秋の里山 剣山   2020年10月05日  
里山倶楽部四国編 

- 剣山 次郎笈 紅葉 ―

足の調子がなんとか良くなってきた。

まだ、長く歩くと痛みが出るが、腫れたりすることはなくなった。

やっと剣山に登ることが出来るのでは。



朝5時に起きて出発用意。

車庫から車を出すと、青空にウロコ雲が広がり朝日で赤く染まっている。

ウロコ雲が出ると、低気圧が接近中。

3日後には雨になるとか言われている。

そう言えば、台風が近づいているが今日は秋晴れになる予感。



見ノ越に着くと駐車場は満車状態。

トイレが新築工事中。

立派なトイレが出来るといいな。



久しぶりなので石段が長く感じる。

三嶺の上には薄雲が広がっている。

気温は12度。



イチイの真っ赤な実がビッシリ。



ハガクレツリフネが咲き残っていた。



剣山は久しぶりだなあ。

2月11日に積雪の中を登って以来だ。



ツリバナの実が弾けている。

今年はどこでもツリバナの実が多い。



可愛い赤い実はアオハダの実だろうか?



静かな登山道をルンルンで登る。

薄く色付き始めた樹木の葉を透した光が優しい。



アキノキリンソウが少し咲き残っている。

木々には新しい標識が付けられている。



鹿の食害で裸地状態だった笹が復活している。

鹿が減ったのだろうか。

笹が復活した原因を調べれば三嶺などの復活にも役立つのでは?



ナナカマドの実が真っ赤っか。



今年は何処でもナナカマドの実が豊作だ。



オトギリソウが咲き残っている。



遊歩道分岐に着いて頂上を見上げると山肌は真っ赤っか。



次郎笈も久しぶり。



先程まで雲が厚かった三嶺上空も青空が見えてきた。



テントが張ってある。

リンドウが花を開いている。



西島駅に着く。

長い間放置されていた売店がリフォームされている。

入り口もアルミサッシのドアに変わっている。

この売店は山歩きを初めた頃、夏にはカキ氷、冬には熱いうどんと便利に利用した。

これから冬に向かうのに今頃リフォームとは。

冬季も営業するのかな。

何にしても喜ばしいことだ。



塔の丸と矢筈山方向を望む。



リフトの周りはきれいに色付いている。

リフトに乗ると錦の海を泳ぐような気分になることでしょうね。



段々青空が広がってきた。



登山道脇にはナナカマドが真っ赤。



刀掛けの松に着く。

ナンゴクミネカエデが紅葉真っ盛り。



枝折り神社にお参り。



三嶺と塔の丸



穴吹川と高城山



あれほど車が停まっていたのに殆ど登山者と出会わない。



振り返って丸笹山、赤帽子山。

穴吹川を挟んで高城山、高丸山。



劔山本宮神社到着。

松井宮司から土佐湾が綺麗に見えますよとお声がけ頂く。



お参りしてからアマビエのお守りを購入。



新型コロナが退散しますように。



ヒュッテの食堂は閉鎖されて、窓口販売だけ。

ヒュッテの庭は、購入した弁当を食べたりする人用。

他の人は入れないようだ。



先日登った高城山のドームが雲の中から顔を出した。



バイオトイレをお借りする。

協力金100円なり。



真っ青な秋空だ。

しかし、風が強くジャケットを着る。



久しぶりの定番写真。



次郎笈は何時見ても綺麗だなあ。



次郎笈まで行けるか心配だったが、足首も少し痛いだけ。

こんな素晴らしい次郎笈を見て行かないという選択肢はない。

ユックリと下っていく。

若い人たちにあっという間に抜かれる。



三嶺や塔の丸もきれいに見えている。



マイペースで次郎笈に向かう。

登山道脇にはリンドウが元気に咲いている。

此処のリンドウは特に色が濃い。



水場分岐で、これからの急登に備えて一休み。



休憩後一気に登ろうとするが、家内のペースが遅い。

久しぶりの急登が応えているのかな?

