夏の里山 剣山 次郎笈    2017.06.15
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爽やかな風が吹く剣山 次郎笈周回 -

剣山系登山レポート

まだ咳が止まらない。

約一ヶ月となるので、もしかしたらアレルギーかもしれないとアレグラ60に薬を変更。

このアレグラは花粉症に効くと言われている薬だが、コレで咳が止まるのだろうか?

なんとなく気分が優れないが家内との約束なので、5時に起きて剣山に向かう。



7時半過ぎに見ノ越に到着。

先着車は8台ほどで殆どが県外車。

劔神社でお参りしてから出発。

三嶺がクッキリと見えている。

梅雨だと言うのに、今日も良い天気のようだ。




気温は16度。

7時52分。



ウワバミソウやコクワガタはまだ蕾。



クルマムグラが沢山花を咲かせている。



ツリバナの花がビッシリと咲いている。

しかし秋に赤い実になるのはとても少ない。



カマツカの花が咲き始めている。

1000mクラスの山ではもう散っているのにさすが剣山。

今年の冬はこのトンネルは雪に完全には埋まらなかった。



何時ものように遊歩道には向かわない。

この辺にもコクワガタが多い。

朝早いので皆蕾だが、帰りには咲いているかも。



意外と涼しくて歩きやすい。

しかし、体調はもう一つ。

こんな緩やかな道なのに息切れがする。

鼻水が出て鼻呼吸がしにくいのが余計に苦しい。



ナナカマドには蕾が出来ている。

一週間後くらいには咲くだろうか。



オオカメノキには、もう実が出来ている。



次郎笈が美しい。

久しぶりなので家内は次郎笈に登ろうと張り切っている。

こんな調子で次郎笈まで行くことが出来るだろうか心配。



8時39分 西島駅着。

相変わらず遊歩道は通行止め。



ベンチに座って三嶺を眺めているとリフトの試運転が始まり新居さんが降りてきた。

お久しぶりです。

お話によると追分からお花畑までの通行止めは、この秋までに修復されるそうだ。

また遊歩道の通行止めも今年中には改修工事が終わる予定だとか。

トイレの掃除をしている新居さんにお別れして先に進む。

何時もご苦労様です。

ほんとうに頭が下がります。



刀掛けの松コースを登ると丸笹山から赤帽子山への稜線が緑濃い。



コツクバネウツギがちょうど花の盛り。



高城山方向も少し霞んでいるが綺麗に見えている。

登山道脇に多いナナカマドには細かな蕾が沢山付いている。

ヤブウツギはまだつぼみもない。



大木に絡んだツルアジサイにも蕾が出来ていて、もうすぐ花を開きそうだ。



ナナカマドの葉を透過する光も、もう夏の雰囲気。



冬の間は、もう枯れてしまったように見えていたカラマツにも緑の新葉が綺麗だ。

カラマツの向こうに三嶺。



刀掛けの松のベンチで一休み。

やはりもう一つ調子が出てこない。



出発すると若い男性が、空の背負子を背負って駆け下りてきた。

ヒュッテのバイトの人かな。



イシダテクサタチバナはまだ蕾。

シコクハタザオが沢山咲いている。



ツルギミツバツツジはもう花の終わり。



冬の季節には霧氷がきれいなアカカンバの新葉が日に輝いている。



穴吹川の流れと高城山。



冬の初めには霧氷が綺麗だが、厳寒期には危険で歩けなくなるトラバースを進む。



コヨウラクツツジは何時見ても可愛い。



コミヤマカタバミが沢山咲いている。



ヒュッテが見えてくると足元にマイヅルソウが咲いている。



ツマトリソウも沢山咲き始めている。



鳥居の手前まで来ると先程下っていった男性が荷物を背負ってもう上がってきた。

速いですねと言うと「仕事ですから」と言ってあっという間に登っていった。



9時30分 剣山ヒュッテ到着。



3月にはこの入口の屋根くらいまで雪が積もっていて、広場に行くことができなかった。

気温は18度。



車があった割には登山者が少ない。



木道の下にはツマトリソウが沢山咲いている。



9時40分 剣山山頂着。

三嶺から塔丸への山並みが綺麗に見えている。



ベンチに腰を掛けて行動食のアンパンを食べる。

Facebookに写真を何枚かアップしてちょっと休憩。

