春の里山 雲早山 高丸山      2018.05.05
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シロヤシオ満開 雲早山 高丸山縦走路 -

毎年、5月10日前後に雲早山、高丸山縦走路のシロヤシオが満開となる。

所が今年は樹の花の咲くのが早い。

昨日の章さんのレポートに依ると、高丸山直下のシロヤシオが満開だとの事。

これは急がなくては。



家内が朝5時前に私を起こす。

こんなに早く起こすのは、雲早山から高丸山ピストンを狙っているのに違いない。

今までに二回ほどピストンしたが、結構キツイ。

アケボノ岩までの往復にしようと言うが相手にしてくれない。

今日も目一杯の歩きとなりそうだ。

雲早山登山口に一番乗り。

6時52分 出発。

エンレイソウの花はもう枯れ掛けていた。



ヤマウツボももう枯れ掛けている。

やはり此の山でも花の咲くのが早いようだ。



桂の広場では丸い若葉が甘い香りを漂わせていた。

イチリンソウが少し咲き始めている。



昨日登った砥石権現が、木々の間から覗いている。



家内はドンドン登っていくが、私の足取りは重い。

やはり昨日の疲れがまだ取れていないようだ。

パラボラ分岐着。 7時43分。

51分も掛かっている。

前回より10分も遅い。

一回も休まず、一生懸命登ったのに。

先行きが心配。



天気は快晴。

高城山や砥石権現、そして其の奥に三嶺も綺麗に見えている。

縦走路は、少し肌寒い位で山歩きには最適だ。



タンナサワフタギは、新芽が芽生えたばかり。

濃いピンクのミツバツツジが、咲き誇っている。

ツルギミツバツツジだろうか。



ブナに花が沢山咲いている。

今年はドングリが豊作になることだろう。



シャクナゲが沢山蕾を付けている。



何処まで行ってもミツバツツジの花盛り。

今年は特に花付きが良い。



右に西三子山を眺めながら下って行く。

正面に高丸山。



眼の前にアケボノ岩が見え始めた。



カマツカに小さな丸い蕾が出来ている。

ここのカマツカの葉は、まるで紅葉しているように褐色に光っている。



細尾根に入っていくと咲いていました。

純白のシロヤシオ。



此のあたりではすでに満開状態。

去年は寂しいほどしか咲いていなかったのに、今年は当たり年のようだ。

アケボノ岩までは厳しい上り。



シャクナゲの根が張っていて、転ばないように登っていくとシャクナゲが満開。



シャクナゲ爆発。

今年はシャクナゲも当たり年。



足場が悪いので見惚れるわけにも行かない。

慎重に登っていく。



こんなに見事に咲くのは珍しい。



アケボノ岩に登ると、まだアケボノツツジが咲き残っていた。

枯れて折れてしまったブナには、今年もヤシャビシャクが咲いている。



今では、アチコチの山でヤシャビシャクの花を見るようになった。

しかし、最初にこの花を見たのは、此のブナの木だ。

ブナは枯れて折れてしまったが、ヤシャビシャクはまだ毎年咲いている。



またヤセ尾根を登っていく。

回りにはシロヤシオが咲き誇っている。



次のピークはシャクナゲが満開。



見事なシロヤシオの向こうに雲早山。



あまりの見事さに足が進まない。

そういえば今日は誰とも出会わないなあ。

と思っていたら、男性が一人高丸山方向からやってきた。

何時ものシロヤシオの季節なら沢山の人と出会うのだが、まだ咲いているのが知られていないのかも。



シャクナゲの咲き誇るピークを越えて行く。



ブナの新緑が輝いている。



日が差すと純白のシロヤシオが更に輝く。



ほんの少しピンクのシロヤシオ。



石灰岩の岩場には、今年もヤマシャクヤクの花が。

今年は、沢山の花が一斉に咲いたようで見事だ。



ヤマシャクヤクの前のシロヤシオは一番見事だ。



高丸山への最後の登り。



高丸山直下には、アケボノツツジがまだ見頃に咲いている。



11時25分 高丸山山頂着。

パラボラ分岐から、3時間40分ほど掛かった。

今日は高丸山の春の祭典なので、山頂には大勢が登って休憩している。



振り返ると雲早山からの縦走路が見える。

あすこを歩いてきたんだ。



少し休んでから、引き返すことにする。



転倒しないように注意して急坂を降りる



ブナの又にはヤシャビシャク。

シャクナゲは午後になって、益々見事に咲きだした。



シャクナゲのピークを過ぎてから、シロヤシオを見ながら昼食。



昼食後登り始めると、ボランティアで一緒の男性がやってきた。

今日は山の遠足で縦走中との事。

後から大西さん達がやってきた。

毎週、皆さんを案内するのは大変だなあと思う。



またシロヤシオを楽しみながら、登り返していく。



ピークで振り返ると、旗立山の東屋が見えている。

ツクバネソウに花が咲いている。



細尾根を登ってアケボノ岩まで帰ってきた。



アケボノ岩から急坂を下って行く。

疲れた足には、不安定な急坂を下るのが応える。

細かな石のザレ場と浮き石と木の根と、滑りやすい要素が一杯。

滑ったら大怪我間違いなし。

登るよりも随分と時間がかかってしまった。



可愛いタニギキョウが沢山咲いている。

小さな花を撮影しようとして、ふと気がつくと眼鏡がない。

シャクナゲピークで休んだ時に、メガネを外したような気がする。

ハッキリと場所が解らないし、引き返すのは大変。

登山用に使用していた眼鏡なので、傷だらけになっている。

諦めることにする。

携帯品保険で保証されるが、申請がややっこしい。



赤い花はヤマモミジだろうか。



ブナ林に入ると、カタクリが沢山咲いている。

朝には気が付かなかったが、日が射して元気になったようだ。



パラボラ分岐に帰ってきて、雲早山山頂に向かう。



イシヅチテンナンショウが咲いている。



雲早山山頂着。

16時11分。

高丸山山頂から4時間30分も掛かった。

ヤセ尾根の下りに随分と時間がかかった所為だろう。



歩いて来た尾根を眺める。

こうやって見ると直ぐ近くのようだ。



高城山を背にして記念撮影。



さあ帰ろう。

ヒナワチガイソウが沢山咲いている。



下山路には白いシコクスミレとピンクのコミヤマカタバミが目を引く。



朝より沢山咲いているイチリンソウを見ながら登山口へ。

登山口、17時19分着。

前回ピストンしたときより30分ほど長く掛かった。

家に帰ってシャワーを浴びると、心地よい疲れ。

何とか、今回も楽しく歩くことが出来て良かった。

何時まで此のような山歩きが出来るかわからないが、足腰を鍛えてできるだけ長く楽しみたいと思う。


 


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