冬の里山 気延山    2017.02.02
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- 山の神古墳を探して気延山 -

気延山にある山の神古墳で、筒型銅器が発見されたとの記事が徳島新聞に載っていた。

また、前方後円墳としては、県内3番目の規模であることも分かったらしい。

気延山周辺には山の神が多いので具体的な場所は解らないが、一寸訪ねてみることにする。



考古資料館に駐車して出発。

山の神古墳の場所を聞いてから行こうかと思ったが、まあ気ままに歩いて探すのも良いだろう。

まずは八倉比売神社に向かう。



ロウバイが満開で甘い香りが漂っている。



此処から前山公園まで続く椿の道。

雲南省から椿の苗が提供されたらしい。



八倉比売神社はいつ来ても落ち着いた気持ちにしてくれる。



奉納されている画は五角形の神稜を模しているのだろう。



奥の院に参拝してから気延山山頂を目指す。

所がクシャミが連続して鼻水が止まらない。

もう花粉症になったのだろうか。

それとも風邪を引いたのか?



途中の見晴らし場に着くと神山方向の眺望が広がる。



奥に真っ白な山が見える。

案内板には、雲早山、高城山と書いてあるが、あれは一の森から剣山への稜線だと思う。



アップしてみると間違いないようだ。

一際白く輝いているのは一の森の北斜面だろう。



今日は時間が遅い所為かどなたにも出会わない。

気延山山頂に着く。



役行者やお不動さんにお詣りして先に進む。



お地蔵さんにもお詣りして先に進む。



不動峠着。



桜の蕾が可成り大きくなってきている。



此処からは高城山のレーダードームがよく見える。



此処でもロウバイが満開で甘い香りが漂っている。



峠のお地蔵さんにお詣り。



前回、月の宮方向に降りようとしたら、童学寺越えから来られた男性とお会いした。

不思議なので歩いてみることにする。



整備された道は一旦南へと下るが、直ぐに右へと曲がり電力鉄塔経由でまた童学寺越え縦走路に出た。

月の宮方向に降りる道は廃道となっているようだ。

綺麗なマイマイが落ちていた。



ティカカズラの実が何処からか飛んできた。

石井の町がよく見える眺望ポイント。



童学寺越えに到着して竹林の中を降りて行く。



前山公園まで車道を降りて行く。

大勢のお年寄りが旧道学寺トンネルまで歩かれている。

葉が緑濃くテカテカと光っているのはバクチノキ



左は若い樹なので身ぐるみ剥がれてはいない。

右は古木で樹皮は身ぐるみ剥がれている。



前山公園でミカンを食べて一休み。

ミカンは詰めたく冷えていて、甘酸っぱい果汁が渇いた喉に染み渡る。

馬頭観音などの道端の石仏にお詣りしながら旧農学部跡に向かう。



山の神古墳はこの道すがらにあるかと思ったが見つからなかった。

この辺の山裾や中腹にはおかまごの中に祀られた山の神が多い。

この山の神は、古墳跡に古墳の石材などを利用して作られている物が多いという。

石井町に多いのは気延山の神を祀ったのか、気延山の奥の神山等の神を祀ったのか?

それとも古墳に埋葬されている人達を神として祀ったのか?



また気延山に登り返す。



大泉神社に立ち寄り、天の真名井にもお詣りする。

何時も綺麗な水が湧いている。

遊歩道を下っていくと紅梅が咲き誇っている。



お花畑で、鮎喰川下流から吉野川下流にかけて広がるまほろばの里を眺める。



帰りに遺跡資料館に立ち寄り、学芸員さんに山の神古墳の場所を教えて戴く。

山の神古墳は農学部のグランドを過ぎて、白鳥神社手前の山の中腹にあるらしい。

この日曜日には現地説明会があるとのこと。



途中、気延山山頂から地蔵峠までログが飛んだので、簡易修正しています。




総歩行距離 約13㎞

累計標高差 約±730m

行動時間 5時間2分



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