春の里山 お高越山  2019年05月23日  
里山倶楽部四国編 

- 爽やかな五月晴れのお高越山 -

今日も快晴で、気温が高い一日となりそうだ。

最近、楽ちん山歩きばかり続けているので、たまには体に気合を入れないといけない。

この時期登るのは初めてだが、お高越山に登ってみよう。



ふいご温泉上の登山口に着くと、マルバウツギが終わってウツギが満開。



コナスビが咲いている。

延命地蔵にお参りして出発。



登山道はフカフカで足に優しい。

緑の若葉から漏れる陽の光は意外と優しい。



赤くて可愛い花は、スノキかな。

ウスノキともナツハゼともよく似ている。



雑木が切り開かれて三角点がよく見えるようになっていた。

猿田彦にお参り。



山道は涼しい風が吹いて爽やかな感じがする。

ネジリンボウの木もお久しぶり。



日差しは強くまるで真夏のようだ。



サルトリイバラの実が大きくなっている。

コガクウツギが綺麗に咲いている。



コツクバネウツギも咲き始めている。

モチツツジはまた沢山咲き始めている。



足元に、エゴノキの花が沢山落ちている。

見上げても花が咲いているのは見えない。

ハルゼミが一斉に鳴き出した。

今年初めてだ。

これから一気に夏に向かって季節は進んでいくだろう。



毛むくじゃらの小さな実が沢山出来ている木は?

ヤマグワとも似ているが、ヒメコウゾの花の後で出来たばかりの実のように見える。

赤くて美味しい実ができるらしい。



空気が澄んでいて、吉野川の流れがきれいに見える。

見えている橋は、瀬詰大橋かな。



磐座をすぎると、単独の男性が追い越して行った。



中之郷に着くとサクラに小さな実が沢山できていた。

日差しは強いが、空気がスッキリしていて爽やかだ。



道の両側には真っ赤なヤブウツギが咲き誇っている。



眼の前にお高越山の山頂が見える。

ヤマナシの木は今年も花を咲かせたのだろうか。



トゲアザミが沢山咲き始めている。



アザミに黒いアゲハチョウがやってきて、盛んに吸蜜している。



クロアゲハだろうなあ。



万年池にはカキツバタ?がきれいに咲いていた。



中ノ郷から少し登ると、ツリバナの木が群生しているところがある。

ちょうど可愛い花が咲いていた。



土手のようになっている所は「桜の馬場」の看板がある。



此処からしばらくの間は、二年ほど前にヤマザクラが植林された。

根付いているものが殆だが、根付かずに枯れている株もある。



二人静が咲き始めていた。

やっと山頂まで2キロの標識。



マルバウツギが満開。

モチツツジも見事に花を咲かせている。

モチツツジがこの様に纏まって花を咲かせているのは珍しい。



植林されたサクラには寄贈者の名札が這ってある。

岐阜県の人だった。



今頃咲き始めているユキモチソウ。



お高越山の参拝路は上に行くほどキツくなる。

おまけに景色が何も見えないので、ひたすら登ることとなる。

500mが長い。

やっと頂上まで1.5キロ



足元にヘビがいて家内が驚く。

アオダイショウの子供かと思うが良く見ると、ニホンマムシだ。

マムシは人が近づいても平気で逃げようとしない。

勢い付けて飛び越えていく。



緩やかなところに来ると合掌の標識。

此処から神域に入る。



踏ん張って登ると不動小屋に着く。



小屋に座って一休み。

冷やしたドリンクが殊の外美味しい。

この小屋が改修されたのは、ついこの間のような気がするが、もう5年も経っている。



旧の女人堂はドンドン朽ち果てていっている。



赤門を潜ると直ぐに行場の標識がある。

久しぶりに行ってみる。



以前より道がザレている。

石積みのある広場まで行くと、ヤマシャクヤクが出迎えてくれて。



この先はどうも行けそうにない。

タニギキョウが沢山咲いている。



引き返して高越寺に向かう。



男性3人組がハアハア言いながら追い抜いていった。

くん検しているのかな。



大門のイノシシの彫り物



高越大権現にお参り。

この扁額は蜂須賀茂韶氏が書いたらしい。



庭には鈴蘭とクリンソウが咲いていた。

オンツツジ見物の人達だろうか大勢が休んでいた。

井戸の水が冷たくて美味しいと言っていた。

こんな山の上なのに井戸水が豊富なのが不思議だ。



高越神社に上がってお参り。



神社裏の三角点に登る。

三角点の標高が1122mなので「いい夫婦」と読むらしい。

夫婦の聖地の看板がある。

住職が設置したようだ。



お太師様もお久しぶり。



船久保のオンツツジを眺める。

新聞には見頃と書いてあったが、例年比べてピンク色が少ししか見えない。



アオダモが綺麗に咲いている。

コバノガマズミやガマズミの花はもう終わり。



奥の院に向かうとオトシブミが沢山落ちている。



奥の院大権現と高越大権現にもお参り。



奥の院から更に奥に回る。



山門の向こうの駐車場には沢山車が停まっている。



ニホンカモシカが住んでいる斜面には、シャクナゲが咲いているがもう殆ど花の終わり。



お地蔵さんにお参りする。

側の蹲には宝暦二年の年号が刻まれている。

270年も前のものだ。



高越寺の境内に戻って昼食。

法螺貝の音がして、男性が二人登ってきた。

役行者の像などを掃除していた。



冷たいお茶をタップリ飲んで下山開始。



トチバニンジンに蕾が出来ていた。

新しい女人堂に寄ってみるが此処もボロボロ。

今でも使われているのだろうか。



後は黙々と下山する。

ムサシアブミの葉がでっかくなっていた。



スイカズラと山柿の花かな?



登山口に帰ってきた。

土砂崩れで道の側面が崩れているようだ。

工事が始まっていた。

今日は、高松では30度以上あったらしい。

登山道がエグレテイルお高越山では灼熱地獄かと思ったが、涼しい風が吹いて快適だった。

汗もかかなかったが、体重は2.5kg痩せていた。





総歩行距離 11.3キロメートル

累計標高差 ±1204m

総行動時間 7時間30分



里山倶楽部四国

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