秋の里山 剣山、次郎笈、丸石      2017.09.21
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秋晴れの剣山、次郎笈、丸石周回 -



剣山にリンドウの咲く季節となった。

幸い午前中は晴れの予報。

しかし、剣山山頂で最高温度が11度の予報。

まだまだ寒くは無いと思うが、念のために秋用のジャケットなどにリュックの中を入れ替える。

5時起きして剣山に向かう。



登山日和というのに先着車は県外車を中心に10台程。

ナナカマドの実が真っ赤に熟れて葉が色付き始めている。



剱神社の階段が長く感じる。

秋晴れの筈の空は厚い雲が覆っているが三嶺は綺麗に見える。



剱神社にお詣りして出発。

気温は16.4度。

平地と変わらない位の気温だ。



ハガクレツリフネが花の盛り。



少し歩くと気温が下がってきた。

ミツバテンナンショウの実が赤く熟れていた。



ツリバナはまだ色付き始めたばかり。



標高1600mで何時ものようにスポーツドリンクで水分チャージ。

気温が下がると水を飲みたい欲求が少なくなるが、心筋梗塞などを防ぐために水分チャージは大事。



ナナカマドの真っ赤な実が一杯。



遊歩道分岐まで来ても空は曇っている。

アキノキリンソウが沢山咲いているが、もう花の盛りが過ぎたような気配。



三嶺や次郎笈はクッキリと見えているが秋の空とはほど遠い。



リンドウが沢山咲いているがまだ目覚めが悪い。



西島駅 8時23分着。

リフトが動き始めたが、誰も居ない。

ベンチで少しばかり休憩。

少し空に青味が差してきた。

天気が回復するかも。



三嶺の右肩には二の森、石鎚山から連なる愛媛の山々がクッキリと見える。



マユミの実が少し色付いている。

シコクフウロが咲き残っているのには驚き。



矢筈山系も墨絵のように見える。



オトギリソウが色付き始めている。

テンニンソウの向こうに高城山。



墨絵のようで良い雰囲気。



少し晴れ始めた。

穴吹川が中央に流れて神秘的な木屋平の町。



レイジンソウかな。

刀掛の松に付くと女性が一人休んでいた。

今日初めて出会った登山客。



枝折神社の猿田彦さんにお詣り。

まん丸お月さんのようなキノコ。



シコクフウロが所々に咲いている。



シコクブシが丁度花の盛り。

うすピンクの花はレイジンソウかな。



レイジンソウに似ているこの花は?

