冬の里山 気延山  2020年01月05日  
里山倶楽部四国編 

- 新春散歩 気延山 ―

世間一般では今日で9連休も終わり。

明日からの出勤の準備(気持ちの切り替え)をしている事だろう。

私達は今日も何もする事がない。

論文のまとめが残っているが、昼間からする仕事でもない。

大麻比古神社にお参りに行って大麻山に登ろうかと思う。

しかし家内が、今日はまだ混んでいるので嫌だと言う。

家内の人混み嫌いは益々強くなってきた。

仕方がない、近くの八倉比売神社にお参りして気延山をのんびりと歩こう。



考古資料館に駐車して出発。

こんもりとした矢野城址の横から史跡公園に向かう。



ロウバイの花が満開で、甘い香りが漂っている。

胸いっぱい吸うと幸せになれる気がする。



八倉比売神社にお参りして卑弥呼の墓に向かう。

男性が熱心に拝んでいる。

奥に降りようとしたら、そちらには入らないでと注意された。

? と思ったが、何か理由があるのだろう。

大人しく言葉に従う。



ベンチの展望所から見ると、剣山方向は霞んでいる。



年末近くまで黄金色の黄葉を纏っていたコナラはもうすっかり裸。

サルトリイバラの紅葉はテカテカと光っている。



ソヨゴの真っ赤な実がまだ沢山残っている。

ソヨゴの葉が春風にソヨソヨとそよぐ季節が待ち遠しい。

いつもの散歩している人達が団体で下りてきた。

今日は何時もよりノンビリとしているようだ。



この前までフカフカと積もっていた落ち葉は、踏まれて土に帰りつつある。



役行者やお不動さんには、ワンカップのお酒が祀られている。

お賽銭も山のように積まれている。



木漏れ日の差す山道歩きは気持ちが良い。



一旦散って、落花が赤い絨毯となっていたサザンカが、また満開になっている。



峠のお地蔵さんにお参り。



テイカカズラの種子がヒラヒラと舞っている。

日に輝いて美しい。



ヒサカキの実が落ちて踏まれて道が黒くなっている。

モチツツジは今日も元気。



上空は風が強く鉄塔がビュービューと鳴っている。



地蔵越に着くとロウバイが満開。

甘い香りにうっとりとする。



お地蔵さんにお参りして昼食。



昼食後、今日はここから引き返す。

椿園から登山支度の団体が登ってきた。

なにかのイベントかな?

リーダーと思われる男性からホームページ見ていますよとお声がけいただく。

ありがとございますとお礼を言ってから先に進む。

何のイベントかお聞きすればよかった。



新しい竹で作った階段を降りるとお花畑。

目の前に広がるまほろばの里・国府を眺める。

この地が縄文・弥生・古墳・律令の長い時代の中で徳島の文化・経済・政治の中心だった。

じっと眺めていると、悠久の時の流れを感じる。



満開の水仙と咲き始めた木瓜の花。



アオモジの黄葉が日に輝いている。

今年はアオモジの黄葉が目立つ。

既に可愛い蕾が沢山出来ていた。

春になると、クロモジ、シロモジに先駆けて、綺麗な花を咲かせることだろう。

来週からはまたボランティアと病院通いで忙しくなる。

そのうち息子も帰ってくるだろう。

それにしても冬とは思えない暖かな日が続くなあ。




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください