冬の里山 雲早山  2019年02月12日  
里山倶楽部四国編 

- 青空に映える霧氷 雲早山 -

連休中は、ミゾレや小雪が降ったりしてスッキリしない天気だった。

今日は久しぶりに快晴の予報。

もしかしたら霧氷を期待できるかもしれない。



雲早トンネルまでの車道はほとんど積雪がなく、斜面の氷柱も小さくなっている。

スーパー林道に入ると、高城山の頂上には雲が巻いている。

砥石権現は霧氷で白くなっている。



路面には薄く雪が積もり、昨日までの足跡は消えている。

気温はマイナス6度。



登山口でアイゼンを履く。



何時ものようにカツラの広場で休憩。

服装調整をする。

何時もなら稜線まではジャケットは着ないのだけれど、今日は少し寒いようなのでダウンを着用。

先日ワークマンで購入した激寒用手袋を着用。

激寒用でスマホ対応だと言うので購入した。

マイナス20度の冷凍庫内でも作業可能との謳い文句に釣られたのだけれど。



ブナの倒木のあたりまで来ると霧氷がビッシリ。

真っ青な空に輝いている。



こんなに下の方まで霧氷が付いているのは珍しい。



トラバースに入ると益々霧氷が多くなる。



登山路はまだ日が差さないが、霧氷の付いている樹冠は朝日があたっている。

ついつい見とれてしまう。



所が、手の指が冷えて痛くなってきた。

手の平などは汗をかくほどなのだが、手の指が冷たい。

インナーグローブを履くがやはり指先が痛い。



登っていくと登山道にも日が差してきた。



霧氷の向こうに神山の山々。



霧氷は綺麗だが、手の指は益々痛くなる。

数年前までは、此の位の寒さでは何ともなかったのに。

不整脈で、血流が十分に血管の末端まで通っていないのかもしれない。



霧氷に見れれながらパラボラ分岐に着く。

リュックを下ろそうと思っても、手の指がかじかんでバックルが外せない。

家内にホッカロンを出してもらい、手袋を脱いでポケットの中で指先を温める。

血が通い始めると、暫く指先に痛みが走る。

痛みがなくなった所で、登山用の手袋に変えて手袋のポケットにホッカロンを入れる。

ダウンジャケットの上にウィンドブレーカーを羽織り、ネックウォーマーも装着。



稜線に向かうと風は殆ど無い。



あまり大きくは発達していないが、ビッシリの霧氷が綺麗だ。



日が差すと白く輝く。



綺麗だなあ。



ブナの霧氷は特別に綺麗だ。



高丸山はあまり霧氷がないみたいだ。

雲早山とは近くの山だけど、風の流れが違うのだろうか。



風が無いので寒さを感じない。

心ゆくまで霧氷を楽しむことが出来る。



少し進むとまた素晴らしい霧氷。

こんなに霧氷が綺麗な日は珍しい。



振り返ると空が真っ青。

空の青さは太陽を背にすると濃くなるようだ。



シャクナゲ尾根の方も真っ白。



振り返り振り返り、なんとか雲早山山頂着。



高城山が目の前に聳える。



西峰山と高丸山



気温はマイナス8度だが、風もなく日が差しているので寒く感じない。



暫く眺望を楽しんでから下山。



段々気温が上がってきて暖かくなる。

いつもの岩陰で昼食。

暖かくなったので、ウィンドブレーカーを脱いで手袋もインナーだけにする。



パラボラ分岐から高丸山縦走路に向かう。

ピークから高城山方向を眺める。



高城山の右に三嶺が見える。

気温が上がってきたのか、空が少し霞んできた。



縦走路を少し歩いてみる。



この尾根には背が低いブナが多くて、眼の前に霧氷を楽しむことが出来る。



一周りしてから下山することにする。



気温が上がってきたが、まだまだ霧氷は綺麗だ。



こんなに霧氷を沢山楽しむことが出来たのは初めて。



雪が緩んで歩きにくくなった道を下山。

林道に出て振り返ると青空に霧氷が真っ白。

今年は雪が異常に少なく、満足のゆく雪山歩きができていない。

しかし、こんなに綺麗な霧氷をタップリ楽しむことが出来て大満足。

春までに、もう一度寒波が来るのだろうか。



里山倶楽部四国

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