夏の里山 一ノ森 剣山 次郎笈 2019年06月25日  
里山倶楽部四国編 

- 一ノ森 剣山 次郎笈周回 ヒメフウロ  -

ヒメフウロが咲き始めているかも知れない。

五時前に起きて見ノ越に向かう。



すでに駐車場には、県外車を中心に多くの車が停まっている。

何時ものように劔神社にお参りして出発。



今日は三嶺がきれいに見える。

気温は12度ほど。



爽やかな朝だ。

コクワガタはもう消えていて、クルマムグラの花が満開。



ウワバミソウもまだ蕾。



涼しい山道をユックリと登る。

後ろから聞き覚えのある息使いが聞こえてきた。

なんと先日登ったときも、追い抜いて行った男性がやってきた。

苦しそうな息使いだが、訓練でもされているのかな。



遊歩道分岐で頂上を見上げる。

暑くなりそうな予感がする。



西島着。

追いついた男性は大剣神社の方に向かった。



空は綺麗に晴れているのだが、眺望はもう一つスッキリとしない。

梅雨の季節なので仕方がないかな。



マユミに花が咲き始めている。

蕾が沢山あって多くの花が咲きそうだが、実がなるのはホンの少し。



刀掛けの松まで登って、行場に向かう。



山野草の花は少なく、ヒメレンゲが目立つ。



行場を降りていくと、ネットが新しくなっている。

キレンゲショウマは、まだ蕾も出ていない。



いつもの岩場にヒメフウロが咲き始めていた。

今日の目当ての花なので、咲いていて嬉しい。



まだ花は少ないが、これから沢山咲き始めることだろう。



ヒメウツギは、もう殆ど散ってしまった。

新緑の透過光が美しい。



古劔神社に立ち寄る。

斜面に付いた道は、毎年細くなって注意して進む。

境内の岩場に、ヒメフウロが固まって咲いている。



野生のヒメフウロは本当に可愛い。



ここのヒメフウロも、もう花の終わり。

三十五社の岩場には、カラマツソウが咲くはずだが、花は見えない。



ギンランが数株咲いていた。



イワガサが咲き始めている。

イワガサの花は直ぐに色が変わってしまう。

新鮮な花を見ることが出来て嬉しい。



両劔神社の上にもイワガサが咲いている。



一の森ヒュッテの元管理人の内田さんがやってきた。

お久しぶりです。

去年の4月からブログの更新が止まっていたので心配していたが、とてもお元気そうだった。

絶滅危惧種の植物の調査などをやっておられるらしい。

今日は、ツルギテンナンショウを探しに来られたとのこと。

イシヅチテンナンショウは見たことが有るが、ツルギテンナンショウは見たことがない。

付属帯が前に曲がっているのが特徴らしい。



昨日の朝の大雨の所為か水量は多い。



カニコウモリはまだ蕾もない。



ヒコサンヒメシャラも咲いていない。

オオヤマレンゲは未だ蕾。

しかし、蕾が白くなっているので後数日で咲くだろう。



ギンリョウソウが顔を出している。

一ノ森分岐着。

先日咲き誇っていたツマトリソウは殆ど消えてしまった。



薄曇りで、気温が上がらず風が冷たく感じる。

一ノ森に向かう。



まるで宝石のようなスギゴケの花(雄器盤)。



薄曇りで雲が多く、剣山や次郎笈は晴れたり曇ったり。



ヒュッテを見ながら三角点へ。



三角点から太郎、次郎。

女性が一人やってきた。



白骨樹を見ながらヒュッテへ。



少し早いが、ヒュッテのベンチで昼食。

咲き残ったツマトリソウが一輪。



昼食後、剣山に向かう。



段々蒸し暑くなってきた。

急坂を登ると汗が吹き出してくる。



黙々と登って東のテラスへ。



今日は朝から便通がない。

こんな事は滅多に無いのだが、レスキュートイレに寄ってもだめ。



剣山頂上着。



ワンコを連れた女性が休憩していた。



今日は少し足が重いが、家内はそのまま次郎笈に向かう。



少しピンクの縁取りが有るツマトリソウを写していると、若い男性が降りてきて何の花ですかと聞く。

ツマトリソウだとお教えすると、可愛い花ですねと何回も花の名前を呟きながら、あっという間に降りていった。



次郎笈に向かうと、トゲアザミが咲き始めている。



次郎笈峠で一休みして、降りてきた剣山を眺める。



登山道には咲き残ったツマトリソウが、僅かだが咲いている。



右奥に三嶺を見ながら急坂を登る。

先ほどの若い男性がもう降りてきた。

剣山に奥さんを待たせているので、急いでいるらしい。



岩場を登りきって、前ピークから三嶺への縦走路を眺める。



次郎笈山頂着。

頂上にはご夫婦が昼食の準備中。

急坂がキツくて何回も帰ろうと思ったそうだ。

そのうちに頑丈な体の男性がやってきた。



頂上に座って暫く休憩して下山。



二度見展望所に着くと気温は24.6度まで上がっていた。

恒例により次郎笈を振り返る。



ドウダンツツジが花の盛り。



崩落した石灰岩の散らばるトラバースには、ヒメレンゲが咲き誇っている。



イワガサとヒメウツギが咲き誇っている。



西島駅でも日陰で休憩して下山。

気温が高いとやはり疲れる。



劔神社まで降りてくると気温は24度。

駐車場には沢山の車が停まっていた。

途中工事の通行止めに遭って、自宅に帰ると5時前になっていた。

今日は薄曇りだったので、鉄板焼きにはならなかったが、これからの登山は暑さ対策が必要だ。

次はキレンゲショウマの咲く頃に来ようかな。





総歩行距離 12.5km

累計標高差 ±1,346m

総行動時間 7時間31分


里山倶楽部四国

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