たい。

しかし今日は何も必要ないほど暖かい。



三嶺やその左に、天を突く天狗塚が見える。

此処剣山では雪が少ないのに、三嶺や天狗塚は真っ白で雪が多いように見える。



矢筈山系も雪が輝いて見える。



剣山山頂到着。

10時49分。

目の前に真っ白な次郎笈が見える。

那賀町の男性が次郎笈に向かって行った。

今日は歩きやすかった所為か疲れていない。

私達も行こうとすると、家内が今日は一の森に行きたいと言う。



今日は次郎笈に登るのには最高のコンディションだが、直ぐに一の森に向かうことにする。



先ずは経塚森に向けて降りて行く。

遠くに男性が一の森に向かうのが見える。



振り返ると次郎笈が真っ白。



以前、経塚森はアカカンバの霧氷のトンネルが素晴らしかった。

しかし今は鹿害で殆ど枯れて、毎年枝が落ちて寂しくなっている。

霧氷が少しばかり着いても絵にならない。



トラバースは雪庇が出来て雪が崩れそう。

先行者の足跡が壺足となっていて歩きにくい。

気温が上がって雪が緩んできたのだろう。



二の森に向けて緩やかに登って行く。

トラバースを避けて稜線を行くと、何時もの祠の横に出る。



二の森からの下りは、雪が深くて緩んでいるので先行者の壺足だらけ。

私も踏み抜くと太股まで埋まる。

二年前に此処でワカンを履いていて雪を踏み抜き、脱出するのに往生したことがある。

下るだけなのに疲れる。



二の森を下りきると何時もの登山道は雪庇の下。

先に一の森に向かっていた男性がもう帰ってきた。

壺足歩きに苦労したのか、疲れたと言っていた。



壺足を警戒しながら登るのは結構足に来る。

一歩一歩踏みしめながら登る。

しかし、家内は沈まないのに私は時々沈む。



山頂手前で笹の上の雪を踏み抜き、腰まで雪に埋まり這うようにして登頂。

12時15分。

剣山から1時間以上掛かっている。

次郎笈と剣山の間に三嶺と天狗塚がクッキリと見えている。



何時もの岩場で昼食にしようかと三角点に向かう。



三角点から見た剣山と次郎笈もバランスが取れていて美しい。

その間に見える三嶺と天狗塚も益々白く輝いている。



雪の土手に腰掛けて昼食。

ポカポカ陽気で喉が渇き、コーヒーの前にスポーツドリンクを一気飲み。

その後、温かいコーヒーを飲んでリラックスタイム。

日の光が暖かくて気持ちが良い。

食後、剣山に向けて帰る。



一の森から剣山へは二の森と経塚森への登りが待っている。

雪が緩んで結構力がいる。



壺足に悩まされながら二の森へ。



二の森から経塚森へは、徳島と思えないような広い雪原歩き。





途中から頂上ヒュッテへのトラバース道を登る。



ヒュッテでは、ご夫婦が休憩中。

なんと先日雲早さんでお会いしたヤマレコのkiyohara3641さんご夫婦。

今日は次郎笈まで行かれたそうだ。

暫くお話和してから先に下山する。

大きな秋田犬がやってきた。



ヒュッテの庭には、背の高さ以上の雪の吹き溜まりが出来ている。

気温は0度。

日陰でも0度とはこの季節にしては非常に高い。



下山路は良く踏み固められて快調。



刀掛けの松の標識が顔を出している。

西島駅も雪が消えている。



西島駅で少し休憩してから、気になっていた冬道を降りてみる。

最初は驚く程広い雪原歩きとなる。



こんなに広い雪原があることに驚き。

宿舎と炊事場のような跡が残っている。

キャンプ場のような施設があったのだろうか。



アンテナ小舎までは緩やかな道。



四等三角点「見ノ越」1639.7mがある。

その後は、急傾斜で枯れ枝や壺足だらけで歩きにくい。

普通に登山道を降りるよりも余計に時間が掛かってしまった。

もっと雪が深い時には便利な道かもしれないが、雪が少ない時には歩きにくいように思う。



剱神社で5度。

2月の気温とは思えない程高い。

剱神社に手袋が忘れられていた。

先程降りて行った人達のかなと思って追っかけていくと、ストーンリバーさん達だった。

次郎笈まで回って雪山を堪能された様だ。

手袋はストーンリバーさん達のものでは無かったので、元の場所に返しておく。

今日は春のような天気で、雪山を十分に楽しむことが出来た。

もう今年は冬山は終わりなのかなあ。





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