冬の里山 気延山      2017.12.29
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寒々とした師走の山散策 気延山 -

今年ももう少しで終わる。

年内にもう一度雪山を歩きたいと思うが、天気がスッキリとしない。

雪山はやはり青空でなくては。

しかし、年賀状も出したし家にいても暇だ。

少しは歩きたい。

久しぶりに気延山でも歩こうか。



史跡公園駐車場に車を止めて出発。

駐車場は満車状態。

朝から散策される方が多いようだ。

駐車場脇には蝋梅の花が満開。

心が安らぐような甘い香りが漂っている。



去年の実もたくさん残っている。



椿園のツバキはまだ蕾だがサザンカが満開。

矢倉比売神社に向かう。



境内には倉稲魂命を祀る稲荷社がある。

此の社は建て替えられているが、手に玉を乗せた狛犬は古い。



矢倉比女神社は天照大神を祀っていると言われている。



奥の院の五角形の磐座は卑弥呼を祀っているとも言われている。



気延山に向かうと展望所のベンチで、小さな子供連れのおじいさんが休んでいる。

剣山方向は厚い雲。

気延山山頂に着くが今日は先程の二人だけしか出会わない。

皆さん年末で忙しいのかな。



役行者には熊野修験の御札がおかれている。

この御札は最近良く見る。



頂上下のお不動さんにもお参り。

電力鉄塔の向こうの空は寒々しい。



此の尾根道には見事なサザンカの木が多い。

満開のサザンカは見ごたえがある。



旧農大との分岐には立派な看板が建てられていた。

日当たりがよく、何時も時期外れのスミレが咲く道にも花は無い。



入田への峠のお地蔵様。

以前は忘れられて草ぼうぼうだった。

道はキレイに掃き清められて皆に大事にされているようだ。

気温は6度で風もないのに寒い。



地蔵越に着く。

ベンチがキレイに整備されていた。



峠のお地蔵様にお参り。

気温が低くて日も差さないが、風がないのでベンチで昼食。



入田の街が眼下に見える。

近代的な刑務所を見下ろすことが出来る。

今までよりひと回り小さくて軽いのに、保温力が高いと言われる象印の魔法瓶を購入した。

お陰で熱々のコーヒーを飲むことが出来る。

センダンの白い実が熟れている。



例年なら沢山咲いているモチツツジだが、今年はホンの少ししか咲いていない。

やはり花が咲いているのを見るのは嬉しい。



帰りには真名井の井戸に寄る。

五角形の井戸は珍しい。

バケツが新しくなっていた。

此処もきれいに掃き清められている。

毎日掃除に来られる人がいるのだろう。



帰りに宮谷古墳上の小さな古墳の祠にお参り。

沢山のミカンや野菜が祀られていた。

貞享3年(1686年)と刻まれている。

この種の祠としては古い。

貞享3年といえば、元禄の前で徳川綱吉生類憐れみの令を定めた前年にあたる。

阿波藩では蜂須賀綱矩が藩主の頃だ。



経津主大明神と書かれている。

経津主とは香取神社の主神で、鹿島神宮に祀られている国譲りで有名なタケミカヅチと対の神様。

剣を神格化した神様と言われている。



宮谷古墳に寄ると小さな子供達が大勢芝生で元気に遊んでいた。

帰省した子供達が遊んでいるのだろうか。

明日は今年最後の雪山歩きに出かけたいが、天気はどうなんだろうか。


 


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