冬の里山 気延山     2018.02.17
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春まだ遠い気延山 -

久しぶりに剣山に行くつもりで朝5時前に起床。

念のために「てんきとくらす」で剣山の天候をチェックするとCマーク。

天気予報は晴れ時々曇りなのにと、良く見ると風が強い。

標高1900mで26m/秒。

標高1400mでも22m/秒

「山の天気」でも同様の予報。

稜線で15m以上の風に吹かれると体が振られる。

剣山山頂の木道から転落する危険もある。

硫黄岳では20m以上の風で体が浮いた。

ということで剣山行きは中止。

何処かの低い山に行こうか?と思案しているとウトウトしてしまった。

目が覚めるともう8時過ぎ。

2時間半も寝てしまったようだ。

コレではもう近くの山しか行くことは出来ない。

仕方がないので気延山でもノンビリと歩いてみよう。



資料館の駐車場に駐車。

9時15分出発

矢野城址の横の無線タワーのアンテナが、まっすぐに直っていた。

長い間歪んだままだったが、またアマチュア無線の運用を始められたのだろうか。



天岩門別矢倉比賣神社の大鳥居から登り始める。



クチナシの実がまだ残っている。

ロウバイはまだ綺麗で甘い香りが漂っている。



椿園ではサザンカはもう終盤で、ツバキの花が咲き始めている。



稲荷社の古い狛犬にご挨拶。



何時ものように矢倉比賣神社にお詣りしてから、猿田彦の祠の前を奥の院に向かう。



古墳の上に祀られている五角形の祭壇を持つ祠。

陽石が祀られている。



古墳群の中を展望所へ。

天気が良いはずだが剣山系は雲に覆われている。

風が強く電線が唸っている。



次々に登山者に出会う。

男性からホームページ見ていますよと声をかけられる。

ありがとうございます。

五差路の椅子が赤く塗り直されていて、新しいベンチも出来ていた。



久しぶりに東の峰に寄ってみる。



以前は立木で景色が全く見えなかったが、綺麗に切り払われている。

おまけに綺麗な登山道が東に向いて出来ている。

此処を降りると、お花畑に直接出ることが出来るのかな。

引き返そうとすると、珍しいことに男女三人組がやって来た。

この道を降りるようだ。



引き返して、気延山山頂へ。

先日は水鉢に氷が張っていたが今日は雪も氷もなし。



益々風が強くなり鉄塔や電線が轟々と音を立てている。

不動明王にもお詣り。



気温は5度だが風が強く冷たいので、ダウンジャケットは脱げない。



鉄塔広場にはサザンカが多くたくさんの花を咲かせている。

石井、入田越のお地蔵様にもお参り。



ドンドン歩いて地蔵峠着。

11時4分。

霞んではいるが雲が消えて晴れてきた。



峠のお地蔵さんや毘沙門天にもお詣り。



青空にロウバイの黄色い花が映えて、甘い香りが強く漂っている。



まだ時間は早いので、童学寺越まで行くことにする。



ちょっと前山古墳に寄ってみる。

発掘調査のときはニュースになったが、その後は放ったらかしにされている。



道端にドングリが発芽していた。

今年始めての出会い。

芽生えを見ることは嬉しい。



見晴らしの良い鉄塔広場で一息入れる。

眼下に童学寺の池が見える。



石井のフジの向こうには大麻山等の阿讃の山並みが見える。



更に進むと童学寺越に着く。

11時48分。

桜の咲く季節なら、此処から前山公園に降りて周回する。

今日は此のまま引き返すことにする。



帰りには、初めての鉄塔巡視路に回ってみると三角点が有った。

三等三角点「入田村」193.37m

風は轟々と音を立てているが、山道はスズタケなどに囲まれていて風は感じない。



日当たりの良い鉄塔広場で昼食。

この時期は、コンビニ弁当も新製品がなくて目新しいものがない。

ホッカイロのお陰で暖かく食べることが出来るので、マンネリ弁当でも美味しい。



帰りにお花畑でコーヒータイム。

縄文時代から弥生時代、そして国府や国分寺が置かれた奈良、平安の時代までを感じることが出来る。



アオモジの蕾が一杯。

もう少しすると緑黄の花が一面に咲くことだろう。

ヒサカキの実も一杯できている。

今年の春咲く蕾が見当たらないが?



駐車場に帰ってきたが、ガラガラ。

講演会などがないとお客は来ないのかな。

まだ風が轟々と吹いている。

北陸や東北ではまた荒れるかもしれない。

 


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