冬の里山 高越山 2008/1/19
         

− 雪のお高越山 鉄塔巡視路コース−

雪が降ったら、お高越山に登ろうと話し合っていた。

雪山入門コースで危険がないと聞いている。

7時過ぎに家を出て、ふいご温泉入り口の赤い橋(高越大橋)の上の広い路肩に駐車

今日は一番乗りの様だ。

8時28分巡視路への道を上がる。



此処の標高は100M程。標高差1000Mチョイを登らないといけない。

いつもの様に延命地蔵尊と毘沙門天に登山の安全をお祈りするる



快適な落ち葉ふかふかの道を行くと直ぐに鉄塔に出る。



登山口から15分ほどで林道に出る。

水仙が咲いていた。

此処から高越寺まで4.5q



また10分ほどで鉄塔に出る。



8時54分見晴らしの良い鉄塔に着く。

吉野川の流れや阿讃山脈は霞んでいる。

48号鉄塔路への道を右に分け真っ直ぐに進む。

高越寺まで3q。

家内はドンドン登るが家内のペースに着いていくのがキツイ。

これから歳をとると益々キツくなるのだろうか?

日頃の節制と体重の管理をしなくては。(帰って計ったら正月太りで4qも体重が増加していた。)



最後の急坂を登りきると、9時30分林道に出る。

此処の標高は570M。

約500M登って来たことになる。

一時間で500Mの標高差を登るのはキツイ。



中の郷の鳥居の向こうにはお高越山が正面に見えるはずだが霞んで何も見えない。

万代の池は完全凍結しているる



19丁の丁石の前で年輩の男性が降りてきた。

この男性毎日お高越山に登っているという。

今日は1時間半足らずで登ったらしい。

なんという健脚なんだろう!

しかも登山靴など履いていない。

横にジッパーの付いたショートブーツ。

こんな靴で雪の中登ってきたの?

「少々滑るけど心配ないよ」と言って去っていった。



見晴らしの良い分譲墓地の上からの吉野川の眺めも霞んで居る。

9時48分、後2qの標識



この辺から雪が現れる。



モミの大木が現れると傾斜がきつくなる。



後1qの標識

雪がかなり降ってきた。



10時30分女人小屋?に着く。

温かいコーヒーを飲んで休憩。



この壊れた建物の方が女人小屋かも知れない。

雪が段々深くなる。



10時48分赤門着



最後の階段を山門に向けて黙々と上る。



11時丁度高越寺に着く。

出発して2時間半ほど。

境内の雪には誰の足跡も付いていない。

踏み石の上は雪が綺麗に掃かれている。

先ほどの男性が掃除したのだろうか。





高越大権現の額の掛かる本堂にお詣り



本堂の横の崖を見て驚いた。

長さ1メートル位のツララがビッシリと20b位の幅で出来ている。

四国でこの様な立派なツララを見るのは初めて。




休憩所に行ってストーブにあたらせて貰おうと思ったが誰もいない。



正月から後、冬の間は留守らしい。

縁側の椅子でコーヒーを飲んでいると男性二人が登ってきた。

やはり鉄塔巡視路から2時間ほどで登ってきたらしい。

しばらく休んで奥の院を目指す。

神社への階段は雪で埋もれている。

誰も通っていない新雪を踏みしめて登って行く。



此処の階段は幅が狭くて雪があると足を下ろすのに苦労する。

シンシンと雪の降る中、高越神社にお詣り。



神社横の祠も雪の中。



神社横から三角点に登ろうと思ったが雪で道が解らない。

頂上に向かう。



弘法大師の像も雪の中。

ブナの樹氷が美しい。





この頂上は1133m

しかし紛らわしい標識が設置されている。

1122mの三角点は此処ではない。



しばらくブナの霧氷に見入る。

静かな時間が流れる。

青空の下ならもっと美しいだろうが、墨絵の世界もまた味がある。



せっかく来たので三角点まで下って行く。

霧氷が付いた木の間を歩くと霧氷が落ちて首筋に入る。



神社の上まで下って行くと三角点。



また神社まで降りて怖い階段を下る。

先ほどの男性二人が登ってきた。

私達が新雪に足跡を付けてしまい申し訳ない様な気持ち。



またお寺の境内に戻りベンチでお昼ご飯にする。

12時頃ウルトラマンパンツの女性が一人登ってきた。

徳島からJRでやって来て山川の駅から歩いてきたらしい。

出発しようとして手袋を何処かで落としてきたことに気づく。

弘法大師の像の処かなあ?と考えていると女性二人が登ってきた。



先ほどの男性二人が手袋を拾って探していましたよと伝えてくれる。

この方達はこもれびさんのHPのファンだとか。

家内と一緒に記念撮影。

私のHPも覗いていただけるとのことありがとうございます。



ツツジもツララになっていた。

12時23分下山開始。

階段の下りは慎重に..

赤門の手前でゴールデンレッドリバーを連れた男性とその後から女性が登ってきた。

REIKOさんの掲示板でご挨拶いただいてマドラーのホームページのちえさんだと解りました。

登山やヨットそしてお料理と活躍されている方のようです。

今度お会いできたらゆっくりとお話しをしたいですね。

壊れた女人小屋の処に私の手袋が置いてありました。

ありがとうございました。

頂上まで行ったはずのウルトラマンパンツの女性が「滑る滑る」と言いながら駆け下りてきた。

軽快な足裁きであっと言う間に見えなくなった。


下りは大勢の人が歩いたのと気温が上がったので雪はグショグシヨ

早い内に登って新雪の感触を楽しめて良かったなあ。

中の郷まで降りてくるとお高越山が堂々とした姿を見せてくれた。



鉄塔からの吉野川の眺めもまあまあ。



突然3匹の大型犬が現れ、その後から猟銃を肩にした男性が登ってきた。

えっ!此処って禁漁区じゃないの?

しばらくして猟銃の発射音が聞こえた。

くわばらくわばら!これからは目立つジャケットを着てこよう。

直ぐ下に犬のケージを載せた軽トラが止めてありました。

先日赤いジャンパーを買いました。

登山口近くで地図に載っている古い登山道を見つけに尾根に上がる。

古い祠はあったが登山道の踏み跡は消えていた。



2時40分下山。

雪は少なかったけど新雪の感触を楽しむことが出来た。

これからしばらくは里山でも雪を楽しむことが出来そう。