秋の里山               お高越山         2017.09.10
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秋の花が咲き始めるお高越山 -

昨日は下手くそゴルフで走り回り疲れた。

ゴルフで遊んだ後は家内へのサービスデー。

剣山にリンドウでも見に行こうかと言うと、剣山は丸石への縦走路のウメバチソウが咲く来週辺りが良いと言う。

それではと聞くと、お高越山に行きたいと言う。

一寸待って、いくら9月になったと言っても、お高越山に登るのにはまだ気温が高いのでは。

雪が降ったらお高越山と言われて、寒い季節に登るのには最適の山だ。

しかし、暑い時期では熱中症になりそう。

標高差1,000m以上をひたすら登らなければならない。

まだテイショウソウなどの秋の花には早いと思うし。

しかし、家内は行く気満々。

仕方がない朝早く出発しようと家を出るが国道が混んでいてノロノロ運転。



7時55分 出発。

延命地蔵にお詣りしてから山道に入る。



なんか蒸し暑いと思ったら気温が25.4度。

朝からこれではお昼の気温が思いやられる。



何時ものように鉄塔巡視路を登って行く。

冬イチゴの花が咲き始めている。



真っ赤なのはバライチゴかな。

猿田彦さんにもお詣り。



10年も前から変わらないネジリン棒の杉。

掘り割り状の道は風が通らず暑い。



ドングリが沢山落ちている。



何時もの鉄塔広場で一休憩。

泡のような花の跡があるのはヌルデだと先日知った。



鉄塔巡視路から離れて高越寺まで3㎞標識。

チェンソーで倒木を始末していた男性が居た。

汗ビッシヨリになって作業をしている。

ご苦労様です。

わたしもいつの間にか汗ビッショリ。



9時4分 中ノ郷着。

登山口から1時間10分程。

まずまずのペース。

オトギリソウが咲いている。



桜並木の桜が紅葉している。

綺麗だなあ。



オトコエシの花が咲き始めている。



月見草が咲いていた。



ヤマナシの古木の実はもう落ちてしまったようだ。



万代池にアサザの花が一面に咲いている。



去年は消えてしまったように見えたので心配したが、今年は一面に咲いている。

アサザの花はこの池でしか見たことがない。

貴重な花なのでこれからも咲き続けて欲しい。



標高が550mを越したのに気温は下がらない。

ベンチで外人さんを含む三人の人達が休憩中。

私達も確りと休憩。

凍らせたスポーツドリンクが特別に美味しい。

十分に休憩して出発すると足下にはドングリが一杯。

これはコナラかな。



ツリバナの実が赤く熟れ始めている。



桜の苗木が沢山植えられている。

桜の馬場の標識が立っている。

昔、この辺には桜が沢山あったのかなあ

桜並木になると素晴らしい事だろう。



やっと山頂まで2㎞標識。



クヌギのドングリの殻が沢山落ちているが実がない。

お猿さんが食べたのかな。

ヤマジノホトトギスが咲いている。

お高越山のはとても小さい。



マツカゼソウの大群生。



やっと山頂まで1.5㎞。

この山の500mはとても遠く感じる。



履石大権現の祠と三面観音までやって来た。



合掌の標識の所で先程の三人が休憩していた。

この標識を作った住職が雪の日に亡くなった事などを話す。

三人には先に行って戴く。



ここから休憩小屋まだの間は少し急坂。

八丁坂の標識が出来ている。

シギンカラマツが沢山咲いていて可愛い。



キバナアキギリが咲いていた。

今年始めての出会い。

まだ早いかなと思っていたが出会う事が出来て感激。



休憩小屋でまた三人組に追いつく。

小屋に腰掛けて休憩。

出発しようかなと思ったら鹿の角の杖を持った男性が登ってきた。

暫く話を聞いて、皆さんが出発してから私達も出発。

クサアジサイがこんな所にも咲いている。



赤門を過ぎて登って行くとバラバラに倒れていた寄進の石柱が綺麗に直されていた。

住職さんと寺男の方が変わられてから、随分とあちこち修繕されているようだ。



石の鳥居を潜ると高越寺はもうすぐ。



早くも単独の女性が降りてきた。



高越寺到着。

10時41分。

出発から2時間46分。

日本アルプス登山判定のC級2.5時間よりも遅い。

高越寺にお詣りしてから山頂へ。

単独行の男性と女性が次々と登ってきた。

皆さん駆けるように登って行く。

訓練しているのかな。



高越神社の境内にはオタカラコウが満開。



高越神社の天井は雨漏りがしていたがとうとう抜けてしまった。

まずは三角点へ。



稜線にはキバナアキギリやシギンカラマツの花が。



山頂の御大師さんにお詣りして一休憩。

此処に弘法大師の経塚があったとか。

シコクママコナが咲いている。

此処の花の花弁は少し黄色。



アキノキリンソウも沢山咲いている。

奥の院に向かうと剣山などの遠望は無い。



奥の院に向かう。



奥の院は訪れる人も少ないのか寂しそうだ。



高越大権現にもお詣りして先に進む。

ミヤマシキミの実が少し色付いている。



前回来た時は倒れていた童子碑が綺麗に直されていた。

テイショウソウはまだ蕾。



シギンカラマツが咲き誇っている地蔵平に到着。



三面大黒にお詣り。

シギンカラマツにミツバチが吸蜜に忙しい。

こんな小さな花の何処に蜜があるのだろうか。



ピンクやブルーのツルリンドウが登山道脇に沢山咲いている。



龍厳の欅の標識。

ケヤキは木肌が剥がれて相当年季が入っている。



高越寺に向かうと少し涼しい。

高越山は緑色片岩の山。



灯明杉は何時見てもでかくて元気。



高越寺境内のベンチで昼食。

ユックリしてから下山。

高越寺の山門の彫刻は素晴らしい。

何故か徳島のお寺には志度の海女伝説の彫刻が多い。



キバナアキギリの花などを楽しみながら下っていく。



下りは単調で登よりも疲れる気がする。

ツリバナの所まで来ると朝より赤くなっている。

数時間の間にこんなに変化するのかなあ。

植物は不思議が一杯。



万代池で樹齢1,000年のアカガシを見てから休憩。



クヌギのドングリやアケビの実が落ちている。



気温が上がってきて汗びっしょりになる。



14時32分 登山口着。

ヌルデの花は確りと覚えておかなくては。



クズの花が沢山咲いているがもう花期は終わり。

ふいご温泉に入って足の筋肉の張りをほぐす。

熱い温泉の後冷泉に入ると、気が遠くなる程気持ちが良い。

鷲敷温泉のように痺れるような冷泉では無いが中々良い感じだ。

今日は残暑厳しい中、お高越山に登る事が出来た。

タイムは遅かったが、何とか標高差1,000mを喘ぐ事無く登る事が出来た。

まだ日本アルプスの標高差1,500mを登る事が出来るかな。





.総歩行距離 11.4㎞

累計標高差 ±1,155m

行動時間 6時間50分


 


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