家内を待っている間、三嶺を眺める。



段々慣れてきてグングン登るようになった。

登るにつれて風が強くなってきた。



所が、大岩を登る所で、ふわっと右後ろに倒れた。

幸い私がすぐ後ろに居たので、リュックを掴んで滑落を防ぐ事が出来た。

危ないところだった。

すぐ上から降りてきた人も驚いて、突風に煽られたのだろう気を付けてと労ってくれた。

山頂は強風でジッとしていられない程らしい。



前ピークに着き、剣山と三嶺縦走路を眺める。

家内はお尻が痛いだけで、手足に痛みはないようだ。

白馬で転倒したときは、手首を骨折したので心配したが大丈夫のようだ。

家内は、右膝の十字靭帯の片方が切れて手術で取り除いている。

其のため横方向の踏ん張りが効かずよく転倒する。

注意しなければ。



無事次郎笈山頂着。

強風が吹きまくり居られないのかほとんど登山者が居ない。

たった一人いた男性からホームページ見ていますよとお声がけ頂く。

ありがとうございます。

家内と気が合うらしく話し合っている。

お願いして、記念撮影。



三嶺への縦走尾根は、何時見てもたおやかで素晴らしい。



剣山から一ノ森、槍戸山への稜線。



昼食にしようと思ったが、風が強く時間も早いので、二度見展望所のあたりまで降りて昼食することにする。



ドンドン降りていくと、団体さんがいる。

なんと大西さんのグループだった。

お久しぶりです。

今日は奥様サービスディとのこと。

しばらくお話して失礼する。



次郎笈の西斜面はすでに紅葉が始まっているようだ。



剣山からは次々と登山者が降りてくる。

皆さん次郎笈に向かわれるのだろうか。



ダケカンバは少し色付き始めている。



カエデの紅葉の向こうに三嶺。



剣山を見上げると見事に紅葉している。

カエデは丁度見頃のようだ。



二度見展望所からの次郎笈。

この角度から見ると次郎笈の笹が銀色に光って見える。



紅葉の向こうに秀麗な三嶺。



木々の間から丸笹山が覗く。



カエデは紅葉のピーク



青空に紅葉が映える。



細かなカエデのグラデーション



まだ緑のカエデも有る。



ナナカマドの紅葉と御塔石



次郎笈を眺める。



西島駅着。

あまりに紅葉がきれいなので食事をするのを忘れていた。

ベンチで昼食。

助六弁当の酢の効いたお寿司が美味しい。

売店の改修工事が進んでいた。

新しいお店が出来るのが楽しみ。



食後、全開したリンドウを楽しみながら下山。



マルハナバチが忙しく吸蜜している。



最後に三嶺を目に焼き付ける。

4ヶ月ほど前、捻挫で歩けなくなって中々治らなかった。

もしかしたらもうこの景色を見ることが出来ないのではと心配した。

また剣山に登ることができてよかった。

怪我に気をつけて長く山歩きを続けたい。



ミズナラとドウダンツツジ



西島神社の紅葉



遊歩道をのんびりと帰る。



標高が下がったのでカエデはまだ紅葉していない。



ブナは黄葉が始まっている。




もう少しすると黄金色に輝くことだろう。



ヒメシャラノに絡んだツタが黄葉して輝いている。



長閑な歩きを楽しんでトンネル着。

モミジガサが咲き始めていた。



気温は15度。

劔神社に無事帰ってこれたお礼をして駐車場へ。



駐車場には大型バスも3台停まっていて、車がビッシリ満車状態。

紅葉の時期の剣山は人気があるなあ。

帰って風呂に入りユックリと足首のマッサージする。

明日起きて腫れていなければ良いのだけれど。

家内は、お尻と脇腹にアオジが出来ていたが、痛みは殆どないらしい。


一時は、今年は無理かなと思っていた剣山の紅葉を楽しむことが出来た。

怪我に注意してこれからも山歩きを続けたい。



里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください