冬の里山 剣山 一ノ森  2020年02月11日  
里山倶楽部四国編 

- 今年初めての雪山歩き 剣山、一ノ森 ―

数日前には剣山に纏まった雪が降ったらしい。

それから寒い日が続いているのでまだ雪が残っているかもしれない。

朝5時に起きて貞光経由で剣山に向かう。



第3ヘアピン手前から雪が現れる。

5センチ位の積雪だが凍っているところもある。



見ノ越までずっと薄く雪が積もった状態が続く。



見ノ越の駐車場には車は少ない。

5~6名の男性の団体が出発しようとしている。

前後して私達も出発。

入れ違いにジムニーが二台やってきた。



今年は正月に来ることが出来なかったので、今年初めての剣山となる。



白銀を冠った三嶺が朝日に輝いている。



気温はマイナス7度。



例年なら危険なほど雪が積もる所も問題ない。

先程到着したジムニーの男性がやってきた。

チェーンスパイクを漬けて軽やかに登って行った。



雪はよく踏まれていてアイゼンがよく効いて歩きやすい。

しかし、久し振りの雪道に足が重たい。

おまけにカメラの電池が切れる。

昨夜十分に充電したはずなのに?

予備の電池に替えるがすぐに駄目になる。

気温が低すぎるのが原因のようだ。

ポケットに入れて温めながら撮影する。



遊歩道分岐に着いて頂上を眺めるが霧氷は既に落ちているようだ。

次郎笈にも余り雪はない。



誰もいない西島駅に到着。

直ぐに単独の男性と若い女性が登ってきた。



西島駅から三嶺。

スマートフォンの超広角モードで撮影。




駅裏から塔の丸と矢筈山。

そして丸笹山と赤帽子山。



駅の上からの超広角写真



結構雪は多い。

またデジカメの電池がダウンしたのでスマフォで撮影するが手間がかかる。



刀掛けの松到着。



今年も枝折神社に道迷いしないようにお参り。



木屋平方向と穴吹川の流れ。



頂上ヒュッテ着。

久し振りの雪のせいか?それとも加齢のせいか?

登山口から2時間近く掛かってしまった。

ヒュッテの前では男の子の兄弟が雪遊びをしている。

お父さんが早く帰ろうと言っているが遊ぶのに夢中。



気温はマイナス8度位。

何故かデジカメが復活。



しかし、すぐにまだダウン。

スマートフォンで写すのは手袋が邪魔で手間がかかる。

やっと子供達が下山していった。



頂上に向かうが風が強い。

体が風でフラフラする。



頂上着。

寒いせいか誰もいない。

フードを深く被るが鼻汁がズルズル落ちてくる。



手袋をしたまま撮影しているとスマホを落としてしまった。

雪の中に落ちたが幸い木道の隙間には落ちなかった。

寒いと手の感触が無くなってしまう。



一ノ森、槍戸山



次郎笈を眺める。

しかし家内は頂上に立ったまま。

何時もなら家内は躊躇せずに次郎笈に向かうのだが?

引き返して聞くと、今日は風が強くて寒すぎるとの事。

私も寒くて頭の芯が痛くなってきたので引き返すことにする。



何時ものように、一ノ森方向に下った所の日溜まりに向かう。



次郎笈を眺めながら岩に腰を掛ける。

先程の寒さが嘘のようにポカポカしている。

すると家内が寒くないし誰かの足跡もあるので一ノ森に行こうと言う。

今日はすでに脹脛がパンパンに張っている。

しかし、家内は既に一ノ森に向かっている。



経塚森から二の森に向かうが、結構雪が深くて足を取られる。



二の森の下で朝追い越して行ったチェーンスパイクの男性が食事中。

もう一ノ森まで行ってきたらしい。

早いなあ。

二の森を下りきって一ノ森へ。



結構キツイ一ノ森への登り。

歯を食いしばって登り切り振り返ると素晴らしい眺望。



次郎笈と剣山の間には三嶺と天狗塚が顔を出している。



剣山の右には矢筈山。

暖かくなったのでデジカメも復活。



一ノ森頂上着。



高城山がクッキリと見えている。



一ノ森ヒュッテ



三角点に回る。



高城山と南つるぎの山々。



一の森ヒュッテの庭で昼食。



素晴らしい青空に白骨樹



昼食後、剣山に戻る。



二の森の登り返しが足にこたえる。



経塚森へも深い雪を踏みしめて登る。



剣山への最後の登り。



頂上ヒュッテではマイナス5度位。



ひたすら降りて西島駅で休憩。

温かいコーヒーを飲んで寛ぐ。

御夫婦が降りてきてお声掛けいただく。

去年、1月に霧氷のきれいな雲早山でお会いしたご夫婦だった。

次郎笈から剣山へ回って帰ってこられたらしい。



暫く話し込んでから下山開始。

御夫婦は早くてアッという間に見えなくなった。

三嶺も逆光でシルエットになってきた。



剣神社に帰ってくると気温は5度になっていた。



駐車場には2台が残っているだけ。

今日は霧氷は落ちてしまっていたが、久し振りの雪山歩きを楽しむことが出来た。

しかし、随分と脚力が落ちてしまった。

春になれば鍛え直さなければなあと思う。





総歩行距離 8.3km

累計標高差 ±930m

総行動時間 7時間18分



里山倶楽部四国

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