冬の里山 気延山  2020年02月06日  
里山倶楽部四国編 

- 冷たい風が吹く気延山 ―

朝起きると雪が舞っていた。

高いお山では積雪もあるかも知れない。

しかし家内は寒いからと遠くへ出かけようとしない。

コーヒーを飲んでユックリしていると、やはり少しは歩きたいと言う。

今の時期は何の変哲もないが、今日も気延山を歩くことにする。




史跡公園は冷たい風が吹いて散策する人はいない。

それでも多くの車が止まっているので、皆さん何時ものようにウォーキングを楽しんでいるのだろう。

右端に見える小山は、脇城外の戦いで死亡した矢野国村の居城だった矢野城址。



八倉比売神社への道は崩れた土砂が取り除かれていた。



古い狛犬君おはよう。

何時も右手に玉を乗せているけれど疲れないかい。



今日も元気で山歩きできることを感謝。



大川原高原のあたりは雪雲で覆われている。



気温は3度位だがとても寒く感じる。



今日は遅いのですれ違う人が少ない。

一登で気延山山頂。



役行者やお不動様にもお参り。



柔らかな日差しが気持ちが良い。



天保3年のお地蔵さん



風がビュービューと鳴っている。



前山峠までやってくる。

今日は誰もいない。



何時も濃いピンクの花を咲かせる桜の蕾が膨らんできた。

今日は遅いので此処で引き返すことにする。



剣山の方は雲が濃くて何も見えない。

正面の東龍王山中腹の建治寺に駐車している車が光って見える。

鐘楼や灯台もクッキリ見えている。




鉄塔広場で昼食。

曇ってきて寒くなってきた。

ダウンジャケットを着込む。

熱いコーヒーをお替りする。

高価な焙煎コーヒーを部屋で飲むよりも、寒い時に山で飲む珈琲のほうが美味しく感じる。



気延山のトラバース道にはシハイスミレが咲き始めていた。

シハイスミレが咲き誇るのももうスグだ。



5差路分岐の椅子でまた一休み。

新しく購入した魔法瓶は保温力が強いので、何時までも熱々の珈琲を飲むことができる。

目の前のコナラの古木に次々と小鳥が飛んできて、木の幹の小虫などを啄んでいる。



竹の小道を下っていくと広場が出来ていて、椅子まで設置されていた。

木瓜の花の蕾が随分と膨らんできた。



アオモジの蕾が弾けるのはもう少し先。



天明5年に寄進された廣濱神社の石灯籠。

久し振りに矢野古墳によってみる。



新しい説明板ができていた。

矢野の古墳は気延山東端の標高24m地点につくられた直径約17.5mの円墳。(全長約11.5m、高さ2.8mの両袖式の横穴式石室)



玄室には大きな青石の一枚板が使われている。

鮎喰川から運んできたのかなあ。



帰りに史料館に寄って、国府・蔵本の遺跡展を見学。

今の徳大病院の敷地のあたりに弥生時代の遺跡が多くあるらしい。

右の小石は辰沙を擦り潰す石杵。

辰沙の朱が付いている。




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