右はトモエシオガマ。



雲が消えてドンドン青空が広がってきた。



随分長い間通行止めだった行場への道が綺麗に整備されていた。



天気が良くなってリンドウの花が開き始めた。



9時7分 剣山頂上ヒュッテに到着。



ヒュッテに立ち寄るが新居さんは居ない。

三代目の娘さんに御挨拶して頂上に向かう。



気温は17.3度。

お山の天気予報では最高温度が11度だったが随分と気温が高い。

反対に湿度は36%と低い。



旧気象台の横からの木道が取り外されて通行止めのロープが張られている。

いよいよ木道の修復が始まるのだろうか。



作業員の男性がこれからヘリコプターのテスト飛行が始まると言っていた。

今日は風が強いので資材を運搬できるかどうか解らないらしい。



暫くすると塔の丸方向からヘリが飛んできてホバリングした。

風で横に流されて、私達の目の前にぶつかりそうに思えたが直ぐに立て直して飛び去っていった。



木道が外されている。

少し痛んでいるがまだまだ使えると思っていたのだが。



風が冷たいがジャケットを着る程でも無い。

しかし湿度がとんでもなく低いのは何故だろうか。



家内は休む暇も無く次郎笈に向かって行く。

リンドウが一斉に開き始めた。



徐々に青空が広がり、次郎笈や三嶺がクッキリと見えだした。



シコクアザミが少し咲いている。

ザレ場で滑りやすかった登山道が綺麗に整備されている。

剣山は何時も登山道が整備されているので歩きやすい。

ありがたい事だ。



遊歩道分岐から剣山を振り返る。

秋の空が広がってきた。



次郎笈への道はリンドウロード。

色の濃いリンドウが咲き誇っている。



ナナカマドの赤い実が青空に映える。

次郎笈への道も歩きやすいように整備されている。



何時ものように次郎笈峠で一休憩。



秋の空が広がっていく。



登山道脇にはシコクフウロやリンドウが咲き誇る。



何時もはキツク感じる道も爽やかな風が吹くので楽々登る事が出来る。



手前のピークで三嶺を眺める。



次郎笈頂上着。

10時25分。



景色を見て一休憩しようか。



所が家内は直ぐに下山。



良く見るとミヤマクマザサの茶色のサークルが沢山出来ている。

これはマズイ。

笹が病気になって枯れかかっている。



そのまま丸石に向かって下っていく。

正面に三嶺。



コモノギクがまだ咲いている。

大きな音がして資材運搬用のヘリが何度も飛んでくる。



鏡石は相変わらず磨き込まれた大理石のように影が映る。



こちらの斜面でも笹が枯れたサークルが出来ている。



黒笠山のデヘソがよく見える。



次郎笈を後ろに見て白骨樹の間を降りていく。



リンドウにハナバチが吸蜜に忙しい。

目の前に石立山が聳えている。



ツルリンドウがミヤマクマザサの間に咲いている。



今日二人目の登山者が登ってくる。

松山の男性で夕べは三嶺に泊まったが凄い暴風雨だったそうだ。

白髪小屋の水場が見つからなかったとの事で、次郎笈トラバースの水場をお教えする。

長距離縦走の時、水が切れると大変だろうなあ。



ドンドン下っていくと今日の目的のウメバチソウが咲いていた。



ソバナも咲いている。

花の盛りは少し過ぎているようだが、綺麗に咲いている花に出会えて満足。



コルまで降りて一休み。



丸石まではなだらかで直ぐ近くに見えるが結構遠い。



11時55分 丸石山頂着。

次郎笈、剣山を振り返る。

此処からはそのまま三嶺方向へと進み丸石分岐から奥祖谷かずら橋に降りるのが楽だ。

しかし、9月は土日しか運行していない。

8月や10月はフル運行しているのだけれど。

歩いて見ノ越に帰るには1時間半程、標高差400mの登りとなる。



一休憩して引き返す。

此処から引き返すのが結構大変なので気合いを入れる。

ユックリと歩いて4時間もあれば帰れるだろう。



鹿害でシコクシラベが殆ど枯れている。

僅かに一本、緑が乗っている木も枯れ始めている。



今日は足の調子が良いと思っていたが段々疲れてきた。

ソバナはもう花の終わりかな。



林道分岐から少し登ってウメバチソウを見ながら昼食。

今日はファミリーマートの新商品。



昼食後ユックリと登り返していく。

この登り返しが結構キツク長く感じる。



ヒイコラ言いながら水場分岐まで帰る。



此処からトラバース分岐まで緩い登りが続く。



良く見るとミヤマクマザサの枯れたサークルが沢山出来ている。



枯れた笹を良く見ると黒いススみたいな物が沢山付いている。

病原菌なのかカビなのか?

何年かに一回発生するが今年の猛暑の所為かなあ。



疲れた足をツルリンドウやリンドウの花が慰めてくれる。



トラバース道も確りと補修されている。



また二度見展望所で休憩。



色の濃いのと淡いシコクブシが群生している。



もう実が出来ている。



御神水では清らかな水がわき出ている。

ペットボトルに汲んで帰る。



コマユミの実やヤマグミの実が沢山出来ている。



大剱神社でも一休憩。



ガマヅミの実が真っ赤。



此処でも差笹が大規模に枯れている。

14時54分。

ベンチで休憩していると、リフトで上がってきた外人のご夫婦から、頂上まで何分かかりますかと尋ねられた。

40分位だと思うけれど 1時間以上かかる人も居ますよと説明する。

そうですかと登って行った。

リフトの最終が16時46分なので大丈夫だとは思うけれど。

一寸心配。



天気は下降気味だがリンドウは目一杯開いている。



ひたすら下る。

剱神社の気温は15度。



天気が下降気味で三嶺は雲の中。

駐車場に帰ると車がビックリする程増えていた。

今日山でお会いしたのは5人程だったのだけれど、すれ違いだったのかな。

今日は不安定な天気の中、秋空の山歩きを十分に楽しんだ。

足が鈍っているので心配だったが無事周回する事が出来た。

来週には秋の日本アルプスを楽しみたいなあ。





総歩行距離 12.5㎞

累計標高差 ±1,269m

総行動時間 8時間21分


 


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