夏の里山 剣山   2017.08.11
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キレンゲショウマ 一の森 剣山 次郎笈周回 -

今日は、久しぶりに息子が帰ってきて3日程泊まる予定だった。

しかし、夕べ電話があり急にメキシコへの出張が決まったので一泊しか出来ないという。

家内が、お盆で混んでいるのに一泊では慌ただしいのでまた次回にするように言う。

9月にも連休があるので、メキシコのお土産を楽しみに延期する事になった。

急遽、暇になったが急にはアルプスに出かける事も出来ない。

天気が良さそうなので、剣山にキレンゲショウマを見に行く事にする。



所が朝起きると、今日も天気が不安定のようだ。

昨日までは連日夕方になると、天気が崩れて土砂降りとなったようだ。

今日は大丈夫だろうか。

見ノ越に着くと駐車場が満車状態。

そう言えば、今日は山の日だ。

県内外から家族連れがドッと押し寄せている感じ。

二階の駐車場にやっと停める。

ハガクレツリフネが満開。



剱神社に今日の安全をお祈りしてから出発。

ガスで三嶺は姿が見えない。



気温は丁度20度。

今日も暑くなりそうだ。

7時41分。



モミジガサが咲き始めていた。

先月見たオオモミジガサよりも一ヶ月位花期が遅い。

モミジガサは山菜として人気があるらしい。



ヤマアジサイが咲き残っている。

ギンバイソウは今が見頃のようだ。



ツリバナの実が大きくなっている。



今日は登山者が多い。

特に家族連れが多くて子供達の元気な声が響いている。

リョウブの花が満開。



標高1,600mの標識で何時ものように水休憩。

この辺で遅れ出す人達も居る。

もう登るのは嫌だと駄々をこねている子供も居る。

リフトトンネルからこの辺までが、登り慣れていない人には一寸キツイ。

此処を越えると楽になるのだけれど。

冬には霧氷が素晴らしいアカカンバの緑が綺麗だ。



最近、ミヤマクマザサが良く育つようになった。

鹿が減ったのだろうか。

遊歩道分岐まで来るが頂上付近は何も見えない。



テントが幾つか程張ってあった。

今晩は此処に泊まるのかな?



