冬の里山 雲早山  2016.02.16
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- 最高の天気 心ゆくまで眺望と霧氷を楽しむ -

夕べは卒論の発表会の準備で遅くまで起きていたが、家内が雲早山に霧氷を見に行こうと言う。

天気予報からして間違いないと言う。

ちょっと眠いが土須峠に向かう。



神山に入ると砥石権現と鹿舞ダキ山が真っ白になっている。

しかし、もうまっ晴れの青空となっており早く登らなければ霧氷が消えてしまいそう。



昨日の雨が雪になっていると思っていたが意外と雪は少ない。

氷柱も少ない。



スーパー林道は数センチの積雪。

降ったばかりの雪なのか誰の足跡も付いていない。

雲早山の稜線はあまり白くなっていない。

今日は霧氷は見ることは出来ないかな?



今日の高城山は素晴らしい。

何時も朝は雲が巻いているのだが、真っ青な空に白い雪を纏った高城山はなんとも言えない。



鹿舞ダキ山と砥石権現そして西砥石権現も青空に映えている。

その内に粉雪が舞い始めた。



9時21分 登山開始

今日は誰の足跡も付いていない。



ブナの倒木を過ぎるともう霧氷で真っ白。

林道から見ると霧氷が無いようだったが嬉しい誤算。

気温は-6.3度と今年の雲早山では最低。



樹間に見える高城山や赤帽子山も真っ白。



トラバースに入るといよいよ霧氷が美しい。

しかし、青空になるのが早すぎる。

早く登らないと霧氷が落ちてしまうかも。



早く登らなければと思うがあまりの美しさに足が止まってしまう。



こんな下の方にこれだけの霧氷が付いているのは初めて。



見ている間に霧氷が育っている。

空は晴れて日が差しているが冷たい空気が谷から吹き上げているのだろう。



神山の向こうに見えているのはお高越山だろうか?

薄く雪を被った姿が美しい。



霧氷の林の中を登って行く。



パラボラアンテナに着く。

10時23分

あまりに霧氷が綺麗なので1時間以上掛かってしまった。



雲がすごい勢いで流れている。



少し休んで頂上に向かう。



稜線の霧氷は見事に育っている。



先日見た霧氷はモンスターのようだったが、やはりブナの繊細な霧氷が一番美しい。



雲早山の霧氷の素晴らしさは、歩く目線のすぐそばに素晴らしい霧氷が広がること。



青空が広がり日が差しているにもかかわらず霧氷が落ちる気配が無い。

それどころか益々真っ白になっていく感じがする。



あまりに素晴らしすぎで写真を写すポイントが絞れない。

どちらを見ても最高の被写体だ。





こんなに低い所にも霧氷が一杯。



見上げてもこれでもかの霧氷。



アップにしても美しい。



堂々と立つブナはすごい存在感だ。



青空に流れる雲もまた躍動感があって素晴らしい。



私達が一番乗りかと思ったら鹿君がもう散歩している。



沢山のブナがあるがそれぞれに味がある。

ごっつい感じのブナは存在感が強烈。



こんなに素晴らしい霧氷は次いつ出会えるか解らない。

心ゆくまで楽しむことにする。





風が無くなり、何時もならバラバラと霧氷が落ちてくる時間帯だが今日は霧氷が落ちる気配は無い。



このオリンパスブルーの色合いを見てほしい。

霧氷を写すのにはオリンパスが最高。



鹿の鳴く声がする。

頂上直下の斜面に沢山の鹿が居る。

私達を見ているが逃げもせずにジッとしている。

食べる物も無いだろうに何故こんな上の方までやってきているのだろうか。

そんな所でウロウロしていると撃たれちゃうよ。



これでもかと枝一杯に霧氷の花を開いているブナ。



稜線に留まっていつまでも眺めていたいがとりあえず頂上に向かう。

頂上直下の霧氷のトンネルは育っていない。

10時58分 頂上着。



頂上の木々にも霧氷が一杯。



目の前にドデーンと高城山。



高城山の頂上左には一の森と次郎笈がちょっぴり顔を出している。



石立山も存在感がある。



高丸山と西三子山



記念撮影して素晴らしい眺望を楽しみながら昼食。

眉山や徳島市内もよく見えている。

食後、コーヒータイムでまた430をワッチ。

上板の局と少し交信。

帰ろうとすると家内がもう帰るのかという。

こんな素晴らしい景色はもう二度と見えないかもしれないのでもう少し眺めていたいという。

もう一局神戸の西区の局と交信するが流石体が冷えてくる。

もう十分楽しんだので名残惜しいが下山することにする。



カエデの霧氷はまた違った魅力がある。



花咲爺さんが灰をまいたような霧氷。



今日はいつまでも霧氷が落ちない。

それどころか益々真っ白になっていく。



またまた足が止まってしまう。



この青空の深い色は霧氷の白さとのコントラストで更に美しくなる。



パラボラ分岐から高城山縦走路のピークで三嶺を眺める。



高城山縦走路は素晴らしい雪原になっている。

誰の踏み跡も無い雪原を歩くのは最高の贅沢。



まだ真っ白な霧氷を楽しみながら下山。

誰かが登ってきて引き返した足跡がある。

頑張って登れば素晴らしい霧氷を見ることが出来たのにと思う。



13時31分 登山口着。

モトクロス自転車の轍がある。

先ほどの引き返した足跡はこの自転車に乗ってきた人の足跡だろう。



後は林道をノンビリと帰る。



振り返ると雲早山の稜線はまだ真っ白。

朝は全く霧氷が見えなかったのに、昼前になって霧氷が発達したようだ。

今日は神山温泉は改装のため休み。

家に帰るとあまり寒い所でユックリした所為か咳が出だした。

風邪を引いたのかも。

でも素晴らしい霧氷や眺望を心ゆくまで楽しんだので風邪を引いたことぐらいなんてこと無い気分だ。






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