相変わらず鼻水が出て息苦しいが次郎笈に向かう。



マイヅルソウやツマトリソウが綺麗に咲いている。



男性が降りてきて軽やかに追い抜いていった。

天気が続いた所為か、細かいザレた石が岩の上に乗っていて滑りやすい。



次郎笈へと続く道を歩くのは好きだ。

此れから登る急坂のキツさと、登った後の爽快感への期待が交錯して気持ちが高揚する。



ツマトリソウを楽しみながら次郎笈峠に着く。

水分補給して一休憩。

これからの急登に備える。



峠からの一登りがキツく感じる。

思わず立ち止まって剣山を振り返る。



いつもに増して今日はキツく感じる。

写真を撮る度に休憩。



それにしても少しピンクになったツマトリソウは可愛い。



ほんのチョットの登りに息切れがする。

コレではアルプスに行くことが出来ない。

そう言えば長いこと筋トレやストレッチをやっていない。

明日から復活しなければ。



凍った時にはちょっと怖い岩場にはロープが設置されていた。



前ピークには南つるぎの皆さんが標識を設置されていた。



もう少し頑張って次郎笈頂上着。

10時51分。

剣山から丁度1時間。



三嶺もきれいに見えている。

4等三角点「次郎笈」1930.01m



何時もの昼食ポイントの岩場に行くと此処にも注意看板が設置されていた。

三嶺方向から縦走して次郎笈に来ると、そのまま奥槍戸の方に降りてしまう人がいるらしい。

奥槍戸に降りてしまうと見ノ越に行くには、もう一度登り返して戻る以外に方法はない。

この看板があれば間違う人は居なくなるだろう。

今日は、鮭丼。

チョット味が濃いが美味しい。



暫く休憩して下山。

若い男性4人組が登ってきていた。



下っていくと先程の男性4人組が元気に追い越して行った。

その後、単独の女性などが次々に登ってくる。

平日なのに登山者が多いのに驚く。



ツマが少しピンクのツマトリソウ。



先程の男性4人組は剣山に登り返していった。

私たちはトラバース道を行く。



次郎笈を振り返る。

目の前には三嶺。



ザレ場は綺麗に直されている。

ナンゴクミネカエデの花が満開。



二度見展望所から次郎笈を振り返る。



目の前に御塔石がそびえている。

水場にはシコクハタザオが満開。



まだミヤマザクラが咲き誇っている。



トラバース道はまだ崩壊して通れないので大剣神社へと登る。



御神水に寄って冷たい水を一口戴く。

石灰岩の間から湧いてきた水はミネラルたっぷりで美味しい。

その後の少しの登りはちょっときつく感じる。

大剣神社で休憩。



ヒメウツギやイワガサが咲き始めている。



今日は神社は閉まっていた。

休日だけに開けるのかな。



分岐には新しい看板が設置されていた。



ウスバシロチョウが沢山飛び回っている。

ユラユラと飛ぶのだが中々羽を休めない。

飛び回っていると撮影は無理なので暫く待っていると、ラッキーな事にテンニンソウに留まった。

よく似ている蝶のスジグロシロチョウなどは留まった時に翅を閉じるが、ウスバシロチョウは翅を広げる。



テキストゲートを右に見て進むと西島駅につく。



ベンチで一息入れて下山。

時間も有るので遊歩道を下る。



ギンリョウソウが咲き始めたばかり。



ショウキランの咲く所に来たがまだ時期が早いのか全く見つからなかった。



自然林の緑が芽に柔らかい。

涼しい風が吹いて心地よい。



祖谷川源流では冷たい水が流れていた。

ツルアジサイには花が咲き始めている。



朝は蕾だったコクワガタが花を開いていた。



タニギキョウやウマノアシガタも元気に咲いている。



朝は暗かったが、今は日が差してツリバナがキレイだ。



樹齢?百年のブナの樹



13時57分 剣神社に帰ってきた。



怪我なく帰ってこれた事にお礼をして帰る。

県外ナンバーの車が増えていた。

これから登る準備をしている人たちが大勢いる。

今夜はヒュッテ泊まりなんだろうか。

今日は久しぶりに高い山に登ったが予想以上に体力低下をしていた。

後一ヶ月、アルプス山行きのために対策を考えなければと思う。




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