西島駅着。

8時25分。

登山口から44分。

平均タイムより少し超過かな。

登山のタイムは気にする事は無いのだけれど、その日の体調を知る事が出来る。

家族連れの子供が元気で賑やかだ。



シコクフウロが沢山咲いている。

中には白花もある。



ガスに煙る登山道を上っていく。

ゴージャスなタカネオトギリも満開。



ノリウツギも満開。

冬には霧氷が見事なカラマツが緑濃い。



トゲアザミもまだ咲き残っている。

三嶺はまだ雲の中だが、少し青空も見えてきた。



刀掛の松到着。

沢山の人達が標識を見て行き先を話し合っているが、行場に向かう人は少ないようだ。

キレンゲショウマに興味ないのかな。



私達は行場に向かう。

カニコウモリが咲き始めている。



ヒメフウロやシコクフウロを楽しみながら下っていく。



枯れ木の上にソバナが咲いている。



此処にもシコクフウロの白花が咲いている。

ホソバシュロソウもチョコレート色の花を咲かせている。



ソバナがあちこちに咲いている。

剣山でソバナをこんなに沢山見るのは初めてだ。



行場に下っていくと咲いていました。

キレンゲショウマ。

ウメバチソウも満開。



鎖場に来ると西島駅に居た子供達が岩の割れ目を登っている。

賑やかな声がして元気だ。

ツルギハナウドが満開。

その下にはキレンゲショウマが群生。



今年も丁度見頃のキレンゲショウマに出会う事が出来て良かった。



崩壊した沢筋を降りて一の森に向かう。

穴吹川の源流は水量が多くてゴウゴウと流れ落ちている。



静かなトラバースをノンビリと登っていく。



水を含んだ苔が美しい。



クロヅルの実が赤くなりかけている。

真っ赤になればもっと綺麗なんだけれど。

ノリウツギは満開。



一の森分岐までやってきた。

ニガナがまだ咲いている。



一の森へと登っていく。

枯れている木が多いが、まだ元気に青々としている木もあるシコクシラベ。



振り返ると剣山や次郎笈の雲が晴れてきた。

コモノギクが咲き始めている。

この時期花の少ない稜線で、けなげに咲いている。



ミヤマクマザサの中のエグレタ登山道を、エッコラショと登り切ると一の森山頂。

また剣山が雲の中になった。

涼しい風が吹いて天国天国。



三角点に立ち寄る。

この三角点が雪に埋もれる冬が待ち遠しい。



一の森ヒュッテのベンチで休憩。

管理人さんが出てきて、この所10日連続で夕立があったと教えてくれる。

昨日の夕立は激しかったらしい。

今日も雲行きが怪しいので夕立があるだろうとの事。

それでは早く剣山に登って、夕立の前に下山する事にしよう。



ヒュッテの庭のキレンゲショウマも綺麗に咲いている。

二の森への登りに差し掛かると、日が差してきて暑くなってきた。



行場からやって来て、一の森に登らずに剣山に向かっている人達が多い。



一の森から経塚森へと向かう頃には青空が見えてきた。

オマケに風も無くなり鉄板焼き状態。

剣山が目の前に見えてくるともう後一踏ん張り。



丸笹山方向も雲が上がって山頂が見えるようになった。



剣山山頂への緩やかな登りも汗びっしょりになり汗が目に入る。

登山道脇にアキノキリンソウが咲き始めている。



シコクフウロやコモノギクも目を楽しませてくれる。



トゲアザミで吸蜜しているのはマルハナバチ。

東のテラスでは予想外に登山者は少ない。



木道方向には登山者が見えるが、剣山山頂は広いので人が溢れている感じはしない。



旧観測所跡にはタカネオトギリが賑やかに咲いている。



木道には大勢の登山者が休憩している。

塔の丸は見えているが三嶺は雲の中。



家内が女性と話をしているのでお聞きすると、以前高丸山でお会いして赤石丸までご一緒した女性だった。

剣山山頂 11時20分着。



此処からはトラバース道経由で帰られるそうだ。

私達は此処から刀掛の松まで引き返して帰る予定だったが、まだ時間も早い。



見下ろすと大勢の人達が次郎笈に向かっている。

また次郎笈から剣山に登ってくる人達も多い。

下の大岩ででも食事にしようかと下ることにする。



所が、予想通り家内は大岩を過ぎて下っていく。

所が、トラバース分岐で考え込んでいる。

何時もなら迷わず行くはずなのに不思議だ。



次郎笈峠で一休みしてエネルギージェルを補給。

家内は暑さで一寸グロッキー。

ノンビリユックリ登ろうと進み始める。



所がやっぱり調子が悪いみたい。

今まで途中で休む事は無かったのに、二度程足を止めて休憩。

団体さん達も家内以上に休憩しながら登っている。



風が殆ど吹かないので汗ビッショリとなり手前のピークにやっとこさ登る。

やはり三嶺は雲の中。



頂上に着くと座り込む人達が多い。

若い人達でもこの暑さは応えるようだ。

次郎笈山頂 12時26分着。

剣山から丁度1時間。

ユックリ登っても余り時間は変わらないなあ。



頂上は混雑しているので何時もの石庭で、ガスが出てきた剣山を見ながら昼食。

家内は熱中症気味でおにぎりを半分食べただけ。

私も食欲が湧かず弁当を残してしまう。

凍らせたスポーツドリンクがまだ残っている。

美味しくて生き返る。

しかしゴクゴクと飲んでも、喉の渇きが止まらない。



ドンドン登山者が増えてくる山頂を通り過ごして下山開始。



神戸の男性からお声がけ戴く。

なんと神戸から何時も私のホームページを見て戴いているそうだ。

ありがとうございます。



コメツツジが咲き残っている。

次から次へと登山者が次郎笈に向かっている。

トラバース分岐までの登りがきつく感じる。



二度見展望所で休憩。

残っている水も生暖かくなってきた。

冷たい水が飲みたい。

この先には冷たい湧き水が出ているはずだ。

純白のノリウツギが日に輝いている。



やっぱり出ていました。

冷たい湧き水。

今日は水量が多い。

ペットボトルに入れて頭から水を被る。

冷た~い。

ペットボトルの水を二回程被って顔を洗うと頭の芯まで冷えた。

その後冷たい水をごくごくと飲む。

ちょっと腹を壊すのが心配だが冷たい水の誘惑には勝てない。



大剱神社までは我慢の登り返し。

ベンチに座って先程汲んだ水をまた飲む。

休んでいると大勢の団体さんが降りてきた。

席を譲ってドンドン下り西島駅に着く。

ここでも冷たい水道栓(湧き水です)の水で顔を洗う。



後はドンドン下って剱神社へ。

14時52分着。

気温は24度。

標高1,400mでこの温度だから下界は地獄の気温だろう。

三嶺は完全に雲の中になったが、夕立には遭わなかった。

見ノ越でソフトクリームを買って食べていると若いご夫婦からお声がけ戴いた。

八万の方で、私のホームページを楽しみにして戴いているそうだ。

ありがとうございます。

クーラーをガンガンに効かせた車で帰宅。

何時ものようにシャワーの後で冷たいビール。

食欲が回復して食べ残しのお弁当も完食。

年を取ると夏の暑さが体に応えるようになった。

やはり真夏は涼しい日本アルプスだなあ。



 


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