御師山 296m  城山 462m   2004/3/14
    ごじやま            きやま                                   

11号線を西に走る時、いつも左に見上げている山。鷲ノ山から見ると
南面の岩肌が男性的で存在感がある山が城山だ。
そしてその隣に常山や、金山に挟まれて城山のおまけみたいにくっついている山を御師山というらしい。
城山は昔ゴルフに何回か行ったし、車道が山頂まで通じているので、あんまり登山意欲がわかなかった。
しかし、ゴルフ場から見た瀬戸内海の眺めは素晴らしかった。御師山にも興味があったので登ってみることにする。
出来るだけ車道を使わずに、山道を捜して登りたいとルートを決める。 

城山山頂から、北、西方向パノラマ展望

黒岩天満宮下の空き地に車を停めて、参道を登る。最近改修が終わり立派な美しい社殿となっている。

境内には木瓜の花が満開。参道には梅の木が沢山植えられている。満開の時はさぞ綺麗だっただろう。
参道を少し下がり、国旗掲揚台の左から、山道に入っていく。小さな岩がごろごろしている道だ。

傾斜が緩やかになり、東へと道が巻いていくと、岩壁に掘った石窟仏がある。
ずいぶん古いが、地蔵菩薩と観音菩薩らしい。壁には仏画が描かれている。
その先には、中世の採掘跡らしい洞窟があり、水があるが汚く淀んでいる。
また少し急な道を行くと登山口から20分ほどで、城山と御師山のコルへ出る。
車道に飛び出す手前に、御師山と城山への登山道がある。左へ御師山方向へ行く。

かなり急な道だが、振り返ると眺望が開け、讃岐富士や猫山、大高見峰が良く見える。もう野焼きをやっている。
最後の急坂を踏ん張るとコルから10分ほどで大きな岩が見えてくる。
広い頂上は岩だらけ。滅茶苦茶にひっくり返っている感じだ。大きな岩の上に四等三角点がある。

ちよっとしたコーヒーブレイクを楽しみ、元来た道を引き返す。コルからそのまま城山への山道に入る。
これが結構きつい。途中から振り返ると先ほど登った御師山が真下に見えてくる。
藪と茨に苦しめられながら(リュックや帽子がやたら引っかかる)、急坂を登り切ると緩やかな道となる。
途中にぎやかな赤テープに惑わされるて左へ行くが道が違う。引き返して直進する。
踏み跡ははっきりしているので間違うことはない。

コルから40分ほどでゴミの山に突き当たると、車道横の広場に出る。
何のためにこんな所まで来てゴミを捨てるのだろう。
まな板石を捜しに、右の踏み跡へはいるが、途中で茨がすごく諦めて引き返す。
車道を歩くと城山城の土塁や石塁がある。眼下に城山ゴルフ場が見えてくる。厳しいコースだったなあ。

頂上への看板を右折するとすぐに、頂上広場に着く。とても広い芝生広場の真ん中に展望台もある。
360度の展望が楽しめる。今日は春霞で遠くは見えないのが残念だ。
それでも、青ノ山、瀬戸大橋、讃岐富士、大高見峰、鷲の山、六目山おむすび三兄弟、クレーター五座等が見える。
特に府中湖の向こうの鷲の山は、素晴らしい形をしている。(上の画像をクリック)

  

山頂の景色を十分堪能して下山する。時間が早いので、新しくなった城山温泉に立ち寄る。
途中、こぶしの花が満開だった。先週はまだ蕾だったのに、春が駆け足で来ているのを感じる。
城山温泉は、びっくりするほど綺麗になっていた。大きな展望浴槽につかって、五色台の山並みや、
瀬戸大橋の景観がパノラマのように見える。
劇場では、何とか竜二の歌謡ショウをやっていて満員だった。

歩行距離 9.0km  歩行時間2.5時間  休憩時間1.5時間

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